山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

会津田島(その1)

2008-07-11 | 山の花
日本でも新潟県・山形県・福島県にしか咲かないという「ヒメサユリ」に会いに行ってきました。
場所は福島県の会津田島です。


ウチョウラン(1)
東北道を那須塩原で降りました。
途中の道の駅で見つけた「ウチョウラン」です。
本来は山の崖などに自生しているランです。
ここでは鉢植えで売っていました。




高さが10cmにも満たない小さな花です。
愛好家の間では人気が高いようです。
これは種から育てたようです。
買って帰っても環境が変わるとうまく育たないので、写真だけにしました。


ヒメサユリの群生地

インターをでてから1時間半くらい走ったところに「ヒメサユリ」の
群生地がありました。
ここは福島県南会津町といいます。
「日本一のヒメサユリの里」と呼ばれ、100万本のヒメサユリが
自生しているとのことでした。
遊歩道があり、30分くらいで1周できます。



ヒメサユリ

ユリは普通球根で増えますが、ヒメサユリは種から増えるそうです。
種が発芽して花が咲くまで最低でも5~6年はかかるとのことでした。
別名:オトメユリとも呼ばれています。
名前のとおり、可憐な花でした。






1本の茎に3~5個花がついています。
ユリは1年に1個ずつ花を増やすといわれていますが、
これは2個同時に増えたりと決まっていないそうです。
6年くらいで生まれ変わるそうです。





最初は色が濃く、だんだんと薄くなるそうです。
この日は天気もよく花もたくさん咲いていました。
少し太陽が高くて逆光の花が多かったようです。
時間をたっぷりかけて鑑賞しました。
何回かにわけていろんな姿をご紹介します。



中山道(その4)

2008-07-10 | 中山道
トロッコ列車

信越線はとりあえず横川(よこかわ)駅で打ち切られていますが、
その先も数キロに渡って線路が残されています。
その片側は遊歩道、もう一方にはこのようなトロッコ列車を
走らせています。
2つの駅があり、往復しているようでした。



我々は遊歩道を歩いて戻りました。
線路を残して埋め立ててあります。
歩きやすい道でした。
線路を撤去するよりもそのまま埋め立てたほうが、
安上がりだったようです。
これは歩いて北方向を振り返ってみたところです。




オカトラノオ

線路脇に白い花が咲いていました。
オカトラノオです。
この姿から虎の尻尾を連想したようです。
小さい花が下から順序良く咲きます。
あちこちで咲いているようです。



途中で妙義山が見えました。
まるで墨絵のようです。
全体像は見えませんが、切り立った岩山の様子が
よく分かります。
秋は紅葉もきれいな山です。



ノアザミ

今度はムラサキの花が目に止まりました。
ノアザミです。
ノアザミは春先から咲き出します。
花の下を触ると粘りがあります。
もうすぐノハラアザミも咲き出すと思います。
丸い姿がきれいでした。




横川駅の方向です。
このあたりは上りと下りの線路が接近しています。
7~8年前にもここにきていますが、その時には
トロッコ列車は走っていませんでした。
調べたら、3年前に整備して開通したようです。
奥に温泉施設があり、その間を往復しているようでした。



ヤブマメ

草むらから小さな花が顔を出していました。
葉っぱが3枚ありました。
ヤブマメです。
ツル性の植物で夏の終わりから秋にかけてよく見かけます。
少し早過ぎたようです。
花もすっかり季節感を失ってしまったのでしょうか?

横川駅の「峠の釜めし」屋さんで反省会をしました。
ここに入るのも7~8年振りです。
約1時間くらいで解散しました。
次回は9月末の予定です。

中山道(その3)

2008-07-09 | 中山道

横川駅を過ぎてしばらく行くと、道路から少し上がったところに
関所跡がありました。
この門と小さな建物がありだけでした。
気がつかないと通り過ぎてしまいます。



マタタビの葉

少し登りにかかったところにマタタビがありました。
マタタビの葉はこのように表面が白くなります。
ツル性の植物で大きな木に巻きついて成長します。
遠くからでもよく目立つのですぐに分かります。



マタタビの花

葉っぱの下を覗いてみると花がありました。
箱根や丹沢でみたサルナシの花によく似ています。
実はネコにやると酔ったようになるそうです。
「ネコにマタタビ」でしょうか。
人間もこれを食べると元気になるそうです。
旅先で疲れた時、これを食べると元気がでるので「また旅を続けられる」
そうです。
「また旅」から「マタタビ」になったようです。




