山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

木曾駒ヶ岳・宝剣岳・空木岳(その7)

2011-08-22 | 長野の山
昨夜、北アルプスから無事に戻ってきました。
雨に降られましたが、それなりに花が楽しめました。
木曾駒シリーズ、続けます。


標識と神社

標識には標高も刻まれています。
ここには一等三角点もあります。
奥に見える神社は木曾駒側の神社です。
両方にお参りしました。

コマクサ(1)

この近くにもコマクサがたくさん咲いて
いました。
種から花が咲くまで7~8年かかるといわれています。


頂上木曾小屋

ここにも小屋があります。
上の小屋が満員ならここにきて泊まることもできます。

ミヤマシオガマ

ミヤマシオガマが咲いていました。
ヨツバシオガマと葉っぱの違いを比べてみて
ください。


シロバナコマクサ

白いコマクサはシロバナコマクサと呼んでいます。
なかなか会うことができません。
これはまだ蕾のようでした。

コマクサ(2)

たくさんのコマクサが咲いていました。
正面からみると確かに馬の顔に似ています。

コマクサ(3)

今年、これだけ見ることができたので他に行く必要は
なさそうです。
コマクサもモデルになって満足そうでした。

登山道(1)

こんな登山道です。
この左側の岩場にコマクサが咲いていました。
先頭はもう姿が見えません。

ミヤマダイコンソウ

葉っぱがダイコンの葉に似ているので、この名が
つきました。
きれいな5弁花の花です。

イワヒゲ

岩陰にひっそりと咲いていました。
この花に気がついた人は少ないと思います。
葉っぱが組み紐のような姿をしています。
私も久し振りに見ました。

登山道(2)

かなりガレた登山道です。
雨が降ったら歩きたくないところです。
右下は深く切れ込んでいました。

ヒメウスユキソウ

ウスユキソウの仲間でも一番小さい花です。
ここの特有種でコマウスユキソウとも呼ばれています。
このあともたくさん会えそうです。

ハイマツの雄花と雌花

ハイマツの花が咲いていました。
下が雄花で上の赤いのが雌花です。
このような雌雄一緒の姿を見るのも珍しいです。
球果は2年くらいで熟成し、中の種はホシガラスなどの
餌になります。
北アルプスではハイマツの下でライチョウが子育てをしています。
登山道で何度か親子連れに会いましたが、人間を怖がらないので
どうどうとしていました。