山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

草津白根山(その2)

2008-07-19 | 群馬の山
ベニバナイチヤクソウ

少し歩いていると、道の脇に赤い花がありました。
ベニバナイチヤクソウです。
イチヤクソウは白い花ですが、これは赤いので「ベニバナ」と
つきました。
昔は薬草として重宝したようです。
10~20cmくらいになります。






昔、群生している姿をみたことがあります。
周りがピンクになっていました。
花は下向きに咲きます。
低いのでなかなか花の中を見せてくれません。
蕾の姿もかわいいですね。



ツマトリソウ

白くて小さい花です。
ツマトリソウといいます。
「ツマ」とは「褄」で着物の裾の合わせ目のことだそうです。
咲き始めの花びらの縁がピンク色をしています。
着物の合わせ目から赤い色がチラリと見える様子を例えたそうです。
なかなか色っぽい花ですね。
これも少し色っぽくみえませんか?
決してワイフを奪い合うことではありません。


コケモモ

土手のところに小さな花が目に止まりました。
コケモモです。
花の後に赤い実がなります。
食べると甘酸っぱい味がします。
昨年の夏、北八ヶ岳に登りました。
ピラタスロープウエイの終点でコケモモ餅を売っていました。
アンコに練り込んであったようです。
美味しかったです。



アカモノ

これも小さい花です。
でも立派な木の仲間です。
別名:イワハゼともいいます。
葉っぱが「ハゼ」の葉に似ているからだそうです。
やはり赤い実がなります。
これに対抗して「シロモノ」というのもあります。
シラタマノキをこのように呼んでいます。
この夏もどこかで会えると思っています。




マイヅルソウ

春先から咲き出している花です。
マイズルソウといいます。
葉っぱがツルが羽根広げて舞っているようにみえるそうです。
米粒のように小さい花がたくさんつきます。
オシベが飛び出していて元気です。
たくさん群生して咲いていると存在感があります。



ミツバツチグリ

これも春先の花です。
茎の先にたくさん花を咲かせ、葉っぱが3枚です。
よく似たキジムシロは茎が赤く、葉っぱが7~9枚です。
根っこにクリのような球塊を作るそうですが、確認したことは
ありません。
この時期にみるのは珍しいと思いました。



やがて少し広いところに出ました。
山の上はガスがかかっています。
下までは降りてこないようです。
風もなく気持ちよいところでした。




奥にリフトが動いていました。
ここはスキー場のようです。
リフトに乗れば高いところに行けるようですが、この天気では
何もみえないでしょう

タンポポが群生していました。
7月だというのにここはまだやっと春がきたところのようです。
タンポポは日本のタンポポでした。
更に奥に進みます。