めんごチャペの猫の目日記

日々の思い・風・山行き・・・気まぐれに・・・

鳳凰三山/2014・8月1~3日

2014年08月04日 13時00分21秒 | 山梨県の山

貴女に会いに・・・ 《タカネビランジュ》

 

   

2014年8月1日から3日(金~日)

鳳凰三山/薬師岳2780m観音岳2840m地蔵岳2764m

アルコ19名   12名  7名

1日目:立川駅→甲府駅→タクシー夜叉神登山口10:25→夜叉神峠11:35→杖立峠→南御室小屋16:40

2日目:南御室小屋6:15→薬師岳8:25→観音岳9:40→地蔵岳11:35~12:30→鳳凰小屋13:15

3日目:鳳凰小屋6:10→燕頭山8:00→旭岳→御座石鉱泉11:45→立川駅

    

 小さい写真はクリックして見てね 

心配された天候も 良い方向に変わっていき 以前から行きたかった鳳凰三山に登る

登山口よりやや急な登りが続き 体調が万全でなかった人には かなりシンドカッタ

夜叉神峠に出ると白峰三山 北岳・間ノ岳・農鳥岳が 雲の切れ間から堂々の姿を見せ感動

チャペ 北岳に登りながら正面に見える鳳凰三山にいつか登りたいと思っていた 

 

    

夜叉神峠で昼食をとる   休憩中に体力が回復し全員で出発

 

途中一時間ごとに休憩をとりながら登る

先に休憩をとっていた女性二人連れと 同じ場所でアルコも休憩

アルコ 「今日はどちらまで」

二人連 「南御室小屋まで」

この会話の時点では この後大変なことになるとは誰も知る由もなし・・・

 

    

涼しいね~ でも汗は滴り落ちる 背中もぐっしょり 

 

体調を崩した会員のザックを アルコの屈強な男性陣が10~15分交代で担ぎ上げる 

 

   

16:40 シラビソの原生林をずいぶん歩いて 着きました今日の宿  南御室小屋 

 

    

寝床を割り当てられ 着替えをし 5:30分からの夕食を済ませ

談話室で酒宴が始まる ストーブが焚かれ寒さは感じない

突然稲光が走り 雷鳴がとどろく 雨がビニール天井をたたく

発電機を止め 蝋燭の灯りで酒宴は続く・・・

 

 

5:30am朝食 6:15薬師岳に向かって出発

 

威風堂々北岳

   

薬師岳手前の白砂のザレ場を登りきると 360°の大パノラマ

歓声が上がる  体が疼き岩によじ登る

柚子リーダー 「まだ三山ドコモ登ってないよ~ホライクヨ~」

 

    

    

巨岩の隙間から愛らしい花が ほほ笑みかける 素晴らしい生命力

ヒナコゴメグサ・ハクサンシャクナゲも満開

 

感動・・・この一言 

 

引きつった 集合写真 8:25

顛末記

先に頂上に着いていた三人組に撮影のお願いを

チャペ「スイマセンシャッターを押して頂けますか」

女性① 「ダメヨ こちらはこれからコーヒータイムだから こっちを使わないで あっちを使って」

チャペ 「ハイ 北岳をバックにしますから こちらはつかいません」

(チャペ 今まで写真をお願いして 断られたことなかったから

 テッキリ場所の事と思ったが 人の事だった)

男性が手を出してカメラを受け取ってくれた

女性② 「いいじゃないの写真くらい」

女性① 「ダメ 癖になるから」

三名のグループになっていたから 気が付かなかったけど

昨日休憩で一緒になった二人連れだった 単独の男性と一緒になっていた

狐に似ているので(太っているけど) これから女性①を狐のオバサンとする 

 

    

観音岳に向かいながら薬師岳を振り返る

雄大な景色が些細なことを忘れさせてくれたか・・・と・・・

 

9:40 観音岳の集合写真を撮ろうと 誰か通るのを待っていたら マタあの三人 

顛末を知らないポッポさんがお願いする 男性が快く引き受けてくれる

狐オバサンそっぽを向いて通過

 

タカネビランジュとチャペ

  

サンコウ花博士に 花の名前を聞きながら ゆっくり歩いて最後の地蔵岳 11:35

ここまで5時間かけて到着 心置きなく三山を楽しむ

賽ノ河原で昼食後 有志がオべりクスに挑戦 

 

