令和2年9月16日 予約していたタクシーで眼科へ、普通の診察前なので昨日の患者が眼帯をして待合室に座っていました。
順番に呼ばれて診察を終え、戻ってくる人を見ると、心なしか笑顔のようです。
いよいよ私の番で、眼帯を外すと明るくなりましたが、何かがおかしいのです。左目だけ霞がかかったように物がぼんやり見えるのです。
検眼で視力を測ります。環の切れ目がどちらを向いているかを答えるものですが、環は見えるのですが、切れ目が分かりません。
「今はどちらが開いていますか?」と問われても「見えません」と答えるのみです。
隣で検眼していた人は的確に答えて、裸眼で1.2と聞こえます。
裸眼の視力は0.4、矯正視力は0.6と聞き、手術前よりも視力が落ちているではないか。”ガックリ”非常に落ち込みます。
白内障の手術はほぼ100%成功と言われていますが、失敗の1%の中に入ったのではと心配になりました。
診察で先生に「今、非常に落ち込んでいるのです」というと、「まあまあ!」と私の肩をたたいて慰めてくれます。
「1週間から2週間で改善する人もいますから」と慰められ、「もし駄目なら私のほうが落ち込みますよ」。
「昨日入れた軟膏が眼球の上に残っているようです。角膜の膜が弱く、緩んで皺が寄っているのですが、何日か経つと皺が張って良くなります。中のレンズもしっかりと装着できていますので大丈夫ですよ」と言われました。
帰宅し家で目薬を3種類点眼し、眼球の上の軟膏を洗い流すようにしました。
昼頃から少しづつ物がはっきり見えるようになり内心嬉しくなりました。
相撲を見ていて、力士の名前が出たので右目と左目で見比べてみると、明らかに違いがわかるのです。
右目の文字は文字が白色に少し黄色かかって見えます。左目では文字が少し青色かかって見えました。
比較するとブラウン管テレビとハイビジョン液晶テレビ位の見え方の差がありました。
それでも左目の瞼のきわには違和感が残っており、遠方はまだはっきり見えません。
時間をかけて目薬で治療していこうと思っています。
手術を選択して良かったと思えるように。
令和2年9月15日 白内障の手術の日が来ました。
昨年末から左目の違和感を覚えていましたが、今年の自動車免許更新時に視力の低下がみられました。
左目だけでみると乱視が進んだようで、看板の文字が二重に重なって見え、いよいよ眼鏡を更新しなければとならないかと思っていました。
コロナ禍の影響で眼科にも足が遠のいていたのですが、6月には眼科に行きました。
乱視が進んでいると思ったのですが、左目は裸眼で0.6、矯正視力が0.8で、右目の方は裸眼で1.2と正常です。
診断は白内障で、手術しか完治しませんと言われました。
手術の時期は最短で7月末か8月初旬とのことでしたが、暑い時期で汗をかいて目に入ると困るとのことで、8月末に手術の予約をして今日になりました。
手術自体は10分~15分とのことででしたが、術後の管理が面倒なようです。
9時45分までに病院に入り、5分間隔と15分間隔でナースの方が目薬を左目に差しに来ます。
1時間くらいかかったでしょうか、目薬は終わり瞳孔が開いているの確認され、待合室の照明が眩しく感じます。
10時30分位から1番目の患者が手術に行きました。私は5番目でお昼を回るので、弁当を持ってくるようにと指示がありました。
時間が経つと手術患者が次々と集まり今日の手術は8名のようです。
4番目の患者が終わったのは12時頃でした。
私は待合室のベンチで昼食を食べ、くつろいでいると、12時半ごろ呼ばれ手術室へ入りました。
てっきり昼からの手術と思っていましたので、昼時間も手術をしていただけるのに弁当を食べたことを後悔しましたが、早いだけよいかとも思いました。
テキパキとした手際の良さで30分ほどで手術が終わりました。
実際、目を触っていたのは10分くらいだったと思います。
左目には眼帯がテープで止められています。
明日、8時45分までに来院してくださいとのことで、タクシーで帰宅しました。
色々な情報で手術をして眼帯をとると、世の中が明るく見えるというので、明日がとても楽しみです。