【撮影地】 静岡県沼津市東椎路~西添町(沼川沿い、白隠さくら)(2009.4月撮影)
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そもそもサクラの語源は、”サ”は田の神、”クラ”は場所を表し、「田の神が依りつく所」を意味するらしい。古くから農民たちは、豊作を願い、桜の頃に「春山入り」と称して飲食物を携えて山で過ごす宗教行事があったようだ。日本人独特の桜の花に対する郷愁は、実は農耕民族のDNAに刻み込まれた古い記憶から来ているのかもしれない。
何はともあれ花見は庶民の娯楽へと変わっていき、江戸時代の参勤交代で全国に広がった。特に、徳川八代将軍吉宗は、これを奨励した。自らも、サクラの名所を選んで鷹狩りをやったようだ。
当時の花見の宴の様子は、落語の「長屋の花見」などで知ることができる。また花見は、西鶴の「好色五人女」に出てくるお夏清十郎の悲恋物語りのような男女の出会いの場所でもあったようだ。
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