長岡京で町家ジャズライブ、１２０人酔う

「町家ジャズライブ」が１８日、京都府長岡京市神足の市立神足ふれあい町家で開かれた。メーンとゲストを合わせて計８人のミュージシャンが、恋心の機微などをトランペットやピアノの音色に託して多彩に表現。訪れた約１２０人は、趣ある和の空間で披露される本格的な演奏に酔いしれた。

　市民サークル「長岡京手づくりジャズの会」が、和の空間とジャズが織りなす妙を楽しんでもらおうと、主催した。ふれあい町家で開くのは、今回が３回目となる。

　メーンの出演者は、いずれも京都市内に住むボーカルの杉山千絵さんとトランペットの藤井美智さん、ピアノの寺崎純さん、ベースの萬恭隆さん。

　４人は赤いじゅうたんが敷かれた和室に涼しげな装いで登場。昼夜なく恋人を思う気持ちを歌ったボサノバ調の「Ｎｉｇｈｔ＆Ｄａｙ」や、恋が終わった後の物悲しさをしっとりと表現した「Ｓｍｏｋｅ　Ｇｅｔｓ　Ｉｎ　Ｙｏｕｒ　Ｅｙｅｓ」など計１０曲披露した。

　４人はリクエストにも応じた。また、会場には若手の音楽家もゲストで登場。訪れた市民らはお茶やビールを手に、町家に響くジャズに耳を傾けていた。

【 2010年09月19日 10時01分 】　京都新聞