めんごチャペの猫の目日記

日々の思い・風・山行き・・・気まぐれに・・・

空弁/2018年6月23・24日

2018年06月25日 10時28分27秒 | 故郷

羽田空港人気の空弁 『穴守おこわいなり』

 

2018年5月23・24日(土・日)

9:15羽田空港発ANA675便→広島空港着10:40

17:00広島空港ANA682便→羽田空港着18:25

5月のある日 中学校のクラス会準備委員より

クラス会開催の案内状が届く 

当時の写真も載っている が・・・

自分の顔が瞬時にわからない・・・ 

消去法でこれかなぁ~ 自信がない

中学校を卒業して すでに半世紀が過ぎている

 羽田空港の待合室 次々に飛び立つ飛行機を眺めながら

クラス会に思いをはせつつ 一口大の穴守おこわいなりを頬張る

 

高齢になった両親は 今年に入ってめっきり体力が落ちた

両親にチャペの元気な顔を見せてから クラス会に出席してみよう 

 

チャペ 「皆の顔がわかるか心配なんだけど・・・」

母 「大丈夫よ 不思議と当時の雰囲気になってくるから

どこかしら面影が残っていてわかるものよ 行っておいで」

会場に入る 襖を開けると一斉に振り向いた顔に見覚えがない

頭が真っ白になった・・・会費を払ってともかく着席

2年生の時の担任の先生の隣に座る

思い出した・・・ 

先生は当時のままの痩身で 優しい雰囲気も当時のまま

先生はニコニコして 目を丸くしている

 

若くして旅立って逝った同級生に黙祷をささげた後

準備委員 「先生 出席をお願い致します」 

先生 「〇〇 〇〇君」

生徒 「はい」

先生 「〇〇 〇〇さん」

生徒 「はい」

先生の静かながら凛とした声がひびく

チャペは胸がいっぱいになり 同級生の顔がかすむ

この瞬間 ワープして半世紀前の教室にもどった

机の上に広げられているのは 国語の教科書ではなく

準備委員の方々が用意して下さった 心づくしの折詰とお酒やジュース

 

 一人一人 過ぎ去った時を 皆の前で話す

仕事のこと 結婚や出産育児 生死をさまよった病のこと

最愛の人の看病や介護 そして別れ・・・

重かった時間を 今は軽やかに話す 今だから話せる・・・

母の言うとおり 時間と共に面影が重なる

懐かしい時はあっという間に過ぎ

最後に全員で校歌斉唱して別れた

クラス会・・・何とも不思議な時間を楽しんだ 

 

 

広島空港で宮島の名物『あなごめし』を買い

タリー君の待つ我が家に・・・

 

チャペ 「タリー君~ ただいま~お母さん帰ったよ~ 」

タリー君 「・・・サミシカッタ・・・」 

 

コメント (4)
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