山小屋だより

山歩きや街歩き、そこで出会った花や風景を紹介しています。
ぜひ、一緒に歩きましょう

カナディアン・ロッキー(4-1)

2009-08-01 | 海外の旅
第4章に入ります。

ボウサミット

約30分くらいの登りで平らなところにでました。
ここが頂上のようです。
雨と風がかなり出てきました。
この奥に行けばペイトレイクがみえると思います。

ケルン

見えてきました。
誰が積んだのかわかりませんが、ケルンがありました。
日本の山でもこのようにケルンが積んであります。
頂上を示す印です。



正面奥に大きな山がそびえています。
晴れていればきれいに見えることでしょう。
山の天気は変わりやすいです。
これだけ見えれば贅沢はいいません。


ペイトレイク

一番高いところから眺めたペイトレイクです。
山はガスで霞んでいます。
きれいな色の湖でした。

ホワイトマウンテンヘザー

足元に小さな花が咲いていました。
雨が降っているので、なかなかうまく撮れません。
日本のイワヒゲに似ていると思いました。
しかし、イワヒゲは下に向かって伸びます。
これは真っ直ぐ立ち上がっていました。
かなり群生する花のようです。



下りはこの残雪の中を一気に下りました。
雪が柔らかく膝上まで入りました。
カナダに来て初めての雪上歩きでした。
日本では「ルートを外さないように!」といわれますが、
このような場所では逆に同じところを歩かないほうがよいそうです。
道を造るとその場所だけ植物が死んでしまうからのようでした。



降りてきてから再び振り返って見ました。
登った丘がよく見えます。
雨が降っていなければもっと素晴らしい景色が見えた
ことだと思います。



登ってきた道とは別のルートを下ります。
ここまでくれば歩きやすい道でした。
この先に展望台があるようです。



途中に案内板がありました。
カナダでは公用語が英語とフランス語の2つがあるそうです。
従って案内板の文章も2つの文字で書かれていました。

展望台

展望台から眺めたペイトレイクです。
一般の観光客はここまできて眺めるようです。
上から見た湖とあまり変わりませんでした。




上流側を眺めてみました。
かなり土砂で埋まっているようです。
昔はもっと奥まで水があったのだと思います。

グレイシャーリリー

展望台をでて駐車場に向かう道端に咲いていました。
カナダにくる前から会いたかった花です。
日本のカタクリに似ていますが、カタクリは青紫色です。
これは全身黄色でした。



それほど大きな群落ではありませんが、あちこちに咲いていました。
花びらが6枚あるように見えますが、3枚はガク片です。
雨の水滴がおもしろい形で並んでいました。



背丈が低い花なので、撮影がたいへんでした。
晴れていれば腹ばいになって横から撮るのですが、雨では
仕方ありません。
グレイシャーとは「氷河」のことです。
「氷河に咲くユリ」という意味のようです。
バンフ国立公園の中には素晴らしい群生地があるそうです。


ホワイトグローブフラワー

日本のイチリンソウに似ていますが、葉っぱの姿が違います。
日本にはない花です。
花びらに見えるのはガク片で、5~10枚あるそうです。
きれいに咲いていました。



これは姉妹のようです。
どちらがお姉さんでどちらが妹さんかわかりません。
もしかしたら、双子かも知れません。
花も葉っぱも整っていました。



咲き始めの姿です。
全体が丸い姿をしています。
ガク片の裏のピンク色がかわいいです。
この姿から「グローブ(丸い)」という名前がついたようです。
まもなく駐車場につきます。


今日から2泊3日で中央アルプスの木曽駒~宝剣~空木岳を縦走する
予定でした。
しかし、山の天気が思わしくありません。
雷雨もありそうだという情報だったので、秋に延期しました。
今日から8月です。
これからの天気に期待したいと思います。


◎付 録

7月8日に東京の品川宿から池田山あたりを歩きました。
まだ未公開でしたので、ご紹介します。
デジブックでご覧ください。
BGMは孫娘がピアノ発表会で弾いていました。