土曜のジャガイモ（18）

 

北の大地ではジャガイモの花が見ごろを迎え、観光客らの目を楽しませているようだ。花が赤紫色なのは「男爵」「キタアカリ」、白色は「とうや」「きたかむい」など。
わが家で5月にイチゴポットに植えた「キタアカリ」の苗は、一時、ラベンダーの大株の陰でいちご苗とともに、たくさんの葉を生い茂らせていたのだが、梅雨の到来とともに大量に発生したダンゴムシやナメクジに葉を食い尽くされ、丸坊主になってしまった。
一方、ラベンダーについては、害虫の被害を受けることもなく、今年も、紫色の美しい花穂に銀色の葉で、甘い芳香をあたりに漂わせている。

写真は青森の農家で撮らせてもらった一枚。

18世紀のフランスでの凶作を救う作物として、夜会で王妃マリー・アントワネットの帽子の縁や美しい髪に飾ったりしたジャガイモの花。午後にはしぼみかけてしまうから、朝露に濡れているうちが美しい。その花言葉は（慈愛）（深情け）（恩恵）。まさに、才色兼備。

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