山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

大岳山から馬頭刈尾根(その1)

2012-05-10 | 奥多摩
4月21日、大岳山から馬頭刈尾根(まずかりおね)を
歩いてきました。


JR御嶽駅

集合はJR青梅線のこの駅です。
屋根が神社のような姿をしています。


参道

通常は駅前からバスに乗ります。
ここは参道になっていて歩くこともできます。
約1時間の歩きです。

ケーブルカー乗り場

バスで約10分です。
ケーブルカー乗り場に着きました。
ここからこのケーブルに乗ります。
手前には記念写真用の帽子が置いてありました。

軌道

ケーブルに乗ると一番前に陣取ります。
前方のようすがよくわかります。

ミツバツツジ

ケーブルカーは音もなく動き出しました。
霧が出てきたようです。
ミツバツツジも霞んでいました。

中間点

中間点で上からのケーブルカーとすれ違います。
朝、早い時間なので乗っている人は少なかったです。
乗っているケーブルカーは「日出」、降りてきたケーブルカーは
「青空」という愛称がついていました。


終点

まもなく頂上駅です。
約7分の乗車でした。

山頂駅

ケーブルの頂上駅です。
ここでは名物のお饅頭なども売られています。


広場

広場です。
ここから東京の街がみえるのですが、この日は霧で
何もみえません。
右の記念写真用のパネルは最近設置されたようです。




ゲート

神社の参道に入るゲートです。
雪が積もっている時にもここを通ったことがあります。
御岳山はいつきてもよい山です。


メンバー

しばらくはこのような平らな道が続きます。
前を行くのは仲間です。
今回のメンバーは男性6名、女性6名の合計12名でした。

杉林

歩いている左は杉林です。
霧が濃くてなかなか幻想的でした。


ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマが1輪咲いていました。
雪解けと共に顔を出す花です。

みやげ物屋

みやげ物屋の前を通過します。
「お茶を如何ですか?」と店の中から声がかかります。
これから先が長いので、丁重に断りました。
帰りはここを通りません。

◎付 録


ベニバナトチノキ

ベニバナトチノキの花が咲き出しました。
街路樹などによく使われている木です。


セイヨウシャクナゲ

このシャクナゲも公園などでよく見かけます。
日本に自生しているシャクナゲより花が大きい感じです。
ネパールのヒマラヤでは2月頃山全体が真っ赤に染まります。
10m以上の大木(たいぼく)もたくさんありました。


シロヤマブキ

ヤマブキという名前がついていますが、ヤマブキとは
別の品種です。
ヤマブキは花弁が5枚、葉っぱは互生しますが、
この花は花弁が4枚、葉っぱは対生しています。
花が終わると黒い種が4つできます。


※今日はこれから少し遠出してきます。
帰りは明日の夜になる予定です。
明日も更新しますが、コメントのお返事はできないと思います。
ご容赦ください。

奥の細道・北陸(最終回)

2012-05-09 | 街道歩き
造り酒屋

松岡で有名だというそば屋さんで「おろしそば」
を食べました。
駅に向かう途中に造り酒屋がありました。
立派な建物です。

杉玉

大きな「杉玉」が飾ってありました。
今までたくさんの杉玉をみていますが、
しめ縄がついた杉玉は初めてでした。


えちぜん鉄道

松岡駅からこの電車に乗って福井に
向かいます。
車輌は1輌で、ワンマンカーでした。

JR福井駅

JR福井駅です。
ここの駅舎も立派になっていました。
平成17年に改装されたそうです。

福井城址

駅から歩いて最初に着いたのがここです。
福井城址でこの中に県庁もあります。
石垣の上から満開の桜が出迎えてくれました。


石垣と桜

みごとな桜です。
金沢でもたくさん楽しみましたが、福井でも
待っていてくれました。


桜(1)

石垣から零れ落ちそうです。
これからお城の中に入ってみます。

福の井

こんな井戸がありました。
福井の地名の由来になっているそうです。

桜(2)

ここも満開です。
花の下で宴会をやっている人もいました。

福井神社

立派な鳥居です。
福井城址から少し歩いたところにありました。

松平春嶽像

藩政改革から幕政改革まで多能ぶりを
発揮した指導者だそうです。

説明文(1)

