トンネルの向こう側

暗いトンネルを彷徨い続けた結婚生活に終止符を打って8年。自由人兄ちゃんと天真爛漫あーちゃんとの暮らしを綴る日記

メール

2006-12-07 19:29:58 | 元夫婦
町内会の忘年会の話し合いに参加していたところに夫から電話が掛かってきた

「この前の友達の会社の増資の件で実印がいるんだって。どこに入っているのかな」

背中をつめたい汗が流れていく
夫の友達の経営するお店を増資して会社にする為に夫に名前だけ貸してと言われ
たと話を聞いた

名前だけで連帯保証にはならないと言われ安心していた

「実印は押さないんじゃなかったの?名前だけの重役でしょ?
契約書とか見たの?」と聞いた

「うん。大丈夫だって。」

グルグルと頭の中で考えるが答えが纏まらない
返事が出来ずに黙っていると
イライラしたように「じゃあ。断るか?」言った

断って欲しい。
でも夫の仕事と関わっている友達だし。。。
信用していないわけじゃないけれど・。。。

でも。でも。
その話自体本当なの?

頭の中は自問自答でいっぱい。
でも言葉がでない

ずっと黙っていると
「じゃあ。断るわ。それで良いだろ」
「でも断れるの?」

「ああ。仕方ないだろ」ため息混じりに言う
「そう。」と言いかけて電話が切れた

それからは話し合いどころではなくなった
おっとはああ言ったけれどやっぱり断れずだまって実印を持ち出したかもしれない

家に帰る足取りも重かった
私が帰ってくるのを待っているかもしれない

夫の顔を見て話をすれば絶対最後はうんと言ってしまう気がした

家の前には車は止まっていなかった
「行ったんだな。実印はどうなっただろう。。。」

家に着いて早速引き出しを調べると実印はそのままあった
ホッとしていると夫からメールが届いた

きっと「お前のせいで友達と関係が悪くなった」みたいに言われちゃうんだろうなと思って暫く放っておいた

さっき開いて見てみた。
涙が止まらない

「友達の話はなくなりました。重役になれるという話に浮かれて自分を見失うところでした
心配かけてごめんね。
今は現実を見つめて一個でも売れるように頑張るよ」

私も言えないが夫もノーと言えない人だった
そのために沢山のお金を無駄にしてきた

誰かの評価が1番大事だったから。
私の想いはいつも届くことなく夫のプライドの為に全てが摩り替わってしまってきた

夫は立ち止まってくれた
今ある自分を見つめてくれた

嬉しかった。
嬉しくて涙が止まらなかった

今日も聞いてくれてありがとう

(今日はちょっとだけ来てしまいました。またこれから勉強します。ではではまたね。)



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひまさんへ (ちっこ)
2006-12-09 22:02:23
ひまさんも大変な時に来てくださってありがとう

私は夫の母親でした
夫の全てを管理したくて夫のセリフまで考えている自分がいました

今、依存症を勉強してようやく夫の母親役を
抜け出そうとしているところです

夫と対等でいたい。
自立したい。
自分の足で立ちたいと心の底から思うのです

気遣ってくださってありがとう
休みながら頑張ります
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ねねさんへ (ちっこ)
2006-12-09 21:57:29
そうだと良いなぁ。

この家族をやっていてもう16年も経つのに
今が1番家族を愛しいと感じるんです

今まで外ばかり気になって見えてなかったんですね

家族も守りたいし、自分も大切にしたいなって感じます
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aiaiさんへ (ちっこ)
2006-12-09 21:54:04
夫が変わることを期待してはいけないとずっと肝に銘じて来ました

でも私が自立を目指す事で夫も何かを感じてくれているのならとても嬉しいです

「誰かを救うには自分が自立するしかない」といつか読んだ本を思い出します

「意思のあるところに道がある」とても良い言葉ですね。ちょっと泣けました。
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acmiraiさんへ (ちっこ)
2006-12-09 21:48:54
私も現実を受け止めようって思えました

私は夫の新しい仕事を応援する気になれずにいたんです
でも夫は前を向き始めているんだなと思えて
私も受け入れようと思えました

今が我が家の踏ん張りどころですね
ありがとう
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安心しました。 (ひま)
2006-12-08 00:35:30
お久し振りです。
自分の事にかまけてなかなかちっこさんのブログ訪問できませんでした。

ちっこさん、頑張ってますね。

ご主人のメールには(◎-◎;)ドキッ!!としました。
でも、断れて本当に良かったです。

ご主人のその後のちっこさんに対する対応も
良かったです。
友達の頼み、それも仕事がらみだと
確かに断り辛いし、友達を失うかも・・・ですよね。

でも、友達より、家族を・・・・自分の家族を守るって
言う事を優先してくれたんだと思います。
家長としての自覚が少しでも出てきてくれたんでしょうか?!

それにしても、ちっこさんはご主人にとって
「妻」と言うより
「母」の立場になっていますね。

私達夫婦の逆バージョンのような気がします。
私には、それが心地良いのですが、
ちっこさんは疲れませんか?
心配です。

どうぞ、お勉強も大変ですが、
心身共に気をつけてくださいね。
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人の評価を (ねね)
2006-12-07 21:41:33
基準にしてたらキリがないんよね。。。ちっこさんの私が家族を守っていくって気持ちが伝染してる感じするo(^-^)oダンナさん素直そうな感じするもん。
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何かが… (aiai)
2006-12-07 21:16:50
変わり始めているようですね!
たぶん、ちっこさんが変わったからだと思うな。
ちっこさんが、一生懸命勉強しているのも、きっと影響していると思う。
頑張ってね!

Where there is a will, there is a way!
(意志のあるところに道がある)…ですもの!
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よかったですね(^^)v (acmirai)
2006-12-07 20:08:22
 ちっこさんが踏ん張って、ご主人も踏ん張って。

 前に進むだけが進歩じゃなくて、踏ん張ることも
大事だなと思います。

 お勉強頑張ってくださいね。
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