トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

心配する事は

2010-09-20 18:54:25 | ポエム
仕事を山のように積んだまま連休に突入してしまった。

どれから片付けたら効率よく終わるだろうか。
もし、出来なかったら。

いつも一緒のパートさんに
『仕事が時間通りに終わりそうもなくて焦ったりしませんか?
終業時間までが短く感じませんか?』と聞いてみた。

『私、割り切ってるから。出来ないものは出来ないって返しちゃうよ。』

そうか。割り切って返してしまったら良かったのだろうか。

私は『時間が短い。残業分を他の日で調節できない。仕事が増えてしまったから
残業代をつけれるようにして欲しい。』とお願いした。

数日後『時間が短いかい?じゃあパートの勤務時間を長い方に申請してみるかい』と
言われた。

『勤務時間を長くして欲しい事を人事に認めてもらうには、今の仕事内容では
足りないんだよね。他の責任の重い仕事もするという契約に変えてもらう事に
なるんだけど、大丈夫?』

ただ、消化できない残業は残業代にかえて欲しいと思っていたんだけど
残業というのはやはり認められない。
それなら毎日の時間の長い方に代えるしか今の状態を改善する方法はないと言うことだ。

ずっともう少し長く働きたいと思っていた。
収入をもう少し増やしたいともうひとつ仕事を探し続けていたから。

今以上に仕事が増えて、責任も重くなる。
でもチャンスだと思って『お願いします。 』と言った。

しかし、その返事をした日から、失敗の連続。
仕事はちっとも片付かない。

家に帰っても『明日はあの仕事をやってこの仕事をやって』と頭で何度も
シュミレーションをして『出来なかったらどうしよう。また間違ってたらどうしよう』

仕事に行っても『もっと頑張っているところを見せないと、こんなんで申請出したの?
って思われてしまう』と悪い癖の人の目、誰かの評価が気になってなんだか上手くいかなくなった。

気が休まらない。
夜もぐっすり眠れない。

前にも申請をだした事があった。
でもその時は入社して1年過ぎたばかりだったし、仕事の量もそれ程多くなかった。

申請は却下されてもそれ程ショックじゃなかった。

結婚して短いパートの仕事はしてきたが、お兄ちゃんが生まれてからは、全く
仕事をしていなかった。

終わりのない借金地獄とアルコール問題にDV問題。
閉塞された空間の中で沢山の自分を見失った。

離婚して全てに自信を失った。
それでも何とか気力を奮い立たせ10年ぶりに今の仕事に就いて、最初は電話すらまともに出れなかった。

なんとか仕事をこなし『ありがとう。助かった。頼んでよかった』と初めて認めてもらった時『まだ私にも出来る事があるんだ。私はダメじゃなかったんだ。』
その時の救われたような想いは今も忘れられない。

『これからここで一生懸命、自分のやれる事をやってチャンスを待とう。』そう思ったんだった。
そうして、4年半かけて失った自分を取り戻してきたんじゃないか。
もしダメたったとして、それがどうだと言うのだ。
自分の何かが変わるというのか。
ダメだったらまた振り出しに戻ってチャンスを待てば良いじゃないか。

認めてもらえたなら、また自分のできる限りの力で頑張っていけば良いじゃないか。

誰かの評価を気にするのは、傲慢な自分がいるから。
神様になりたいと思う自分がいるから。

自分は自分のままで良い。
落ち着け。わたし。


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2 コメント

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おはようございます (acmirai)
2010-09-22 08:37:29
 お久しぶりです。

 いつもちっこさんのブログで気づきをもらったり、励まされたりしています。
 特に最近の息子さんの成長ぶりには、目を見張りまるで、我が子のように誇らしさでいっぱいです。
 
 お仕事、キャリアを積むと悩みも壁も質が
変わってきますよね。
 たとえ、パートでもアルバイトでも。
私も今のパートを始めて15年目に入りました。
 女性ばかり数百人の特殊な職場なので、人間関係に疲れて何度も辞めたいと思いました。
 でも、今では大嫌いだった先輩が定年で退職されて、素直に寂しいと思える自分に驚いています。
 そのときは苦しいと思って、限界だと思っても
時間薬で乗り越えられるものなんですね。

 こういうとき、お仕事はお金だけじゃないな、とつくづく思います。
 生きがいだったり、居場所だったり、自分の存在価値を見いだせることが少なくないからです。
 もちろん、労働の対価としての賃金は正当な評価であってほしいけれど
(多ければ多いほどうれしいですが)
それでも、お金のためだけじゃないからこそ
頑張れるのかな、と思います。

 ちっこさんのお仕事への姿勢がお子さんたちにも良い影響を与えているのは明白です。
 お体を大切に、腹八分目くらいでがんばりましょう!
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acmiraiさんへ (ちっこ)
2010-09-22 21:16:49
お久しぶりです。

昨日まで悶々としていましたが、
今朝会社に着いた時に『こうやって、通える場所があるって幸せなんだな』って思えたら
急に気持ちが楽になりました。

acmiraiさんの言うように、お金には変えられない、居場所が会社にはあります。

仲間も増えたし。。
今回は残念な結果だったけど、まだ自分の器じゃなかったという事ですね。

元気が出ましたありがとうございます。
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