説明文です。
幕末期における福井の志士たちの指導的存在だった
とあります。

足羽川

足羽(あすわ)川を渡ります。
堰堤には桜並木が続いています。

桜並木

この日は日曜日でした。
たくさんの人がでていました。

洞哉宅跡

ここにも芭蕉の足跡がありました。
越前に入った芭蕉は、福井の俳人だった洞哉(とうさい)を
訪ねます。
洞哉は貧しい暮らしをしていたようで、芭蕉が訪れたときも
枕がなく、近くのお寺から木片をもらってきたそうです。
このあと、二人は敦賀まで行動を共にしたようです。


福井市内

もう1ヶ所桜を見に行くことにしました。
途中の高台から福井市内が一望できます。
左のSEIBUとあるビルあたりが福井駅のようです。


シダレ桜

このシダレ桜が目当てでした。
足羽(あすわ)山は福井市街地の南西に位置し、山頂から
市街地が一望できます。
このシダレ桜は足羽神社の境内にありました。


説明文(2)

樹齢350年のシダレ桜だそうです。
丁度よい時でした。

市電

足羽山から降りて駅に向かいました。
福井には市電が走っています。
駅近くで丁度停車していました。
真っ赤な車体はこの街によく似合っていました。

このあと、有志で駅前の飲み屋に入り今回の旅の「懇親会」を
しました。
その後、福井から特急で米原に出て東海道新幹線で東京に帰りました。
2泊3日でしたが、高岡・金沢・福井と満開の桜が楽しめた旅になりました。

長い間、お付き合いいただきありがとうございました。
次回の「奥の細道」は福島から始める予定です。

◎付 録

永平寺の記念品

永平寺でこんな記念品を頂きました。
左は食事した時の箸です。
右は葛(くず)を粉にして固めたものです。
2~3個湯飲みに入れてお湯を入れると出来上がります。
ほどよい甘さで美味しかったです。

奥の細道・北陸(その15)

2012-05-08 | 街道歩き
田園風景

歩いている右手にはのどかな田園風景が
広がっています。
もうすぐすると田植えの準備も
始まるようです。

線路跡(1)

途中から舗装されていました。
ここには踏切があったようです。


線路

保存のためか線路も残っていました。
学生の頃、1度だけ永平寺を訪ねたことが
あります。
たぶん、この列車に乗ったのだと思います。


高速道路

どこまでも真っすぐな道が続きます。
車や自転車が通らないのがよかったです。
遠くに見える高架は北陸道です。
この下を通ります。


雪山

雪を抱いた山がみえてきました。
左にはスキー場があるようです。


永平寺口駅(1)

永平寺口駅に到着しました。
永平寺をでてから約2時間の歩きでした。
前日はここからバスに乗って永平寺に向かいました。
ここを歩く人は少ないようです。


永平寺口駅(2)

永平寺口駅で休憩して次を目指します。
目的の松岡駅は2つ先です。
電車もありましたが、歩くことにしました。
踏切からみた永平寺口駅です。


勝山道

ここは「勝山道」といいます。
昔、芭蕉もここを歩いたそうです。


ゼンマイ

民家の前にゼンマイが干してありました。
煮物にして食べると美味しいです。

松岡駅

約1時間の歩きで松岡駅に到着です。
帰りはここから電車に乗って福井にでる予定です。


天龍寺入口

この奥にお寺があります。
芭蕉ゆかりのお寺です。


芭蕉塚

お寺の前にありました。
お寺の前はまだ整備中でした。


説明文

説明文です。
芭蕉は北枝(ほくし)と共にこのお寺を訪ね、町はずれの茶屋で
北枝と別れたとあります。
その時、一句詠んだそうです。

天龍寺

天龍寺です。
昔は萱葺き屋根だったようです。
モダンな瓦屋根に葺き替えられていました。


石像

境内にこんな石像がありました。
「余波(なごり)の碑と」とあります。
芭蕉と北枝(ほくし)が別れる場面を再現している
ようです。
芭蕉が持っている杖が切ったばかりのモミジの枝でした。


「物書きて 扇引きさく 余波かな」

このあと、芭蕉は福井を経て大垣に向かったようです。
永平寺から3時間歩いてこの碑に会いにきた甲斐がありました。


◎付 録

ツリガネズイセン

最近よく見かけるようになりました。
花がツリガネ状で葉っぱがスイセンの葉に
似ています。


メギ

小さい花です。
枝と葉っぱの付け根に鋭いトゲがあります。
別名:コトリトマラズというそうです。
ヒトサワレズという名前があってもよさそうです。

オニタビラコ

荒れ地などにたくさん群生しています。
茎をどんどん伸ばします。
ちなみに「タビラコ」という花がありますが、
これとはまったく違う植物です。


ムラサキツユクサ(1)

