山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

ブータンの旅(2-6)

2010-04-23 | 海外の旅
下り道

僧院をでて同じ道を帰ります。
途中にはたくさんのタルチョが風に揺れています。
やはりネパールやブータンに似合う風景です。
それぞれマイペースで歩いていました。

カフェテラス

1時間弱でカフェテラスに戻りました。
ここで少し遅めの昼食です。
かなり広い場所です。
周辺にテーブルがあり、好きなところに陣取って食事です。


食事メニュー

ここでも食事はバイキング方式です。
好きなものを好きなだけとってきます。
僧院の近くだけあって野菜中心の食材です。
先ずは3US$払ってビールを貰いました。
野菜は蒸しただけでしたが、意外と美味しかったです。

タクツァン僧院

タクツァン僧院に別れを告げてカフェテラスを
出発しました。
本当にすごいところに建てたものです。
登山の安全をしっかりお願いしてきました。

ダルシン

このように竿につけた経文旗を「ダルシン」と呼んでいます。
タルチョと同様、風に祈りを乗せているようです。
これもブータンの風によくマッチしていました。
パロの街が箱庭のように見えました。

キチュラカン

約1時間で登山口に着きました。
下りは早いです。
車でキチュラカンというお寺にきました。
ブータン最古のお寺だそうです。
ハナモモがきれいでした。

マニ車

お寺の周囲にはこのようなマニ車があります。
これを回して歩けばお経を唱えたことになるそうです。
チベットから伝わったもののようです。

マニ車

3人の女性が熱心に回しています。
インドあたりからきた旅行者のようです。
このお寺はチベットからきた偉いお坊さんが造ったそうです。
昔、チベット圏には大きな力を持った悪魔が住んでいたそうです。
その悪魔を抑えるために造ったお寺だそうです。
ここはその悪魔の左足にあたる場所だそうです。
なお、本尊は「千手千眼十一面観音像」でした。
内部を靴を脱いで拝観しましたが、撮影は禁止でした。

農家の見学

このお寺の近くに農家が見学できるということで
行ってみました。
歩いてすぐのところにあります。
入り口には藁が積んでありました。


脱穀機

通路に足踏み式「脱穀機」がありました。
日本でもこれを使って脱穀していました。
ここブータンではまだまだ現役のようです。



通路を入って裏手に回ると広い庭のようなところが
ありました。
奥に牛が飼われています。
ここでは牛も重要な労働力になるようです。
田んぼや畑はは牛を使って耕していました。


牛小屋

ブータンの家は3階建てになっています。
1階は牛などの家畜を飼う部屋です。
2階が住居になっています。
3階は収穫物を貯蔵したり、作業をする場所になっています。
夕方の訪問だったので、奥さんが牛を部屋に入れているところでした。
牛は昼間は外に出し、夕方になると建物の中に入れるそうです。
これから2階の居室をみせて貰います。