彦四郎の中国生活

中国滞在記

京都北山(丹波山系)の何箇所かの渓流で、孫と過ごした日々―大学の「期末考査期間」で中国へ

2018-07-03 17:23:50 | 滞在記

 6月17日(日)の夜に日本に帰国し7月1日(日)の夜に中国に戻るまでの2週間、この2週間は「①大阪地震で被災する、②娘の子供(1才7カ月)と京都北山の渓流域で過ごす、③サッカーWカップ・テレビ観戦、④故郷福井に帰省する」、とりわけ「地震と孫とサッカー」の2週間だった。(※京都市内には①鴨川(賀茂川)と②桂川(保津川)が流れる。白川や琵琶湖疎水や天神川なども流れる。)

 6月18日(月)、大阪地震に遭った日の午前11時から午後にかけて、鴨川(賀茂川)の源流域の「雲ケ畑」地区の渓流に「娘と孫(名前は栞<しおり>)」の三人で行って過ごした。久しぶりに孫に会った際、はじめはあまり覚えてもらえていなくて、警戒され娘の胸に逃げて行かれたが、すぐに感覚的に私を思い出したようだった。すぐに慣れてきた。

 6月25日(月)、午前から午後にかけて、桂川(保津川)の支流である清滝川の「落合」地区に娘と孫の三人で行った。ここは、京都の嵐山からほど近い場所にある。嵐山の化野念仏寺近くから細くて急な山道を車で登って、そして峠から下った場所。至るまでの道は少し危険だが、渓流としてはとても素晴らしいところだ。川遊びをして過ごしていると、子供連れの若い夫婦がやってきた。簡易テントを張り、「肉野菜炒め」を鍋で作っていた。子供は私の孫と同じくらいの年頃だった。

 6月26日(火)、午前から午後にかけて、鴨川の源流域の一つである「貴船川」に3人で行った。貴船神社の「奥の宮」付近の川原での川遊び。ここは、水深もほとんど浅く小さい子どもがかなり自由に川の中で遊べる渓流。

 この日は「おにぎりの弁当」を持たずに、貴船川の「納涼床」でソーメンなどを食べた。平日だが、観光客も多く、欧米や中国の人の姿も多く見られた。孫の栞も口をほおばって食べていた。この年齢になると食欲は大人並に旺盛だ。言葉もまだ意味は分かりにくいものも多いがとても豊かに一人喋っていたり、話し掛けてきて、コミュニケーションが取れ始めていた。

 6月28日(木)、午前から夕方にかけて、桂川(保津川)の源流域である「花背・山村交流の森」に3人で行った。京都市内から鞍馬川(鴨川の源流域の一つ)をさかのぼり、とてもすごい九十九折の峠を越えて下ると「花背地区」がある。市内からは1時間15分ほどを要した。少し弱い雨模様だったので、「山村交流の森」の宿泊棟の中でしばらく過ごした。ちょうど「お泊りをした幼稚園」の園児たちが出発するところだった。30分ほどすると良い天気になったので、外に出る。京都のある大学の学生たちが造ったという丘の上の建物に入ったり、アスレチックで遊んだりする。

 ここの川原は広くて水も美しい。釣りをしている人が何人かいた。帰りに孫の栞を抱きかかえながら川原を歩く。川原の石影に大きな蛇がいたのに気が付かず、踏みそうになった。蛇もビックリしたようだが、態勢を立て直して鎌首をあげて威嚇警戒をしていた。ヤマカガシという蛇で、軽い毒性をもつ。「栞ちゃん、あれは蛇、蛇やで‥‥。怖いなあ。」と孫に教える。「怖いなあ、怖いなあ‥‥。」と。渓流の川原は「蛇」が少し大きな石の近くに潜んでいるところもあるので、要注意だ。

 「山村交流の森」から近いところの「大悲山」という地区に、「花背大悲山・峰定寺」という寺があるので行ってみた。1年ほど前に妻と二人でここに来たこともあり、今回が3回目の入山だった。1154年の創建で、平清盛がまだ若い頃「工事雑掌」という工事責任者に任命されて造営された寺。山岳修行の寺で、京都の南の「吉野山系」の山岳修行の寺に対して、ここは京都の北にある山岳修行の地であった。山門なども相当の歴史を感じる。本堂は山の中腹にあり、清水寺の舞台を少し小ぶりにしたような建物が建っている名刹だ。

 境内の川沿いに、「沙羅双樹(さらそうじゅ)」の木があって、花が咲いていた。椿とよく似た白い花で、この季節に咲く。寺の参道に入る付近に「美山荘」という有名な「料理旅館」がある。

 孫が少し話せるようになりなついてくると、中国に戻るのは今まで違ってよけいに戻るのが辛くなってもくるものだということを最近感じ始めてもいるこの頃。

◆7月1日(日)、夕方6時半発の中国・福州行の飛行機は、1時間遅れで関西国際空港を飛び立った。航路にあたる沖縄周辺に台風が接近しているため「飛ぶかどうか?」心配だったが、飛んでくれた。3時間あまりで福州の空港に到着。夜の12時前にアパートに着いた。

 日本も今年は「梅雨明け」が異常に早いが、福州は完全に弱い梅雨季が終わり、完全な真夏日となっていた。セミが「じいじぃじいじぃ」とうるさく鳴く。気温は毎日35度以上〜38度となっているので猛烈に暑い。亜熱帯地域なので湿気はものすごい。強烈な暑さと湿気が日中続くと、夕方には亜熱帯の夏特有の強烈なスコールが夕方から夜にかけて1時間ほど、雷を伴い天からバケツの水を落とすような雨が降り、ほんの少しだけ空気の熱が下がる。このスコールはありがたい。

◆7月2日(月)から2週間にわたる「大学の後期期末考査」期間に入った。7月14日(土)から9月2日(日)までが夏休み期間となる。私が後期(2学期)担当している教科の試験は7月9日(月)に終了する。7月11日(水)には再び日本に帰国する予定だ。(約1カ月半の夏休み帰国)

◆京都市内からほど近い北山・丹波山系には、今回の帰国で行かなかった渓流があと数箇所ある。鴨川源流域の「八瀬・大原」地区、桂川源流域の「清滝」地区、そして北琵琶湖の「高島市」に河口をもつ「安曇川」の源流域である「梅の木地区(大原をさらに行ったところ)」<鯖街道沿い>などだ。この夏休みには、また孫たちと行ってみたいと思っている今年の夏。

 

 

 

 


1 コメント

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福州市の市場について (上原)
2018-07-04 17:37:59
こんにちは、そして初めまして。
上原と申します。

私は沖縄のとある企業に勤めており、
沖縄県が企画する『沖縄官民一体ニューウェーブ人材育成事業』に参加しております。

本事業は、企業が海外展開する際に必要な現地の情報収集方法などについて学ぶ内容で、
事前調査ののち実際に現地で調査を行います。

ちなみに調査地は福州市です。

私のグループは沖縄県からの農産物やその加工品の輸出がテーマであり、
現地調査では市場やスーパーを見学する予定で、
ウォールマートやカルフールに行くほか、
彦四郎さんのブログの情報からスーパーは「永輝超市」に行く予定です。
なかなか福州の情報が得られないため非常に助かりました。
ありがとうございました。

前置きが長くなりましたが、
農産物を売っている市場の情報が得られないのですが、
どこかご存知でしたらご教示頂けないでしょうか。
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