ツユクサの大型バージョンです。
この時期、公園などでよく見ることができます。


ムラサキツユクサ(2)

白くてもムラサキツユクサと呼んでいます。
これから梅雨にかけてまだまだ咲いているようです。
どこかで見かけたら、声をかけてみてください。


※今日はこれから静岡県の浜石岳に登ってきます。
降りてからの「桜えび」の天ぷらが楽しみです。


奥の細道・北陸(その14)

2012-05-07 | 街道歩き
大広間

大広間に案内されました。
この建物は傘松閣と呼ばれ1階は参拝者のための
控え室や研修・宿泊のための部屋があります。

ここはその2階です。
156畳敷きだそうです。
天井絵は著名な画家、144名による230枚の
花や鳥を中心に描かれた美しい色彩画です。

傘松閣

「傘松閣」と書かれた金文字が掲げられています。
その下には大きなダルマの墨絵がこちらを睨んで
いました。

天井絵

天井絵の1部です。
ノーフラッシュなので暗いですが、雰囲気だけでも
ご覧ください。
1枚の絵は畳半分くらいの大きさがあるそうです。


精進料理

参拝のあと、1度部屋に帰りました。
しばらくして食事場所に案内されました。
食事の作法は前日の夕食で経験しています。
これは朝食メニューです。
精進料理ということでしたが、煮物はしっかりと
味がついていました。
「どの食材も生きていて修行僧が心を込めて作りました。
感謝していただきましょう」
こんな内容のことを合唱してから食べます。
なお、お椀は必ず手で持って食べるよう注意がありました。
ご飯は1cmくらいの厚さです。
我々にはとても足りませんでした。


心得

トイレの入口に張ってありました。
常に心がけたいです。

通用門(1)

通用門です。
帰りはこの門を出て帰ります。


配置図

大きな絵が掲げられていました。
左の通用門から参拝客は出入りします。
その上の吉祥閣という建物に宿泊しました。


杉の大木

階段を挟んで大きな杉の木が並んでいます。
この階段に雪が積もった写真がポスターなどに
使われています。
「立ち入り禁止」の看板があり、これ以上
近づけませんでした。


報恩塔

写経を納める塔です。
毎朝のお勤めで祈願・供養しているそうです。

通用門(2)

通用門をでて永平寺ともお別れです。
2回の坐禅はよい体験になりました。

正門

正門をでてから振り返ってみました。
朝日が杉木立から降り注いでいました。

永平寺の街

永平寺の街です。
まだ時間が早いので、出会う人も少なかったです。


永平寺川

この川は永平寺川です。
永平寺は「ごま豆腐」が有名です。
この先のみやげ店で買い求めました。


線路跡(1)

帰りはこの線路跡を歩きます。
えちぜん鉄道の永平寺口駅まで約6キロです。
昔はここまで電車が入っていたようです。

キクザキイチゲ

道路の脇にひっそりと咲いていました。
見送りにでてくれたようです。


線路跡(2)

線路跡はまっすぐ続いています。
国道は車が走っていて危険です。
ここなら安心して歩けます。
この日は朝からよい天気でした。


◎付 録

ハンカチノキ(1)

近くの公園で咲いていました。
白く見えるのは総ホウといって葉っぱが変化したものです。


ハンカチノキ(2)

風に揺れるとハンカチを振っているように
見えます。
真ん中にある丸いものが花です。
今年出会えてよかったです。

八重のハナミズキ

八重のハナミズキです。
一重はたくさんありますが、八重はなかなか
出会えないと思います。


オオデマリ

大きな手毬(てまり)のように見えます。
遠くからでもよく目立つ花です。


コデマリ

こちらはかなり小さい花です。
植え込みなどに使われています。
この日は白い花にたくさん会いました。

奥の細道・北陸(その13)

2012-05-06 | 街道歩き
中雀門と山門

永平寺の中雀門とその奥が山門です。

午前3時に起床して午前3時40分に
法堂(はっとう)に案内されました。
次々に修行僧が集まってきます。
その数150名くらいいたでしょうか?
やがて朝のお勤めが始まりました。
昨夜の坐禅もこのお勤めも撮影禁止ということでした。

