「古代の衣装は色に意味」 児童が長岡京の歴史と文化学ぶ

2017-10-16 08:10:01 | 習 learn
 長岡京が置かれた奈良時代から平安時代の過渡期の文化を学習するワークショップが14日、京都府向日市寺戸町の市文化資料館であった。市内の小学生14人が参加し、当時の貴族が身に付けた装飾品や衣装について学んだ。

 長岡京を題材に市にまつわる歴史を学んでもらおうと同資料館が企画し、この日は全4回のうちの2回目。講義では、同資料館職員が、装飾品には身分や仕事を示す意味があったことを紹介。木や竹に書いた字を消すための小さな刀「刀子(とうす)」を持っていれば役人だと分かったことなどを説明した。

 児童は、ガラス製の物差し「瑠璃小尺(るりのしょうしゃく)」と魔よけの「水晶飾り」のレプリカ作りにも挑戦した。

 古代の服装について学ぶ時間もあった。参加者代表の男女4人が衣装を着用すると、古代衣装研究家の山口千代子さんが解説。男性の衣装について「色が重要な意味を持っていた。最も身分が高い人は紫を着ていた」などと説明し、子どもたちが「そうなんや」と興味深そうに聞き入っていた。

【 2017年10月15日 12時47分 】


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