坂本宿

やがて坂本宿につきました。
ここには昔の面影はありません。
家が新しくなっていました。
但し、昔からの屋号が復活しているようで、家々の前には
屋号を書いた看板がありました。
昔は名字よりも屋号でその家を呼ぶことが多いようです。
今でも地方によっては屋号が残っているところが
たくさんあります。



再びマタタビの花です。
蕾と花が一列に仲良く並んでいました。
柔らかい感じがする花です。
たくさん咲いていました。


登山口

山道を少し歩いていたら小屋に出ました。
碓氷小屋とかいてありました。
その脇に山道があります。
ここを登れば軽井沢にでます。
今回はここまでです。
次回はここが出発点になります。
これから横川駅まで引き返します。
約1時間の歩きになります。


今日もメンテナンスがあるようです。
前回のように長くかからなければよいと思っています。


中山道(その2)

2008-07-08 | 中山道
ヤマアジサイ

ヤマアジサイは山の湿ったところや沢筋に生えています。
ガクアジサイの仲間ですが、少し小型です。
これは改良された園芸種のようです。
濃いブルーがきれいでした。


ヤナギハナガサ

南米が原産の帰化植物です。
雑草化して空き地などで群生しています。
背が高くなるので、別名:サンジャクバーベナとも呼ばれています。
花が小さく茎が細長いので全体像が撮りにくい花です。




妙義山の1部がかすんで見えます。
妙義山は岩がゴツゴツした山で、表と裏があります。
表は家族連れでも歩けますが、裏妙義はそれなりの経験が
必要な山です。
梯子やクサリ場もありますが、高所恐怖症の人にはお勧め
できません。


コセンダングサ

アメリカセンダングサというのもありますが、こちらは
花の下に大きなホウがあります。
筒状花ばかりで舌状花はありません。
どちらも種に鋭いトゲがあり、秋から冬にかけて山を歩くと
ビッシリズボンにくっついてきます。
取るのに苦労します。


コスモス

荒地にコスモスが咲いていました。
種がどこからか運ばれてきたようです。
コスモスはイメージ的には秋の花です。
これは季節を間違えたのでしょう。
最近はキバナコスモスが増えているだけにこのような
昔ながらの花に会うと嬉しくなります。





昔から有名な「峠の釜めし」屋さんです。
工場がすぐ近くにあります。
信越線が横川駅に到着すると窓をあけて買い求めました。
立派な釜の形をした器に入っています。
釜は「益子焼き」だそうです。
長野新幹線ができてから、信越線はこの横川駅止りになりました。
ここから軽井沢まではバスが出ているようです。
釜めしは新幹線の佐久平駅や上信越道の横川SAでも売っています。
もう少し先まで歩いて、ここに戻ってきます。

中山道歩き(その1)

2008-07-07 | 中山道
昨年から中山道歩きを始めました。月1回のペースです。
日本橋をスタートしてから、今回で8回目になります。

キクイモモドキ

今回は群馬県の磯部駅が集合でした。
会の行事として開催されています。
参加者は10名前後ですが、今回は山が近いということもあって、
20名近い参加でした。
早速道端で黄色い花を見つけました。
キクイモだと思ったのですが、花びらが多いのでキクイモモドキとしました。
キクイモは地下にイモを作りますが、これは作りません。
葉っぱは同じようにザラついています。
北米原産の帰化植物で雑草化しています。


マルバアサガオ

これも道端に雑草のように咲いています。
熱帯アメリカから観賞用として持ち込まれたものだそうです。
花の色もいろいろあります。
アサガオと比べて葉っぱが丸いのが特長です。
日本全国に広がっているようです。



サフランモドキ

サフランに似ていますが、花が大きくサフランではないので、
モドキがつきました。
やはり今時の花です。
民家の庭先などにも植えられているようです。
淡いピンクがいいですね。


ネムノキ

オジギソウは葉っぱに触るとすぐに閉じますが、ネムノキは夜になると
葉っぱを閉じて眠りにつくそうです。
これは歩いている道路脇に顔を出していました。
やっと目覚めたようです。
かなり大きな木に成長します。
遠くからでもよく目立つ花でした。