約1時間くらいのお勤めが終わると、七堂伽藍を
案内してくれました。
近くにいた僧侶に聞いたら、僧侶を撮らなければ
撮影してもよいと許可を貰いました。

永平寺のご本尊

仏殿の中に永平寺のご本尊「釈迦牟尼仏(お釈迦様)」が
祀られています。
祭壇には3体の仏像が安置されていて、左から過去・現在・未来の
お釈迦様の姿を現しているそうです。
他の参拝者に迷惑にならないようノーフラッシュで撮影しました。


庫院

左に見える建物は庫院(くいん)です。
庫院とは食事を司るところです。


僧堂

反対側には僧堂が見えます。
僧堂は修行僧の根本道場で坐禅、食事、就寝などを
行なうところです。


渡り廊下(1)

僧堂の前の渡り廊下です。
修行僧はここを足早に歩いています。
もちろん私語はありません。

紅梅

紅梅がきれいに咲いていました。
近くにいた修行僧も「この花をみると心が和みます」と
話していました。


仏殿(1)

庫院(くいん)から見た仏殿です。
ここにご本尊が祀られていました。


すりこぎ棒

仏殿の横に大きな棒がぶら下がっています。
長さは4mもあるそうです。
「すりこぎ棒」と表示してありました。
実際は地突き棒として使われたそうです。


渡り廊下(2)

廊下を渡ります。
修行僧は掃除をするのも修行の1つだそうです。
ゴミ1つ落ちていませんでした。


階段

法堂に行く階段です。
ここを僧侶は足早に歩いています。
よい運動になるようです。


浴室

入浴も修行の1つです。
厳しい作法に従って厳粛に行なわれます。
入浴中は私語は一切禁止だそうです。



仏殿(2)

山門からみた中雀門とその奥の仏殿です。


鐘楼

山門の外に鐘楼がありました。
この鐘楼は大晦日の除夜の鐘で知られています。


山門

最初に永平寺を訪れる修行僧はここで「禅問答」を
行ないます。
左右の柱に文字が書かれた板が掲げられています。

右から左にこんな意味だそうです。
「ここは出家修行の道場であり家風はすこぶる厳格である。
求道心のある者のみこの門をくぐるがよい」


上に掲げられている額は永平寺の命名の由来である
「吉祥の額」です。


合図の板

永平寺の中では一切大声を出してはいけないそうです。
このような板を叩いて合図をするそうです。

東司

広い廊下です。
左に「東司(とうす)」と表示がみえます。
トイレのことです。
トイレの中も私語は禁止です。

特 記

※寺院の建物を一般に伽藍(がらん)といいます。
七堂伽藍とは山門・仏殿・僧堂・庫院・東司・浴室・法堂のことで
特に僧堂・東司・浴室は三黙道場(さんもくどうじょう)といって
一切の私語は禁止されています。

奥の細道・北陸(その12)

2012-05-05 | 街道歩き
※今日は子供の日です。
私のブログも7年目に入りました。
これからもよろしくお願いします。

芸術品(1)

二十一世紀美術館を通ります。
左にあるのも芸術品のようです。


芸術品(2)

中に入ってみました。
アクリルでできた壁です。
夜はこの照明に明かりが灯るようです。

二十一世紀美術館

建物の中に入ってみます。
特別展以外は無料で入れるようです。

芸術品(3)

プールのような物がありました。
中を覗くとドアのような物が見えます。
水がそれほど深く張ってはいないようでした。


芸術品(4)

これも芸術品のようです。
建物の天井にあいた四角の穴を通して空がみえます。
雨の日は傘を差して天井をみるそうです。


建物の内部

建物の外周はきれいな円を描いています。
建物そのものが芸術品のようです。
日本人よりも外国からたくさんの芸術家が
訪れるそうです。


中心街

ここは金沢の中心街です。
この近くで昼食にしました。
時間がないので、バスで駅に向かいました。


金沢駅

バスの中から鼓門が見えました。
金沢のシンボルになっているようです。


福井

金沢駅から特急に乗って約50分ほどで福井に
到着しました。
駅前でイベントをやっていました。


イベント

越前時代行列だそうです。
この天幕の中でやっていました。
残念ながら時間がなくて見ることは
できませんでした。


JR福井駅

JR福井駅の駅舎です。
この駅も立派になっていました。

えちぜん鉄道

この電車に乗って永平寺に向かいます。
女性の車掌さんが笑顔で迎えてくれました。


永平寺口

約20分ほどの乗車で永平寺口に到着しました。
ここからバスに乗り換えます。


バス

15分ほどの乗車でした。
このバスは電車と連絡して運行していましたが、
この日は最終バスでした。

永平寺の街

バスを降りてから永平寺まで歩きます。
時間は午後4時近くになっていました。

参道

永平寺の入口です。
長い参道が続きます。

入口

参拝客はここから入ります。
最後の階段はみなさん辛そうでした。


受付(1)

