正しくはウクライナ侵攻となる。ここ数日、GoogleニュースのUSA版のトップは、ウクライナの記事で埋め尽くされていた。アメリカは、正確にロシアの軍事侵攻を見抜いていたわけだ。それでも、何もできなかったのは、軸足が対中国にあるということ。
それを見越してプーチン大統領は、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟阻止のための強行だが、真の目的は隣国を意のままにする「力」の誇示でもありそう。
NATOもまた強く出れないとすれば、ロシアの軍事侵攻はウクライナ全土におよぶ。G7加盟国が強力な経済包囲網を築いたとしても、中国の抜け道がある。
平和解決の唯一の方法は、ウクライナを永久的な中立国にすることだが、どの世界を見渡してもそれを指導できる国はない。
こうした覇権主義は、いずれ中国へも飛び火する。その際、日本は戦火に巻き込まれないわけにはいかない。日本にできること、期待するのは世界の団結だ。