チョウセンアサガオ

これも外来種です。
道路の電柱の脇などから顔を出して咲いている時もあります。
なかなか強い花のようです。
花が終わるとトゲがある実がなります。
この花も全国に広がっているようです。



ヒメジョオン

春先にはハルジオンが咲き、それが終るとこの花が咲き出します。
やはり雑草として空き地などに群生しています。
小さな花ですが、こうやって見るときれいですね。
どんな花でも命があります。
繁殖力が強いので、嫌われるようですが咲き時期で季節を
感じさせてくれます。




キリンソウ

黄色い花が丸くなって咲くので「黄輪草(キリンソウ)」です。
「麒麟草」と書く人もいるようですが、これは当て字のようです。
花はマンネングサによく似ています。
これも道路脇などに群生する場合があります。
山で出会うベンケイソウの仲間です。



セイヨウヒルガオ

別名:ヒメヒルガオと呼ばれています。
ヒルガオに似ていますが、葉っぱが違います。
これもすっかり野生化しています。
なかなか強い花のようです。


街道歩きは淡々とした道を歩くので、このような花を見るしか
楽しみがありません。
碓氷峠を越えて軽井沢あたりに行けばまた別の楽しみが
あると思います。
今回はその碓氷峠の登り口まで歩く予定です。



丹沢・北尾根(最終回)

2008-07-06 | 丹沢

高取山から30分ほど下ったところにこの山がありました。
この近くに「弘法山」という山があります。
弘法大師に関係があるようです。
ここで念仏を唱えたのでしょうか?
大山が標高1252mですから、一気に900mくらい
降りてきたことになります。
霧も晴れて天気がよくなっていました。




登山道の出口にこのような扉がありました。
最初の人が開けて最後の人が閉めてでます。
ケモノ除けのためのようです。
丹沢には鹿のほかにイノシシなどもいます。
この日はどちらにも会いませんでした。
念仏山から1時間半くらいで鶴巻温泉につきました。
大山の頂上から丁度5時間の歩きでした。

温泉に入るため、ズボンを脱いだらヤマヒルが1匹
でてきました。いないと思ってもどこかに潜り込んでいたようです。
この時期の丹沢は要注意です。
温泉で汗を流し、ビールで水分補給して帰宅しました。
雨の1日でしたが、それなりに楽しい山行でした。


ホタルブクロ

登山道の脇に咲いていました。
この花が普通ですが、白い花もあります。
この中にホタルを入れて遊んだといわれていますが、
経験がありません。
ホタルは捕まえてくると「蚊帳(かや)」の中に放して
楽しんだ経験はあります。
今はホタルを見る機会も少なくなりました。




オオバジャノヒゲ

道端にたくさん咲いていました。
別名:リュウノヒゲともいいます。
この実を竹鉄砲の弾にして遊びました。
今の子供達にも教えてあげたいのですが、材料がありません。
テレビゲームで遊ぶよりはよっぽどよいと思います。



キンシバイ

公園などでよく見かけます。
黄色が鮮やかです。
似た花にビヨウヤナギという花があります。
オシベが大きく飛び出しています。
キンシバイのオシベは小さいので違いがよく分かります。
長い間咲いている花です。



クガイソウ

クガイソウは九蓋草とか九階草とか書きます。
葉っぱが輪生していて何段にもなっている姿からついた
名前のようです。
花は下から順番に咲きます。
似た花にヤマトラノオがありますが、咲いている場所や
葉っぱで見分けられます。


キバナノコギリソウ

葉っぱがノコギリの歯のようにギザギザしています。
山などでも時々会いますが、ほとんど白い花です。
黄色い花は珍しいです。
これは多分園芸種だと思います。


セイヨウノコギリソウ

セイヨウノコギリソウです。
普通のノコギリソウより花が大きいようです。
小さい花の集合体ですが、一つ一つに個性があります。
こんなにたくさんあると親は間違わないのでしょうか。
キバナノコギリソウと比べてみてもおもしろいですね。
鶴巻温泉に行く途中で出会った花達でした。

丹沢・北尾根(その5)

2008-07-05 | 丹沢

下る途中でイチゴをみつけました。
クマイチゴのようです。
食べてみましたが、甘くて美味しかったです。
木イチゴの仲間です。



ヤマタツナミソウ

草むらの中から一輪だけ顔を出していました。
高さが10cmくらいの小さい花です。
ヤマタツナミソウのようです。
タツナミソウにもいろんな種類があります。
これはあまり群生しないようです。
歩きながらなのでなかなかうまく撮れませんでした。