この日はここで宿泊します。
永平寺は曹洞宗の大本山です。
道元禅師によって開かれた坐禅修行の道場です。
たくさんの僧侶がここで修行を積んでいます。

受付(2)

特別に供養を申し出た人もいました。
その人はここで受付をします。

このあと、部屋に通されて修行が始まりました。
入浴、坐禅、食事と時間を細かく指示されます。
部屋では雑談してよいですが、部屋から1歩外に出たら
私語は禁止です。
坐禅は薄暗い部屋で約30分間でした。
その間、壁に向かって坐禅を組みます。
なお、足の悪い人は椅子に座ることが許されました。
午後8時過ぎには部屋に帰り、午後9時に消灯になって
長い1日が終わりました。





奥の細道・北陸(その11)

2012-05-04 | 街道歩き
黄門橋

この橋は1枚の石でできているそうです。
なかなか風情がありました。


噴水

噴水が吹き上げていました。
動力を使わず落差で吹き上げて
いるそうです。
池の水が枯れない限り止ることはないようです。

霞ヶ池

大きな池です。
遠くに立派な松が見えてきました。
雪吊りなどで有名な松だそうです。


ことじ灯篭

兼六園を代表する灯籠です。
ポスターなどにも使われています。


唐崎松(1)

唐崎松を近くで見ています。
たくさんの柱で支えられています。


説明文

この池の説明文です。
奥の島は亀の甲の姿をしているので、
別名:亀甲島と呼ばれているそうです。


蓬莱島

確かにこの角度からみると亀が首を持ち上げている
ように見えます。
背中の松が重そうでした。


唐崎松(2)

反対側から見た唐崎松です。
池の中まで長く枝を伸ばしています。
手入れは舟に乗って行なうのでしょうか?


サクラ

サクラが満開でした。
ここには遅咲きのサクラもあるようです。


根上松

根が高く持ち上がっています。
そのようすから付けられた名前のようです。

芭蕉の句碑

少し奥にありました。

「あかあかと 日はつれなくも 秋の風」

この句は金沢から小松に行く途中で詠まれたそうですが、
金沢の犀川の橋の上で詠まれたともいわれています。


曲水

ここは曲水といわれているところです。
両側にはたくさんのサクラが植えられていました。

コウバイ

梅林もあります。
まだコウバイが咲いていました。

シダレ梅

シダレ梅もこれからのようです。
ここでも梅と桜が同時に楽しめました。

カエデの花

カエデの花が顔を出していました。
ハウチワカエデのようです。

真弓坂出入り口

約1時間ほど散策して真弓坂から外にでました。
通常は¥300の入場料が必要ですが、
この日(14日)から22日までは無料開放でした。

なお、夜は桜の花をライトアップするそうです。
これから途中で昼食をとってから金沢駅に向かいます。


◎付 録

金沢の地図

金沢の街の地図です。
朝ホテルを出る時にボランティアガイドさんから
渡されました。

近江市場~主計町茶屋街~ひがし茶屋街~金沢城公園~兼六園
と歩きました。
約5時間のウオーキングでした。


兼六園の地図

蓮池門から入って園内を巡り、真弓門から出ました。
芭蕉の句碑は左の山崎山の近くにありました。


※2日・3日と大荒れの天気でした。
関東でも雨による被害があったようです。
被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

奥の細道・北陸(その10)

2012-05-03 | 街道歩き
五十間長屋(1)

二の丸広場の奥に五十間長屋という建物が
みえます。
平成13年に完成した建物だそうです。

城内(1)

高台からの城内のようすです。
まだまだ発掘調査が行なわれているようです。


極楽橋

極楽橋を渡って広場に向かいます。
この橋は二の丸と本丸の間に架かる橋です。


高台(1)

高台から城内がよく見えます。
広場はまだまだ改修工事をやっていました。


スダジイの巨木

ここは本丸があったところです。
現在は広い園地になっています
大きなスダジイがありました。


モミジの芽吹き

モミジの芽吹きが始まっていました。
静かな遊歩道が続きます。


展望(1)

