山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

ブータンの旅(1-5)

2010-04-09 | 海外の旅
3つのチョルテン

ここはパロ川とティンプー川が合流しているところです。
対岸に3つのチョルテンが建っています。
左からチベット、ネパール、ブータン様式のチョルテンです。
国によって形が違っています。
この川はここで合流し、インドのアッサム地方に流れているそうです。


現地スタッフ

他の車の運転手さんです。
モデルになって貰いました。
彼は英語は話せますが、日本語はダメです。
着ている着物が「ゴ」です。
いろんな種類があるようでした。


ナンバープレート

我々が乗っている車のナンバープレートです。
BPは個人、BTはタクシー、BGは政府関係、王様の車は
BHUTANと書いてあるそうです。
車は日本車では①トヨタ、②ホンダ、③スズキだそうです。
最近は韓国の車も多くなっているそうです。

農村風景(1)

棚田が見えます。
ブータンの資源は①電気(インドに売っている)、②観光、③農業だそうです。
お米や野菜は自給できるようです。
家はポツンとあるだけでした。

農村風景(2)

首都のティンプーまではこのような山間部を走ります。
のどかな風景が広がっていました。

4代目の国王が「大切なことは国民総生産(GNP)ではなく
国民総幸福量(GNH)である」と提唱し、
1971年に国連に加盟しました。
その後、民族衣装と民族様式建築の義務化を制定したそうです。
また、「物質的発展によって心のやすらぎが損なわれることが
あってはならない」を理念としているそうです。
この精神は現在の5代目の王様にも受け継がれているようです。
「豊かな国」といわれるのはこのあたりにあるのかも
知れません。

ホテルのスタッフ

パロから約2時間車に揺られてティンプーに着きました。
ホテルの前でスタッフがお出迎えです。
笑顔で挨拶してくれました。
男性が着ている服が「ゴ」、女性が着ている服が「キラ」と
呼ばれている服です。


フロント

フロントでもキチンと挨拶してくれます。
教育がしっかりしています。
「写真を撮っていいか?」と断ると快くポーズをとって
くれました。
ホテルで働いているのはほとんどがこのような若者です。
後ろの壁には現在の王様の写真が飾ってあります。
国民みんなが尊敬しているようでした。


中学生

ホテルの外を学生が通っていました。
学校から帰る中学生だそうです。
みんな同じ「ゴ」を着ています。
手に持っているのは「ランチボックス」だそうです。
給食がないので、毎日弁当を持っていくようです。
カメラを向けると快くポーズをとってくれました。

王様のバッジ

現地スタッフの1人が胸につけていたバッジです。
4代目と5代目の王様の写真がありました。
インドのようにカースト制度がないのでみな平等であり、王様も
同じ服装をしています。
これをみても王様が国民に愛されていることがわかります。

部屋に荷物をおいてこれからティンプーの街に出掛けます。
ティンプーはブータンの首都で標高2400mです。
気温は15℃くらいでそれほど寒さは感じませんでした。



◎付 録
昨日(8日)はお釈迦さまの「花まつり」でした。
暖かさに誘われて「山のカタクリ」を見てきました。

カタクリ(1)

ここは山の北斜面です。
普通のところより遅く咲き出します。
後ろから光を浴びてたくさん咲いていました。

カタクリ(2)

平地で咲くカタクリより柔らかい感じがします。
毎年少しずつ数も増えているようでした。
花びらが反り返った姿が妖精のようです。


カタクリ(3)
花びらの中の「W」の模様がきれいです。
毎年この山に登っていますが、今年は天気が悪くてなかなか
登れませんでした。
カタクリも私を待っていてくれたようです。


カタクリ(4)

たくさん撮ったのでまとめてご紹介します。
どれも逆光に映えてきれいでした。

晴天は昨日だけで今日はまた曇り空です。
今年の春は花に会いに行くタイミングが難しいです。