高取山に到着しました。
大山の頂上から2時間半かかりました。
ここでヤマヒルのチェックをしました。
1人だけ靴下に5匹ほど潜り込んでいました。
既に血を吸われていたようです。
ヤマヒルは血を吸われても痛くはありません。
特別の麻酔薬をだして痛くないようにしているようです。
後から大きく腫れてきます。
大騒ぎでした。



オニシバリ

登山道の脇に真っ赤な実がなっていました。
この時期に赤い実は珍しいです。
オニシバリの実でした。
葉っぱが全部落ちてしまうので、別名:ナツボウズともいいます。
秋に葉が出て夏に落葉する珍しい木です。



ネジバナ

ネジバナとかモジズリとか呼ばれています。
里では珍しくありませんが、こんなところで会うとは
思っていませんでした。
しかも1輪だけでした。
左巻きや右巻き、またまったく巻かないのもあるそうです。
もう少し下ります。

これから群馬の山に行きます。
天気はまずまずのようです。
どんな花に会えるか楽しみに行ってきます。



丹沢・北尾根(その4)

2008-07-04 | 丹沢

下るに従って霧が濃くなってきました。
杉林が幻想的でした。
高い山でも霧に巻かれることがあります。
ルートの石などに「○マーク」がありますが、
これを見落とすとルートが分からなくなります。
また、マーキングした石が動いていることもあります。
ゆっくりルートを確認しながら歩く余裕が欲しいですね。




ここなら先ず迷うことはありません。
気温が上がると小雨が霧に変わることがあります。
足元が濡れていると滑ります。
不意に何かが飛び出してくることもあります。
いろんなことを考えながら歩きました。




10mくらい先を仲間が歩いています。
ザックカバーをかけていますが、ザックカバーの色は
できるだけ派手な色がいいです。
黄色や赤がよく目立ちます。
最近は男性でも真っ赤な雨具を着ている人が多くなりました。
赤は気分も高揚するようです。



約1時間くらいこんな霧の中を歩きました。
幸い鹿には会いませんでした。
霧でも長い間歩いていると滴が垂れるくらいになります。
久し振りにしっとり濡れました。


マムシグサ(実)

マムシグサがありました。
花が終わって実がなっています。
このあと少しずつ赤くなります。
葉っぱが枯れても冬まで実は残ります。
あの独特な姿をした花の中にたくさんの実が潜んでいたのです。
花の生い立ちを考えるのもおもしろいですね。




ヒメウツギ

小さな白い花がたくさん咲いていました。
近づいてみると「ヒメウツギ」でした。
ウツギより小さいので「ヒメ」がつきました。
丹沢特有の花です。
山で「ヒメ」に会うと嬉しくなります。
霧に濡れた姿が可憐でした。
もうすぐ蓑毛越えのようです。

丹沢・北尾根(その3)

2008-07-03 | 丹沢

下りの途中にこんな姿の木がありました。
アセビの木ですが、皮がきれいに剥されています。
冬の間、食べ物がなくなると鹿が皮をむいて食べます。
丹沢には鹿が増えてこのような姿の木がたくさんあります。
皮をむかれた木はやがて枯れてしまいます。
しかし、アセビは馬酔木と書いて馬が食べると酔うそうですが、
鹿も酔うのでしょうか?
馬と鹿が一緒に食べると「馬鹿(バカ)」になりますね。




登山道の一部にこのような階段がありました。
これは下ったところを振り返って撮ったものです。
歩く場所にはグレーチング(格子状に鉄板)が敷いてありました。
鹿がこの上を歩くのを嫌うので、その実験をしているそうです。
鹿の拡散にどの程度の効果があるのでしょうか?
人間には歩きやすい階段でした。



サンショウ

岩の間から小さな芽がでていました。
サンショウの木です。
葉っぱを千切って匂いを嗅いでみました。
立派にサンショウの香りがしました。
登山道の中でしたから、ここで成長するのは難しいでしょうね。


ヤマフジ

だいぶ下ったところにフジの花びらが落ちていました。
上を見上げるとヤマフジが咲いていました。
春先に咲く花でもうとっくに終っているハズです。
この木は寝坊でもしたのでしょうか?
この時期に見られるのは珍しいと思います。