金沢市内の眺めです。
正面奥にみえる建物が「二十一世紀美術館」です。


展望(2)

兼六園もすぐ隣に見えました。
サクラが満開のようです。

五十間長屋(2)

奥に見えるのは五十間長屋のようです。
これから石川門をでて兼六園に向かいます。


土手のサクラ

歩道橋で道路を渡ります。
土手のサクラがきれいでした。


兼六園の入口

兼六園には幾つかの入口があります。
我々は蓮池門から入ることにしました。
左側にはお店がたくさん並んでいました。


サクラ

入ってすぐ右に行きました。
サクラが池の中に落ちそうです。
木で支えられていました。

瓢池

この池は瓢(ひさご)池と呼ばれています。
石塔は海石塔、奥の滝は翠(みどり)滝だそうです。
朝の雨はすっかり止んで青空がでてきました。
これから兼六園の中を散策します。

奥の細道・北陸(その9)

2012-05-02 | 街道歩き
瀧の白糸の碑

こんな石碑がありました。


瀧の白糸の像

すぐ脇には像が建っています。
右の立て札に手をかざすと扇子から
水が飛び出てきました。


説明文

足元にこんな説明文がありました。
水芸の名人だったようです。


歌碑

こんな歌碑もありました。
牧村美枝子が歌ってヒットしました。
ここが舞台になっていたようです。


浅野川

浅野川とサクラです。
一番よい時だったようです。


サクラの古木(1)

大きなサクラの古木です。
花をたくさん付けていました。


石垣(1)

金沢城の石垣です。
これからお城の中を散策します。


大手門

大手門から入りました。
大きな石垣が目を惹きます。

サクラの古木(2)

サクラの古木が迎えてくれました。
満開でした。


サクラの古木(3)

古木の幹から力強さを感じます。
今年は例年より少し開花が遅かったようです。


広場

広場にでました。
もう雨の心配はなさそうです。


石垣(2)

変わった石垣がありました。
きれいな六角形をしています。


説明文

説明文です。
ここ金沢城では石垣めぐりができるようです。
いろんな積み方が紹介されていました。


石垣(3)

正面の石垣の積み方も見事です。
上の方には樋があり、水を流すようになっています。
先人の智恵は素晴らしいと思いました。

奥の細道・北陸(その8)

2012-05-01 | 街道歩き
ひがし茶屋街(1)

これから「ひがし茶屋街」に入ります。
入口にこんなポスターがありました。
八尾のおわら流しがあるようです。
この夜は福井に行くので、見ることができません。


ベンガラ

ベンガラの家がよく目立ちます。
静かな街並みです。


ひがし茶屋街(2)

ここは主計町と違って道路の両側に家が
並んでいます。
夕方ともなるとどこからともなく三味線の
音が流れてくるそうです。


女性

着物姿の女性が掃除をしていました。
変わった下駄を履いていました。


丸い下駄

「家の中にもありますから、どうぞ見てください」
とのことでした。
揃えると丸い円になるようです。
実際に履くと歩きにくいといっていました。


ひがし茶屋街(3)

振り返って見ました。
このひがし茶屋街は3つの茶屋街の中で最も大きな
茶屋街だそうです。


ひがし茶屋街(4)

1階は格子になっています。
この格子は木虫籠(きむすこ)と呼ばれていて、
中から外が見やすく、外からは見えにくくなっているのが
特長だそうです。


坂道

坂道を登ります。


芭蕉の句

登り切ったところに「芭蕉の句」がありました。
芭蕉はこの地で何を想ったのでしょうか?


金沢の市内

高台からひがし茶屋街が一望できます。
右奥の高いビルがJALのビルです。
あのあたりに金沢駅があります。
天気は少しよくなってきました。


白いボケ

真っ白いボケが咲いていました。
花付きもなかなかよかったです。


紅いボケ

紅いボケもありました。
紅白揃っておめでたかったです。


梅ノ橋

これからこの橋を渡ります。
中の橋と同じく木製の橋でした。

桜並木

桜並木がきれいでした。
これからこの並木に沿って歩きます。



徳田秋聲記念館

対岸からみた高台です。
先ほどあの高台から金沢市内を眺めていました。
正面の大きな建物は徳田秋聲(とくだしゅうせい)記念館です。
金沢生まれの小説家です。
泉鏡花、室生犀星と共に金沢の3文豪と呼ばれています。