めんごチャペの猫の目日記

日々の思い・風・山行き・・・気まぐれに・・・

奥穂高岳3190m・涸沢岳3110m/2017年9月21~24日

2017年09月26日 13時00分59秒 | 日本百名山

涸沢岳(3110m)から見た 穂高岳山荘(2983m)と奥穂高岳(3190m)

 

2017年9月21日(木)

 河童橋から元気に出発 bea

21・22・23・24日(3泊4日)

上高地→横尾山荘泊→ザイテングラート→涸沢岳→穂高岳山荘泊→奥穂高岳→

ザイテングラート→涸沢小屋泊→横尾→上高地→秘湯中の湯温泉→昭島駅南口

アルコ参加者  9名  6名

 

約70日前 槍ヶ岳山行の時 見上げた明神岳が

今日も 圧倒的な大きさで迫ってくる

何度見ても 威風堂々素晴らしい・・・

  

そろそろ 紅葉が見られるかもしれない・・・

ゆっくり歩いて横尾山荘に向かう 明神館と徳沢園で休憩し

梓川の 澄み切った流れと水音 少し汗ばむ心地よさに 

アルコ15名のテンションもあがる

 

全体の紅葉の見頃は まだ少し先だけど 

ピンクのマユミや ナナカマドの真っ赤な実が

小さな秋を感じさせてくれる

 

横尾山荘の夕食

彩りも 盛付も 栄養バランスも素晴らしい

8人部屋のベッドは清潔で 充分の広さが有る

お風呂に入って 夕食までの時間をゆっくり過ごす

夕食は 他国の団体さんと一緒・・・

寒いわけではないのに 半数がキャップや毛糸の

帽子をかぶって 食事をしている お国が違うとマナーも違う 

 

充分休養して 明日からの酷しい行程に備える・・・

が やっぱりチャペは眠れない・・・

 

2017年9月22日(金)

横尾山荘を6:00出発し ザイテングラートを経て 穂高岳山荘に向かう

 

立派な横尾大橋で 梓川を渡る

 

針葉樹林の間から 屏風岩の大岩壁が朝日に輝く

堂々とした大きさに 歓声があがる 

 

 

本谷橋を何度も渡って 吊り橋の感触を楽しむ

ペコちゃんとジルちゃん 

自然は人を童心にかえらせる・・・

この日 この時間帯は 通過する人も少なく 河原も静か

 

横尾山荘を出発して2時間30分

皆が見上げるその先には 穂高岳連峰に囲まれた

涸沢カールが見える 小屋の屋根が 吹流しが見える・・・

 

 

 小屋やテントが見えるが まだまだ遠い・・・

 

写真を撮りながら チャペの到着を待つ リーダー 

 

道はよく整備されているが ガレ場は気を使う

 

涸沢ヒュッテと涸沢小屋分岐

アルコ隊は涸沢小屋に・・・

 

小屋まで 大きな石が 階段状に敷き詰められいる

登り詰め 広いテラスを抜けて ザイテングラートの取付まで

一歩一歩ゆっくり歩く 息が上がる

 

遥か上に穂高岳山荘の屋根が見える 煙もたなびいている

チャペ 「誰がそんな所に小屋立てたの・・・」

 

取付口で 雄大な穂高連峰の景色を眺めながら 昼食をすませ

(チャペは山では食欲がない 低山でも)

超緊張しながら急峻な岩場を beaリーダーの踵だけを見て登って行く 

(チャペは 乗馬用のヘルメットをかぶっていたので

視界が悪く 前面だけしか見えない 

その為か高度感を感じない 危険度は多いに感じるけど・・・)

ともかく3点確保を徹底し 慎重に進む

 

2983mから見た 涸沢カールと涸沢ヒュッテ

30分登って5分の立ち休憩を 3回繰り返し

穂高山荘に着きました~ ヤッタネ~

 

