九月に入るとすぐに台風がやってきて、大暴れして通り過ぎました。
ホッとひと息つくひまもなく今度は大地震です。
森の人も生きものも疲弊してしまいました。
災害がおこるたびに「想定外」や「観測史上初」の言葉がおどります。
書棚を背景にした賢人や知識人が登場して「その原因はなにか?」とか「過去の
災害の歴史」などを教えてくださいます。
そして最後に「おこるべくして おこったのです」と締めくくります。
作業服の政治屋さんたちは美しい「絆」を謳い、まだ埋まっているのに「復興予
算」の話をし、絶えず庶民に気にかけてくれています。
マスコミの人たちも大忙し、みんな張り切っています。
本当にありがたいことです。
なのに、秋は何事もなかったかのように静かに訪れています。
動(yurugi)