山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

ブータンの旅(2-1)

2010-04-18 | 海外の旅
中山道、美濃太田から美江寺宿まで歩きました。
ブータンの旅、第2部を続けます。


ゾンという建物

立派な建物が見えます。
ここは「ゾン」といって「行政とお寺」が一緒になっている
建物だそうです。
国王のオフィスもこの中にあるようです。
ブータンにはこのような「ゾン」が幾つかあるそうです。


ドウプトプ尼僧院

次に訪れたのがドウプトプ尼僧院」です。
ドウプトプとはブータンに鉄を伝えたタントン・ギャルボの
ことだそうです。
ブータンにたくさんの吊り橋を造ったことで有名なお坊さんです。
ここの本尊はタントン・ギャンボの坐像になっていました。
お寺に入る時は必ず脱帽で、おしゃべりは禁物です。


お年寄り

お寺の出口におばあさんが二人いました。
毎日ここにきてお参りしているようです。
お寺はブータンの人にとって交流の場にもなっているようです。
何か話し掛けていましたが、意味不明でした。


王様の住まい

先ほどの「ゾン」をもう少し広範囲にみました。
右に緑や赤の平屋の屋根が見えます。
その左端の上に木に囲まれた建物がみえます。
これが王様の住まいだそうです。
意外と小さいのに驚きました。
この手前にグリーンが広がっています。
ブータン唯一のゴルフ場で9ホールあるそうです。


図書館

次に訪ねたのは「図書館」でした。
建物は「ブータン様式」の立派な建物です。
中に入ってみます。

世界一大きな本

大きな本が展示してありました。
世界一大きな本だそうです。
縦1.52m、横2.13m、重さ60キロで
ギネスブックにも載っているそうです。
開いているところの山の写真はチョモラリ(7314m)
だそうです。
このあと行くチェレ峠から見えるそうですが、果たして
どうでしょうか?
図書館には経文が箱に入れられ、たくさん陳列されていました。


銀行と郵便局

ここは郵便局と銀行が一緒になっている建物です。
正面から入って右が郵便局、左が銀行です。
ブータンの切手は美しいことで有名だそうです。
花や小鳥などを描いたものもたんくさんありました。
銀行ではもちろん両替などもできます。


郵便ポスト

郵便ポストです。
ここから手紙を出せば1週間くらいで日本に届くそうです。
昔の日本のポストによく似ていると思いました。


紙すき工場

郵便局をでて少し山のほうに向かいました。
そこには「紙すき工場」がありました。
昔ながらの「手すき」で紙を作っているそうです。



紙の原料

紙の原料は「コウゾ」や「ミツマタ」です。
「ジンチョウゲ」も使うそうです。
皮を剥いで後ろの大きな釜で煮るようです。



紙すき

工場の中です。
若者が働いていました。
紙づくりの製法は日本とまったく変わらないようです。


働く女性

横で女性が柔らかくなった繊維を更に手で細かく
千切っています。
世間話をしながらやっていました。




すいた紙が積んであります。
この状態でまだ水分が90%あるそうです。
このあと機械にかけて水分を絞るようです。


紙すきの様子

工場の出口のほうからのようすです。
左奥に水分を絞る機械が見えます。
この機械で水分を絞り、そのあと天日で乾かすようです。
建物の奥に完成した紙があり、手紙や封筒に加工された
ものもあります。
お土産として買うこともできました。