加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

平成27年 凧・絆プロジェクト8

2015年03月08日 | 3・11 凧絆プロジェクト
3月8日 朝から厚い雲に覆われ吹く風も寒い朝です。
午前9時の状況はYahooの天気予報では東北東5~6メートルで曇りとなっていますが、地元のお天気テレビの徳光海岸の現況は東北東の風、風速0.8メートルとなっていました。
現地に着き徳光海岸の風は1~2メートルと凧揚げにはもう少し欲しい状況でした。
2012年から始まり今年で4回目となる凧揚げですが、過去3回の凧揚げは雨や雪、強風と散々な天気でした。
それに比べると今年は曇ってはいますが、風も穏やかで凧揚げには今までにない良い天気だと思います。
それに金沢から多くの方が参加されると聞き内心ウキウキした気分になります。

金沢の学童保育の「げんきクラブ」の指導者や児童と保護者が次々に海岸に顔を見せ始めると風も段々と強くなりました。

児童と保護者が集まり、東北の方に向かって整列し指導者から「子供たちと話し合い、自分たちが今できることを始めて、震災を忘れないようにするために子供たちに凧に描いたメッセージを読んでもらいます」と挨拶があり、児童一人一人が東北の方に向かって自分のメッセージを読み上げました。

その後、この震災で亡くなられた方々に対して全員で黙とうを行いました。

「げんきクラブ」の児童と保護者が東北の方々の復興と慰霊の願いを込めて作り、昨年9月14日に内灘海岸で揚げた凧です。
児童と保護者で総勢25名が連凧を持って並びいざ揚げようという段に、のっそりと報道関係者が現れ取材が始まり一時中断、取材が終わり頃にもう1社が現れ取材となった。

風も強くなってきたので連凧を揚げることにしました。
私の笛の合図で全員が手を離すと連凧は東北の方角から吹いている風に乗りゆっくり揚がって一直線になりました。

全員が拍手で喜びを表現していました。


学童保育の連凧が揚がり、今度は私の作った50枚の連凧を揚げました。この時分になると風も5~6メートルで連凧には強い風でした。


しばらく凧揚げに興じていましたが、昼に近くなり風も強くなったので降ろすことにしました。
揚げた時と反対に手元から順次児童と保護者が連凧につながり強い風であったが事故もなく無事回収でき、3.11復興慰霊の凧揚げは終了しました。
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