姉弟で玉・忠興に、ガラシャ祭の行列配役決まる

１１月に京都府長岡京市で行われる「長岡京ガラシャ祭２０１０」（同実行委主催）のメーンイベント「輿（こし）入れ行列」で、主役の明智光秀の娘、玉（細川ガラシャ）役を務める会社員山路亜由美さん（２９）＝長岡京市滝ノ町＝と、細川忠興役の美容師山路敏弘さん（２７）＝同＝が２１日、市役所を訪問し、抱負を語った。

　勝竜寺城の細川忠興に嫁いだ明智光秀の娘「玉」（細川ガラシャ）にちなむガラシャ祭は、今年は１１月１４日にメーンの輿入れ行列を予定。今月１２日、輿入れ行列で公募の市民が扮（ふん）する配役の抽選会が市役所であり、男女ペア限定で募集した玉と忠興をはじめ、明智光秀や清原マリアなど九つの役に１８人が応募し、抽選が行われた。玉と忠興は３組が希望し、姉弟で応募した山路さんペアが役を射止めた。

　玉役の亜由美さんは「以前からガラシャ祭を生で見て、ぜひ一度お玉さんになってみたかった」といい、「大河ドラマが好き」という忠興役の敏弘さんと一緒に「姉弟で夫婦役は少し抵抗もあるけど、いい思い出になる。しっかり務めたい」と笑顔で話した。亜由美さんの長男温心君（６）＝長岡第十小１年＝も行列の先頭を歩く侍童役に決まり、家族で晴れ姿を披露する。

【 2010年09月22日 11時02分 】　京都新聞