加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

干支(羊)凧の製作3

2014年12月03日 | 凧の制作
 干支凧は「大入り」という文字を勘亭流で大書し、大入りの文字の中にその年の干支の動物を描いた凧です。
大入りの文字は白抜きで、まわりの地色は赤となります。この構図は大入りのポチ袋のデザインから発したものと推測しています。
今日は干支凧の地色の赤を染料で色入れします。
染色する場合は天気が良く、暖かい日は室内が乾燥します。乾燥した状態で染料を塗っていると染料が乾き、後から塗った染料とで塗りむらが出来るのです。だから凧の広い面積を染料で塗る場合は室内の湿度の状態には特に気を使うのです。
干支凧は正月の縁起物だけに色むらが出来ないよう特に気を使うので、この時ばかりは妻と二人で干支凧の地色の赤の染料を塗りました。
(干支凧の色塗り)
(塗あがった干支凧)

後は凧の反り糸、糸目糸を付けて完成となります。
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