ぼくが小さい頃、今は亡き父親にドライブがてら連れて行ってもらった山間の温泉。
山奥の田舎のことなので、ぼろっちい脱衣所の窓から眺めた景色しか覚えていないけど、その窓から火の塊が見えた。
大きな火の塊がぶつかり合って、そして地上に落ちてばらばらに・・・。また小さな火が集まって大きな塊を作る。
「ホタル火だ」
お風呂から上がってきた父親が教えてくれた。ホタルの源平合戦。まさに「火垂る」。
あんな不思議な光景を実際に見れた人は、そう多くはいないだろう。
小さい頃、昆虫好きだったぼくは、いつか大きくなったらあの「火垂る」をじっくりと見てやろうと思っていた。ホタルをほとんど見かけなくなった日本では、もう、かなわない夢なのかもしれない。
・・・それでも、どこの温泉だったのだろう。
地図であたりをつけるも、はなはだ心もとない。
田沢湖と角館の中ほどの山々に囲まれた「夏瀬温泉」だろうか。それとも、仙南の「かみおか温泉」、あるいは、 なんがいの岩倉温泉や湯の神温泉だろうか。
とりあえず、盛岡から秋田まで46号線から 国道13号線を経由して秋田県道59号男鹿半島線へ。
ホタルが舞うころの再訪を目指してロケハンの雪道ドライブ。
・・・きっと、いつか観れるさ。I believe. ♪そんで彼女はクイーン
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