tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ムエタイ

2019-12-05 23:03:50 | プチ放浪 都会編

1350年にスコータイ王朝が倒されアユタヤ王朝が構築された。アユタヤ王朝はタイシルクや香辛料で欧州との貿易が盛んになりタイは繁栄した。その繁栄と同時に多の戦争が繰り返され、王を護衛するためにタナイ・ルアークと呼ばれ高度の戦闘技術を持ったエリート集団親衛隊が作られた。そうした中でムエタイは格闘技術として発展をしてきた。

大きな繁栄をとげたアユタヤ王朝も強大な隣国、ビルマの攻撃を受けて崩壊しアユタヤの民衆はビルマの奴隷などとして囚われの身となってしまう。
ムエタイの伝説の達人ナヒ・カノム・トムはその頃の話だ。

ナヒ・カノム・トムはビルマ軍との戦いで捕らえられ、格闘技を見せる奴隷となった。ビルマの王に、もし12人に勝ったら自由の身にしようと言われ、見事、ビルマ戦士12人を打ち負かしたという伝説。

残念ながら生のムエタイを観る機会には、まだ会えていない。メキシコにも国技としてルチャ・リブレがあるがそれも観れていない。どちらも、いたるところで子供たちがムエタイ、ルチャ・リブレをやっていて国民的スポーツだ。
かつての日本でも、格闘技(プロレス)は庶民の娯楽だった。フアンの半分近くを占める少年少女たちのより強い者、ヒーローへのあこがれがプロレス観戦の動機だった。また大人が勝敗にこだわり、選手に感情移入することで手軽なストレス解消の手段として最高のものだった。

やったことがないからわからないが、たぶん、選手にしても苦しい練習に耐えている分、勝ち取った勝利にはこの上のない達成感があるのかもしれない。
はたして現代のムエタイの達人たちは何を志し、何と戦っているのだろう。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