山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

奥穂高岳・前穂高岳(1-2)

2009-08-26 | 北アルプス
ハンゴンソウ

黄色い花が咲いていました。
葉っぱが深裂しています。
キオンに似ていますが、キオンとは葉っぱが違います。
反魂草と書き、魂を呼ぶ花といわれています。

カニコウモリ

この花もたくさん咲いていました。
葉っぱがカニの甲羅に似ていて対になっている姿をコウモリに
例えたようです。
花びらの先端がカールしていておもしろい姿です。
このあとまだまだ出てきます。

オオバコウモリ

カニコウモリに似ていますが、葉っぱの姿が違います。
この花もたくさんありました。
いずれもコウモリソウの仲間です。

クロクモソウ

薄暗い道端に咲いているので、少しボケています。
葉っぱが雲のような姿をしています。
花は濃いムラサキ色です。
小さい花が風に揺れていました。

ノリクラアザミ

上高地ですが、「ノリクラ」という名前がついています。
葉っぱにアザミのような切れ込みがなく、トゲもありません。
上高地独特のアザミのようです。
かなり大きくなる花です。


明神館

明神に着きました。
コースタイムではかっぱ橋から1時間ですが、歩くピッチが
早く、50分で着きました。
時間に余裕のある観光客はここまで歩いてきます。
この日はここまできている観光客は少なかったようです。
ここで宿泊することもできます。


キバナノヤマオダマキ

ヤマオダマキの仲間で花が黄色いのでこの名がついています。
八ヶ岳にも多い花です。
ここは標高1600mくらいです。
里で咲くオダマキと比べて距が曲がっていないのが特長です。



建物を右にして見ています。
ここをまっすぐ行けば明神池があります。
その近くに小さな祠があります。
穂高神社の奥宮になっています。
穂高神社は穂高駅の近くにあります。
穂高駅は燕岳(つばくろだけ)の下車駅になっていますが、
いつも時間がないので神社に寄ったことがありません。
そのままかっぱ橋まで歩けます。
ここまでくるには最低2時間の余裕がないとダメですね。




更に梓川に沿って進みます。
川に中に立っている木は「ケショウヤナギ」です。
やはりここ特有の木です。
山には深く雲が垂れ込めていました。




小さな池がありました。
いつもここを通るたびに立ち止まって眺めます。
水が透明できれいでした。


クサボタン

葉っぱがボタンの葉に似ています。
花びらがカールしているのですが、これはもう咲き終わりのようです。
花びらが散ると綿毛が出てきます。
やはり上高地に多い花です。

ヨツバヒヨドリ

葉っぱが4枚輪生しています。
花はヒヨドリバナそっくりです。
アサギマダラという蝶が好きな花ですが、この日は見かけませんでした。
渡り蝶なので、もう飛んで行ったのかも知れません。
このあたりはほとんど平坦な道が続いています。
次の目的地、徳沢園まではもう少しのようです。