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グアダルーペの聖母マリア(2 )

2009年10月15日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、

 メキシコでは、アステカの蛇の神に生きた人間の心臓がいけにえとして捧げられていました。アメリカ大陸は、蛇の最後の砦の一つでした。神殿の献堂式には一度に何万人もの人がいけにえとして捧げられたのです。

 天主は、エデンで蛇に警告しました。私は、おまえと女との間に敵対を置く、と。女はおまえの頭を踏み砕き、おまえは女のかかとの下敷きになるだろう。

 聖母マリアは、この戦いをまず、ローマでもなく、聖地でもなく、ヨーロッパでもなく、アメリカで開始しました。しかも、アメリカ大陸の地理上の中心で、アメリカ大陸の心臓で。

 1830年、パリのリュ・ド・バックで、ご自分の蛇を踏み砕いているお姿を不思議のメダイに描かせる300年も前に、ご自分を「蛇を踏み砕く者」として、フアン・ディエゴの叔父ベルナルディーノに教えています。

 1531年12月、アメリカ大陸で、聖母マリアの時代が始まりました。

 トリノにイエズス・キリストの聖骸布があるように、アメリカ大陸の真ん中に聖母マリアの姿を描き出したティルマがあるのです。

 アメリカ合衆国の独立の前に、教皇ベネディクト十四世は、1752年このティルマの聖母マリアをメキシコの保護者と宣言しました。ピオ十二世は、グアダルーペの聖母マリアをアメリカ大陸の皇后であると宣言しました。

 グアダルーペの聖母マリアは、信頼を持って呼び求めるすべての人の母親として、憐れみの母として姿を表しておられるのです。

グアダルーペの聖母マリアよ、我らのために祈り給え!

聖フアン・ディエゴよ、我らのために祈り給え!

愛する兄弟姉妹の皆様の上に天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

--このブログを聖マリアの汚れなき御心に捧げます--

アヴェ・マリア・インマクラータ!
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