途中で展望がある場所がありました。
雲が流れてまるで「山水画」のようでした。
雨の日でもこのような景色が眺められるとホッとします。
山からのプレゼントです。


サルナシの実

サルナシの実がありました。
このあたりにもサルナシはたくさんあります。
場所によってはまだ花が咲いているところもあります。
もっと大きくなれば収穫して焼酎漬けにします。
飲むと元気がでます。
まだまだ下ります。

丹沢・北尾根(その2)

2008-07-02 | 丹沢

大山頂上の入口には大きな鳥居があります。
オール銅製です。
今、金属が高いそうです。
さすがにこの鳥居を盗む人はいないようです。
「東京」「浅草」の文字が彫ってありました。
かなり古いもののようです。



道の脇にサラサドウダンの花が落ちていました。
まるでアラレが降ったようでした。
見上げると大きな木がありました。
ここには多い花のようです。





この階段を登って突き当たりを右に登れば頂上です。
かなり昔から踏まれている階段です。
休日だというの誰にも会いません。
「物好き」だけが歩いていたようでした。



やがて大山山頂に着きました。
ヤビツ峠を歩き出して1時間20分でした。
シャッターが閉まっていてお参りできません。
毎年正月2日に登っています。
その時にはこのシャッターは開いています。
今回のルートとは違うルートで登ってきます。
つい先日のように思い出されました。



大山の頂上

大山の頂上です。
標高1252m、天気がよければ相模湾がよく見えます。
正月の時には江ノ島や房総半島までみえました。
相変わらず霧雨が降っていました。
20分ほど休憩してから、下りにかかりました。



サラサドウダン

登りの時落ちていたサラサドウダンがここではまだ咲いていました。
雨に濡れていてかわいそうでした。
一緒に傘に入れて降りる訳にもいかず、写真だけ撮って降りてきました。
今頃はもう散ってしまったことでしょう。
きれいな花ですね。



ヤマツツジ

すぐ近くにヤマツツジが咲いていました。
里ではもうとっくに終っていますが、標高が高いところでは
残っています。
やはり自然の中で咲く花はいいですね。
見ているだけで元気が貰えました。
これから北尾根を下ります。
約5時間のロングコースです。


丹沢・北尾根(その1)

2008-07-01 | 丹沢
丹沢・北尾根に行ってきました。雨中の登山でした。

ヤマボウシ

朝から雨でした。
秦野駅に集合したのは女性1名を含んで6名でした。
物好きばかりです。
それでも天気が悪いので、地獄沢からの登山を諦めてヤビツ峠から
大山(おおやま)に登ることにしました。
ヤビツ峠まではバスで入りました。
峠から歩き出すと、すぐにヤマボウシが歓迎してくれました。
ここではまだまだたくさん咲いていました。




雨は降っていましたが、風がありません。
雨具をつけると暑いので傘だけ指して歩きました。
風があると傘は役に立ちませんが、風さえなければ
傘が一番いいです。
但し、アルプスなどでは役に立ちません。
もちろん、岩場などでもダメです。
できるだけ山は両手をフリーにして歩くのがいいですね。


ヒロハノツリバナ

頭の上に小さな緑色をした花がありました。
雨に濡れて寂しそうでした。
ヒロハノツリバナのようです。
秋になると赤い実がなって小さな黒い種がぶら下がります。
花弁が4枚、オシベが4つの花です。
小さくても存在感がありました。




尾根の途中で展望の開けたところがあります。
晴れていればここから富士山が見られます。
生憎の雨で展望はありませんでした。

今日は富士山の山開きです。
昨日のうちから8合目の小屋にたくさん登っているようでした。
今頃はきれいなご来光を拝んでいることと思います。





分岐の標識です。
番号が書いてあります。
最近、大山でも遭難事故があるようです。
携帯の電波も通じるので、何かトラブルがあった時には
この番号を知らせれば位置がわかるようです。
新しい試みのようでした。


カマツカ

白い小さな花が雨に濡れていました。
カマツカという花のようです。
木が丈夫なので、鎌の柄に使ったようです。
小さい花ですが、きれいな5弁花をしています。
雨でもオシベが元気です。
小さな虫が雨宿りをしていました。

もうすぐ大山の頂上です。