山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

火打山(その2)

2009-08-13 | 新潟の山
ゴゼンタチバナ

カナディアンロッキーでも会いました。
葉っぱが4枚では花が咲かず6枚になると咲きます。
この特長は同じでした。
花びらにみえるのはガクで花は中にある小さな粒々です。
まだ壷にでした。

オオバミゾホウズキ

黄色い花が出てきました。
オオバミゾホウズキです。
ミゾホウズキというのもありますが、こちらには葉柄があります。
オオバミゾホウズキにはありません。
葉っぱの付け根を見て区別します。
花後の実の姿がホウズキに似ているので、このように呼ばれています。


キヌガサソウ

輪生した大きな葉っぱの真ん中に1個だけ花を咲かせます。
葉っぱと花びらは8枚が多いのですが、9枚~11枚くらいまで
あります。
昔の高貴な人の衣笠に例えられたようです。

登山道

しばらく登るとオオシラビソが目立つようになりました。
この木は北八ヶ岳にもたくさんあります。
このあたりから雨になりました。
傘だけでも歩けそうでしたが、雨具をつけました。
下はピーカンでしたが、山の上は雲の中でした。

木 道

階段状に木道が造られています。
比較的新しい木道でした。
このような木道は歩きやすいです。
造った人に感謝しながら登りました。

サンカヨウ

小さな花ですが、きれいです。
雪解けと共に芽を出して咲く花です。
このあたりには最近まで雪が残っていたようです。
少し雨に濡れていました。

ノウゴウイチゴ

道の脇に1輪だけありました。
イチゴは花弁が5枚ですが、これは7~8枚あるのが特長です。
岐阜県の能郷白山で最初に発見されました。
シロバナヘビイチゴ同様甘くて美味しいイチゴです。

標 識

こんな標識をみると嬉しくなります。
もうかなり登ってきました。
雨の中の登山はあまりおもしろくありません。
途中から降られたので仕方ないですね。

イワイチョウ

湿原に咲く花です。
葉っぱがイチョウの葉に似ています。
雨に濡れてかわいそうでした。




ササが多くなってきました。
ササが増えると湿原は乾燥してしまいます。
自然界では繁殖力が強いものが生き残るようです。



ササは時として登山道まで隠してしまいます。
人為的に刈り取らないと道がなくなります。
コバイケイソウもまだ花をつけていませんでした。

モミジカラマツ

オシベがよく目立つ花です。
その姿がカラマツの葉に似ています。
葉っぱがモミジの葉に似ているので、両方あわせてこの名前に
なりました。
雨に濡れて風呂あがりのような姿でした。
小屋までもうすぐのようです。