オベリスク頂上に立つのはアルコではアリマセン

アルコは肩まで・・・

ボルダリンブをしている男性が スルスル身軽に登って 大きく手を振る 

 

13:15 雨が降ってきたので雨具を着け鳳凰小屋に到着

全員 流れ落ちる豊富な水でストックを綺麗に洗い ザックを持って

2階の部屋に・・・ カイコ棚にぎっしり夜具が並べられ 続々と登山客が到着 

アルコ女性7人の横に 小屋の人に案内されてきた女性二人

女性 「あなたイビキかく」 ヨロシクもなく いきなりきつい口調

アルコ会員 「かかないと思います 

女性 「イビキかかれると迷惑なのよね」

チャペ 「疲れているから かくかもしれませんけど・・・」

暗がりに目が慣れて  よく見るとあの狐オバサンではありませんか 

こんなに混雑しているのに何でまた隣に・・・

小屋の人 「団体でお越しの方 下の談話室でお酒飲めますから部屋使ってください」

アルコ男性 「じゃあ 下で待ってるからおいで」

狐オバサン 「山を楽しみに来たんだか 酒飲みに来たんだか 酒飲みたかったら街で飲め

と毒ずく・・・

 

テント場も超満員

 

談話室は時間で交代 部屋にいる場もなし

寒い外で夕食まで待つ ネットや口コミで南アルプスの小屋はひどい

と散々聞いていたので 覚悟はしていたが・・・

何しろ他に競争相手が無いので 小屋のいうなり

でも 狐オバサンは 「一番にご飯食べさせろ」 と小屋のお兄さんに迫っていた

トイレはバイオトイレで清潔 良かった 

小屋の周りには 可憐な高山植物が多種咲き乱れ

 これからヤナギランが咲き始めたら もっと素敵でしょうね~

 

 

3日目:6:10am

これから燕頭山コースの長い急坂を5時間かけて降りる

この朝食で大丈夫かな

ちなみに 狐オバサン 明け方大いびきをかいていた 

 

景色は素晴らしく 感動の連続

 

地蔵岳の後ろ側 昨日左の砂斜面を下った

 

八ヶ岳と雲海

 

崩落した危険場所をロープにつかまって慎重に通過

 

8:00 これから どれくらいかかるかな~

ここで 狐オバサン達二人が追い越して行く

 

木の根っ子に石車 ヘアピンカーブの急斜面

切れ落ちた山肌を見ながら 時折足がすくむ思い 

 

 やっと全員無事 御座石温泉バス停に降りる 11:45am

誰もいない 御座石鉱泉の人が切符を売りに来る 人と荷物で1700円

アルコは車座になってジッとバスを待つ

青木鉱泉から来るバスは12:30発

狐オバサンが御座石鉱泉から出てきて先頭に並ぶ

アルコ 「私達が先に並んで居るのですから 後ろに行って」

狐オバサン 「私達はに2時間も早く下りて 温泉に入って待っていたのよ

一番に乗れるよう頼んでいたのよ

アルコ 「いくら早くてもバス停に居なければ 並んでいないのといっしょでしょ

狐オバサンしぶしぶ後ろに並ぶ バスは下山客で満員

運転手 「順番に腰掛けて荷物は抱えて 最後に補助席を使って下さい」

またしても狐オバサン アルコ女性の隣に 

狐オバサン 「お風呂にも入らない汚い人と一緒に乗るの 気持ちが悪い

山から下りたら お風呂に入るのは常識よ バスでも電車でも迷惑よ」

確かに一理は有りますが 日に4便しかないバス 

そんなこと言ったら 帰れなくなるかも・・・

狐オバサン 100名山200名山300名山を 全て踏破したと豪語

お互いさまや お先にどうぞ 思いやり等々 山はいっぱい教えてくれるのに・・・

 

それにしても素晴らしい山々でした 

柚子総リーダーさま 各班のリーダさま 花博士サンコウさま 

ご一緒下さり 何かと気づかって下さった皆さま

 ありがとうございました 

病気から復帰された方も 体調を崩した方も

アルコの素晴らしい結束力で 全員感動を味わってきました

(時間は柚子リーダ参照)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
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