彦四郎の中国生活

中国滞在記

大学の研究室がある「福万楼」で火事!―日本語学科の先生たちと―

2015-04-25 12:38:46 | 滞在記

 広い大学のキャンパスの一角に、各学部の教員たちの研究室などがある「福万楼」という9階立ての建物。私の研究室は外国語学部専用の7階724号室にあるので見晴らしがとても良い。ここで、授業の準備をしたり、休憩や昼寝をしたり、くつろいだりもしている。

 2週間ほど前、午前中の授業を終えてから学生達と食堂で昼食を食べ、研究室のある「福万楼」に戻ると何台もの消防車が来ていた。「火事があったようだ!」
 消火は終わっていたようだった。授業の教室や食堂から福万楼までかなり離れているので、消防車のサイレン音も聞こえなかった。ちょうど日本語学科主任の林先生が火事場にいたので、火事事情を聞いた。3階~9階までが家事の被害を受けていた。火元は3階なのだが、あっという間に火や煙が這い登り9階まで達したようだ。電気もエレベーターも停止しているので階段を登りながら9階まで登った。7階の被害に遭った部屋の教員が悲嘆にくれていた。部屋は煙のすすで黒くなり、放水のため窓ガラスも割られていた。廊下も水浸しだった。
 私の研究室は火元から遠くにあったので、被害はまったく無かった。しかし、3階の一室でで起きた火事が9階まで火や煙が廻るとは驚いた。どんな防火構造になっているのだろうか。

 この福万楼の7階には、大会議室と小会議室がある。ある日、「寺坂先生、小会議室に来てくれますか。」と林先生から連絡があったので行くと、李先生が生けた「生け花」が置かれていた。「これを見てください。どうですか。」と感想を聞かれた。

 4月11日(土)、日本語学科の先生たちとの食事会があった。福州市中心部から東へ30キロほどの所に「福州港」がある。新鮮な魚介類が食べられる小さな店に行った。李先生は食グルメなので、安くて美味しい店をたくさん知っている。
 この日は、①「1年間、九州の長崎県へ研修留学していた邱先生の帰還祝い」②「日本語学科の本科検査合格祝い」➂「張先生の結婚を祝う」を兼ねた会食となった。
 中国によくある「海鮮店」。水槽に魚介類が入っているのだが、「この魚、貝を、このように料理して出してほしい。」と注文すると、料理されてテーブルに出されてくる。鮑(あわび)は、小さいが とても安い値段で食べられる。

 宿舎に隣接している運動場では、最近サッカーをするグループが増えてきている。中国のサッカーは、最近少しずつ人気が出始めているが、ここでサッカーをしている人たちの技術はあまり高くない。私が参加しても、そんなに下手にはみえないだろうと思われるぐらいだ。しかし、みんな一生懸命にプレーしている。

 ちなみに、中国で最も親しまれているスポーツは、①バトミントン②バスケットボール➂卓球④サッカー⑤ジョキング⑥?。の順だろうか。
 時々、近くの「消防学校」の学生と教官が、訓練に来る。訓練の一環として、サッカーゲームをすることがあるが、ユニホームがないので、「訓練服を着ているチーム×裸になっているチーム」で区別しているのがユーモラスな光景。









 

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