いつも夫には余計な事を言ってはいけないと思ってきた
お金の事は特に心配をかけてはいけないと思っていた
「お金がない」と言ったら夫が安易に借金やギャンブルでお金を調達しようと
するんじゃないかと心配だったからだ
私がお金の事で真剣に話をする時は借金の発覚や家のお金を持ち出された時だけだった
泣いて、詰って、家出して
そのどれもが夫に届く事はなかった
どんなに詰っても私は何事もなかったようにお金を夫に渡し続けたからだ
その陰でどんなに家計が苦しく、穴の開いた靴下を何日も履き続けたり
果物ひとつも何十分も悩んで買えなかった事を夫は知らない
私が言わなかったからだ
夫は決して家の貯金の事を聞くこともしなかった
私にはわずかな貯金でも夫が
「こんなにあるなら少しくらい使っても大丈夫か」と思われるのが恐かったからあえて触れることをしなかった
「大丈夫?」と聞かれれば「大丈夫」と応えた
夫が無収入になって半年が過ぎた
自営業を始めると失業保険に申告してしまった為に無収入なのに
失業保険は4分の1に減ってしまった
夫はすぐにも売上を上げられると思っていたらしいけれど
未だに一個も売れない
ダラダラと貯金を下ろすと駄目だと思い、今までの給料日と同じ日にひと月に最低限度必要な金額を下ろして次の月まで遣り繰りする方法をとっている
それでもその他に光熱費や税金の振込み、保険の支払いなどでどんどん貯金が減ってしまった
夫が貰った任意整理の100万も夫の講習やその他の経費であっという間になくなってしまった
夫は初日に上手くいかなかっただけで
「駄目だ!今月は捨てたから。名刺配りと感覚取り戻すのに使わせてもらうわ。」と簡単に言った
私も「頑張って」とだけ言った
しかし昨日お金を下ろして見た残高に愕然としてしまった
このまま行くと退職金もいつまで持つか分からない
私も試験など受けずにすぐ働いた方が良いのだろうか
それともいける所まで行ったほうが良いだろうかと悩んでいたら
不安で昨日は眠れなくなってしまった
友達のご主人も去年リストラにあって半年ほど就職活動をしていた
友達はその時家を買ったばかりで貯金を頭金に全て使ってしまっていたのだと言う
退職金もあまり出ず頼りは失業保険のみ。
なかなか決まらない職。否応なく生活を切り詰めなくてはならなくなった
ご主人はとても高い給料を貰っていたので、失業保険だけの暮らしの落差に
本当に戸惑ったと言う
夫にも「お金がないからおかずは一品で丼物しかだせない。お昼も貰ったソーメン以外出せない」と言って食事を用意してだした
その都度今の生活状況を説明し続けたと言う
それでもご主人さんは「すぐ見つかるさー」と暢気だった
子供のおやつも今までのように買ってやれない。
ひとつの袋のポテトチップを争うように食べて袋に残った粉までなめてる
子供達を見て友達はオイオイと家族の前で泣いたのだと言う
それを見たご主人は初めて事態の深刻さを理解し一念発起し無事就職した
私は家族の前で素直にお金のない事を打ち明け、夫さんに荷物を返した友達を本当に凄いと感心した
私は夫に弱みを見せたりしない
夫に夫が仕事を辞めた事によって起こっている「現実」と言う荷物を渡そうと思った事がなかった
いつも夫に荷物など持てないと決め付けていたのだ
夫に荷物の重さを知ってもらう事すら思いつかなかった
今朝、夫に「昨日お金下ろしたら残金があまり残ってなくて凹んだよ。
このままじゃいつまで貯金がもつか分からない。
悩んで昨日は眠れなかった・・」と打ち明けた
夫は「そんなに減っちゃった?」
「うん。あと十ヶ月持てば良い方かも。生活費の他に税金も保険も引かれるから・・」
「そうか・・。」と言ったまま無言
出かけに「俺も少し気合入れて頑張るよ」と言った
「私ももっと遣り繰り頑張ってみるね」
夫が私の言葉で一攫千金を狙ってしまうかもしれないとフッと不安がよぎったが
それは夫の受け止め方なので考えない事にした
今ある現実の荷物を受け取ってもらう
夫が始めた自営で家計がどうなっているか知ってもらう
夫の荷物は夫に返さなくちゃなと感じた
言った後私の心が少し軽くなっている事が嬉しかった
今日も聞いてくれてありがとう
お金の事は特に心配をかけてはいけないと思っていた
「お金がない」と言ったら夫が安易に借金やギャンブルでお金を調達しようと
するんじゃないかと心配だったからだ
私がお金の事で真剣に話をする時は借金の発覚や家のお金を持ち出された時だけだった
泣いて、詰って、家出して
そのどれもが夫に届く事はなかった
どんなに詰っても私は何事もなかったようにお金を夫に渡し続けたからだ
その陰でどんなに家計が苦しく、穴の開いた靴下を何日も履き続けたり
