tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

溶岩フェチ

2018-03-29 21:54:02 | 大島笑顔100プロジェクト

石をこよなく愛する人がいる。いつだったか、その人が南米を旅行してて、空港で荷物が重量オーバーで止められたとか。
グランドアテンダントが冗談でトランクには石でも詰めてるんじゃないかと聞いてきたらしいのだが、実際、彼のトランクは旅先のあちこちで拾った石だらけ。
泣く泣く半分の石を空港に捨ててきたんだそうだ。

たしかに、石は何億年の前に地球の奥深くで生まれ、気が遠くなるような年月を経て、なんの偶然か地上にひょっこりと来たものだ。氷河に運ばれ急峻を転がり落ちて、怒涛の急流に飲み込まれ、いく年もいく年もその身を削られてやってきた。あるいは強い日差しにあぶられて、夜は凍てつく寒さに縮んで砕け散った片割れかもしれない。ぼくらの知らない世界を覗きてきたのだ。

ジオガイドの彼女は溶岩フェチ。なんで溶岩なのか。やはり趣味は説明不可だ。
一緒した三原山トレッキングの途中でモグモグタイム。天辺から吹き降ろす強い風を避けて、(彼女の大好きな)溶岩の影に座る。

「クイズです。どれが溶岩でしょうか?」

エクアドル産の豆をドリップしたあったかいコーヒーをサーモスから淹れながら、彼女お手製の石ころ状にかたどったクッキーをご馳走してくれる。
クッキーは溶岩を模してココアで黒褐色に、ところどころクラッシュしたナッツでさらに溶岩らしさをつけ足してある。

「これでしょ!」

テレビの番組なんかでの、本当は全部食べられるクッキーだというオチだろうと思いこんでかじったクッキーは本物の溶岩だった。
・・・ったく、溶岩フェチのすることは説明不可。

ちなみに、本物(?)のクッキーの方は、風味豊かで甘さも上等。大島の牛乳せんべいのような味。大島の観光土産として店に出せば人気商品になりそうなクッキーだった。また食べたいなあ。


無事帰還

2018-03-28 23:40:36 | 大島笑顔100プロジェクト

前回、旅先でドローンを飛ばした時に、前方へは飛ばせるもののモニターにアラーム出て後ろ向きに飛べない症状がでていた。
原因は不明。それが再発するかのテスト飛行を兼ねて、三原山の外輪山から上空へテイクオフ。飛行方向に制限がある症状は同じだった。
さらに間が悪いことに、飛ばしている間に三原山おろしの北風が強くなり出し、ドローンが前方上空で立ち往生してしまった。

あせって遥か彼方上空のドローンを見上げながら、なんとか機体を帰還させようともがいてたら、ジオガイドの局長さんが

「帰ってくると信じてあげれば帰ってくるわよ」

理屈では前にしか行かれないのだから、前後の向きを変えて北上すれば帰ってこれるはず。しかし、強い北風がその前進を阻む。
一時はバッテリーが尽きて山中に墜落した機体捜索を覚悟してたものの、彼女の言葉に励まされた。
蝶々が飛ぶ速度よりも遅く、よれよれになりながらも、なんとかハンドキャッチできるところまで機体が帰還。そして無事に機体を回収。常に心がポジティブな下町生まれの彼女の一言に救われた一日。島で暮らせば、自然と心が前向きになってくのかもしれない。


ミセス大島

2018-02-14 23:45:09 | 大島笑顔100プロジェクト

島の若い女性たちは、島の高校を卒業すると進学や就職で島を離れる。だから、大島在住が条件のミス大島の応募者は数がかぎられてしまう。
一方、数はわずかだが島に残ってくれる若い女性は、島中から大切にされる。こればかりは、大島の中での地域の仲間意識が取り払われて、ごぞってその女性を温かく見守っているようだ。
歴代のミス大島は超人気だ。

さて、ミス大島。なかなか応募者が現れないのなら、いっそのことミセス大島まで募集範囲を広げてはいかがだろう。大島の既婚女性は、しっかり者の上に美人が目白押しだ。
特にSNSを駆使した情報発信能力については、かなりの練達女性が多い。大島の観光大使としてうってつけ。ただし、観光大使として出張が多いとなると家庭との両立が難しいのかもしれないが。。

そもそも、人により美意識が異なるミス・コンテストは、世界中でバッシングを受けつつある。そのためにも、美よりキャラクター。大島のミセスたちは、キャラが立ってる女性ばかりですぞ。
・・・なんてことを、宿泊先の吉陽で話し合ってた大島の夜。。


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椿のガーデン

2018-02-13 22:23:25 | 大島笑顔100プロジェクト

ツバキの落花。今の季節、大島の道路を車で走れば、路肩に赤い点状のツバキの落花が目を引く。
道の両端に赤い糸の縫い目があるように見えて嬉しくなってくる。
ツバキの落花は、昔の言葉で落椿。ヤブツバキのその花は、がくから花弁へ連続的に移行し、基部は合生するから花弁部よりも重く、このため上向きでの落椿となる。道路が点々と赤く染まる所以だ。

ストンと首が落ちることから、昔の人は、武士の家では椿は飢えないと言ってたような気がするが、実際には室町時代(1338年~)以降、武士はその花の美しさを認め、ツバキは庭園はもとより、華道、茶道で珍重されるようになった。
茶室にポツンと飾られる一輪挿し。そんなイメージもあって、日本画で描かれる椿は、そのほとんどが一輪か2輪。

ツバキはまだらに咲くので、多くの写真家は一輪のツバキの花を接写するようだ。このぼくもまた然り。それゆえ、往々にして花を見て庭を見ずということが多い。
しかし、きれいに剪定された椿の木の樹形はなかなかのものだ。
大島の椿花ガーデン。丹精に育てられたツバキたち。試しにドローンで園を空撮すると、ツバキの木がひときわ存在感を示している。
美しいツバキの園。撮影の課題がまた一つ増えた。


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雪の三原山

2018-02-12 22:34:52 | 大島笑顔100プロジェクト



白化粧の三原山。あまり形の良い山じゃないけど、雪化粧をするとかなり綺麗。
強いニシにあおられて、山頂では雲が沸き起こる。
ちぎれ飛ぶうす雲は、太陽の光を反射してダンシング・レビューを見せつける。
めったに見られない春先ならではの光景だ。
かじかんだ指先でカメラを構えるも、風にあおられてなかなか視野が安定しない。
風速はおそらく5m/sを超えてる。パラグライダーなら即、テイクオフ中止の風速。
デイパックに入れたドローンも、この風では出番なし。

撮影を終えて高速ジェット船の出港が迫ってる戻り道をたどると、若い女性のジオガイドのアテンドの山ガールたちとすれ違った。彼女たちもまた、三原山の雪景色に心を躍らせてるようだ。
三原山登山道では、多くの山ガールたちとすれ違う。
温泉も近くにあるし、特に女性に人気の山なんだろう。


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