京都・乙訓高陸上部に期待の新星 全国目指す

2016-06-19 07:04:31 | 士 cerebrity
 乙訓高(京都府長岡京市友岡1丁目)陸上部の男子短距離に、期待の1年生が現れた。5月の府高校総体では、学年別で行った100メートルを10秒66の好タイムで優勝。今月5日の全国高校総体(インターハイ)府予選では、全国トップレベルの上級生に食らいついて3位入賞した。7月末からの全国大会出場権を懸け、16日から神戸市で開かれる近畿予選に向けて調整に励んでいる。

 江川(えかわ)雅人さん(15)=精華町。府高校総体ではスタートから一気に飛び出し、そのままゴールへ。インターハイ府予選は、昨年の府高校総体で大会記録を出した洛南高の選手らに中盤までリードした。終盤に逆転されたが粘りの走りをみせ、顧問でアテネ五輪男子1600メートルリレー代表の佐藤光浩教諭は「全国トップレベルの選手と走っても力まず、能力を発揮できた」と褒める。

 小学生の時は水泳に親しみ、精華西中で陸上を始めた。「練習に出ないこともあった」という中学時代は目立った成績を残せなかった。それでも、3年生の頃に「ベスト記録を出した時の喜び、走っていて一番前に出た時の気持ちよさという陸上の魅力を知った」と振り返る。

 潜在能力の高さを見抜いた佐藤教諭の誘いを受け、今春、乙訓高の門をくぐった。それまで以上に真剣に競技と向き合うようになり、入学からわずかの期間で実力を伸ばした。

 近畿予選では、100メートルと400メートルリレーを走る。ともに6位以内に入ればインターハイに出場できる。「全国大会に出るために、やるだけです」。乙訓の地から大舞台への飛躍を目指し、闘志を燃やしている。

2016年06月16日 12時12分


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