果物ひとつも何十分も悩んで買えなかった事を夫は知らない
私が言わなかったからだ
夫は決して家の貯金の事を聞くこともしなかった
私にはわずかな貯金でも夫が
「こんなにあるなら少しくらい使っても大丈夫か」と思われるのが恐かったからあえて触れることをしなかった
「大丈夫?」と聞かれれば「大丈夫」と応えた
夫が無収入になって半年が過ぎた
自営業を始めると失業保険に申告してしまった為に無収入なのに
失業保険は4分の1に減ってしまった
夫はすぐにも売上を上げられると思っていたらしいけれど
未だに一個も売れない
ダラダラと貯金を下ろすと駄目だと思い、今までの給料日と同じ日にひと月に最低限度必要な金額を下ろして次の月まで遣り繰りする方法をとっている
それでもその他に光熱費や税金の振込み、保険の支払いなどでどんどん貯金が減ってしまった
夫が貰った任意整理の100万も夫の講習やその他の経費であっという間になくなってしまった
夫は初日に上手くいかなかっただけで
「駄目だ!今月は捨てたから。名刺配りと感覚取り戻すのに使わせてもらうわ。」と簡単に言った
私も「頑張って」とだけ言った
しかし昨日お金を下ろして見た残高に愕然としてしまった
このまま行くと退職金もいつまで持つか分からない
私も試験など受けずにすぐ働いた方が良いのだろうか
それともいける所まで行ったほうが良いだろうかと悩んでいたら
不安で昨日は眠れなくなってしまった
友達のご主人も去年リストラにあって半年ほど就職活動をしていた
友達はその時家を買ったばかりで貯金を頭金に全て使ってしまっていたのだと言う
退職金もあまり出ず頼りは失業保険のみ。
なかなか決まらない職。否応なく生活を切り詰めなくてはならなくなった
ご主人はとても高い給料を貰っていたので、失業保険だけの暮らしの落差に
本当に戸惑ったと言う
夫にも「お金がないからおかずは一品で丼物しかだせない。お昼も貰ったソーメン以外出せない」と言って食事を用意してだした
その都度今の生活状況を説明し続けたと言う
それでもご主人さんは「すぐ見つかるさー」と暢気だった
子供のおやつも今までのように買ってやれない。
ひとつの袋のポテトチップを争うように食べて袋に残った粉までなめてる
子供達を見て友達はオイオイと家族の前で泣いたのだと言う
それを見たご主人は初めて事態の深刻さを理解し一念発起し無事就職した
私は家族の前で素直にお金のない事を打ち明け、夫さんに荷物を返した友達を本当に凄いと感心した
私は夫に弱みを見せたりしない
夫に夫が仕事を辞めた事によって起こっている「現実」と言う荷物を渡そうと思った事がなかった
いつも夫に荷物など持てないと決め付けていたのだ
夫に荷物の重さを知ってもらう事すら思いつかなかった
今朝、夫に「昨日お金下ろしたら残金があまり残ってなくて凹んだよ。
このままじゃいつまで貯金がもつか分からない。
悩んで昨日は眠れなかった・・」と打ち明けた
夫は「そんなに減っちゃった?」
「うん。あと十ヶ月持てば良い方かも。生活費の他に税金も保険も引かれるから・・」
「そうか・・。」と言ったまま無言
出かけに「俺も少し気合入れて頑張るよ」と言った
「私ももっと遣り繰り頑張ってみるね」
夫が私の言葉で一攫千金を狙ってしまうかもしれないとフッと不安がよぎったが
それは夫の受け止め方なので考えない事にした
今ある現実の荷物を受け取ってもらう
夫が始めた自営で家計がどうなっているか知ってもらう
夫の荷物は夫に返さなくちゃなと感じた
言った後私の心が少し軽くなっている事が嬉しかった
今日も聞いてくれてありがとう
教わったことがあります。
読んで字の如し、「自分の慢心」思い上がりという
意味だそうです。
私もずっと「私さえ我慢すれば」と思い込んで
きました。
でも、その我慢で何も好転はしなかった。
思い上がっていたんですね、自分が何でもできると。
相手を信頼していなかったんだな、と気づきました。
ちっこさん、ご主人に言えてよかったですね。
本当ですね。本当の我慢とは?
自己犠牲とは違うんですよね
私も良く思っていました
「私さえ我慢すれば」って・・・
我慢すれば何でも思い通りに動かせるって思ってたんですよね
本気で。。。
今、考えても恐い信念ですよね。
我慢=傲慢。実感です
とても勉強になりました
ありがとう
どうして私の心が見えるのだろうといつも不思議でした
「あなたの為にこんなに我慢しているのよ」と言う気持ちが1番いけかったのかもしれないなって思います
嫌なら好きなようにすれば良かったんですよね
誰かのせいにして我慢するのが1番被害を大きくしてしまったなって感じます
私も事実だけを受け入れられるようになりたいです
いつもありがとう