大正14年 今田 重太郎氏が 遭難の危険から身を護る為 

穂高岳小屋を建てる 今年で90周年

穂高岳山荘に向かって 右に聳える涸沢岳

テラスには大きな石を並べて テーブルと椅子

 

穂高岳山荘に荷物を置いて 涸沢岳に全員で登頂

3110mから360度 信じられない景色が 広がる

しばし 岩場に立ち写真撮影

 

高所恐怖症のチャペは 岩に座ったまま

kinyaさんの股の間から 槍ヶ岳の撮影に成功  

 

穂高岳山荘のロビー

スタッフが 椅子・テーブルを動かし 掃除機をかけ

雑巾で丁寧に床を拭いている 三和土には打水も・・・

白出のコルに建てられた山荘は 風力発電と太陽光発電で有名

 

今田 重太郎さん チャペは頑張りました

今日も 一人に一枚の布団 良かった

でも・・・チャペは眠れない・・・

夜中に何度も大雨が降る

 

 

2017年9月23日(土)

山荘に向かって左に聳える 奥穂高岳

ほぼ垂直の梯子を登って山頂へ

 

奥穂高岳山頂で 霧で視界がほとんどない  bea

 

混雑する梯子を順番にすれ違う   bea

 

お世話になりました

 

2983mからの眺めに 惜しみながら別れを告げ

 

 

ザイテングラートを慎重に降る

 

 あと もう少しだね~

 

前穂高岳をバックに・・・

まだ顔がこわばっているチャペ

 

 

取付口まで降ってきた お昼ご飯です 

やっと笑い声がひろがる 

 

涸沢槍がハッキリ見える

草紅葉に ザイテングラート取付口に向かう道が横切る

豆粒のような行列が続いている(写真では見えないけど・・・)

  

氷河期に削られて出来たカールと 

モレーンの上に張られたテントが 眼下に見えてきた

 

涸沢小屋に全員無事下山

チャペの乗馬用ヘルメットは 

山では視界が悪く役に立たない 

それぞれに 計算された道具がある

でも・・・もう山用ヘルメットを買うことは無いかも・・・

 

大きな虹の祝福を受け 充実感に浸るアルコ

この景色を眺めながら 飲んだ生ビールの味は生涯忘れない

無事に帰り着いた安堵の涙は 甘いカクテルの味がした

 

何時までも 何時までも 眺め続ける・・・

 

今日の涸沢小屋は 1枚の布団に2人寝る混雑

人息れで ムッとする中 ウイスキーに心地よく酔ったチャペは

すごい状態の中で 久しぶりに爆睡した アンシンシタノネ・・・

 

 

日の出前のテント村

2017年9月24日(日)

 

beaリーダーが写したモルゲンロート 

 

 

穂高の峰と 涸沢に別れを惜しみながら下山を開始する 

疲れが残った足は ギコチナク動き 特に下りが苦手なチャペは

バランスを取るのに神経を使う 若者たちが軽やかに

どんどん追い越していく 

 

本谷橋に着いた 

金曜日に通過した時 静かだった渓谷は

大勢の老若男女で賑わってる

紅葉シーズン真只中には 

 どれだけの人が訪れるのかしら

 

屏風岩を右手に仰ぎ 北穂高岳の末端も見えてくる

 

横尾大橋を渡った横尾山荘広場は

これから出かける人 戻った人であふれていた

 

いつもの花がお出迎え

 

あの峰に登った 見るだけだった山のあの頂に・・・

 

beaリーダーを始めご同行の皆さま 大変お世話になりました

どの方も優しく お心づかい下さり アルコに居ることを幸せに感じました

以前より漠然と(行けたら・・・)と思っていた場所に 本当に辿り着けました

ありがとうございました 心より感謝いたします

 

(21日 上高地に着き 愛用のカメラをザックから出しONにする

ウントモスントモ作動しない 前夜バッテリー充電したはずなのに・・・

仕方なく スマホのカメラで撮影する 結構綺麗に撮れたね ヨカッタ・・・)

 

 

 

 

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