加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和元年 婦くら雀凧の制作(1)

2019年07月08日 | 凧を作る

令和元年7月8日 弱風用の婦くら雀凧が前回の凧揚げで木立の上に落ち、無理やり引き戻して回収したので斜め骨が折損しました。
この凧は和紙で作っていますが、色落ちしない染料で着色してあるので、雨天時の凧揚げにも耐え製作して何年も補修しながら飛揚させてきました。





今回も斜め骨を交換し、補修して完了としたかったのですが、平成から令和へ時代も変わったこともあり、今回新規に製作することにしました。

雨天時でも和紙は手すき和紙ではなくタフトップを使用します。
まずは和紙にマジックインクで輪郭を描きました。

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平成30年 干支凧を作る

2018年12月17日 | 凧を作る

平成30年12月17日 先日から作り始めていた干支凧の糸目糸を付け、干支凧が完成しました。
干支の中で猪のイラストが一番難しい。茶色もまたその色が出なく難儀なイラストでもあります。
今年もインターネットから検索し、可愛いイラストを使わせていただきました。

昨年まで使っていた和紙がなくなり、今年から干支凧作りをやめようかと思っていたのですが、干支凧の枠組みが沢山作ってあったので、金沢市内の紙問屋を訪ねました。

金沢の紙問屋は老舗にふさわしい落ち着いた佇まいとビルが隣り合った建物です。
十何年も前に和紙を購入した時は店の奥に沢山の紙類が置かれていたのですが、現在は在庫を置いていないとのことで、小さな見本帳から目的の和紙を注文して取り寄せてもらいました。

今まで使っていた大洲和紙より若干小さなサイズで枠組みにはきっちりの大きさでした。

作り方は例年通りで、今年はサイズの違う2種類の干支凧を作りました。




小さめの凧は横42cm、縦57cm。


大きめの凧は横57cm、縦62cmです。
来年は諸突猛進を慎みゆったりとした老後の一年になりますように。

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平成29年の干支(酉)凧を作る

2016年12月13日 | 凧を作る
平成28年12月12日 今年も残り少なくなってきました。
今年はいろんなことがあり、毎年作っていた干支の凧を作る気にもならず、以前作っていた干支凧を飾ろうと思っていました。

11月に大阪支部の研修会に参加した時に入手した酉の字凧を見て、字凧の干支の凧を作ってみました。

42cm×58cmの和紙に酉の文字を書き文字の周りを赤色の染料で塗るという作業です。

今回は6枚だけの製作です。

大阪の凧友の凧と並べて字の感覚を見てみたのですが、まずまずの出来栄えとなったと自画自賛です。

左が大阪の凧友作、右が今回製作の凧

飾って見るとこんな感じになりました。
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平成28年の干支凧を作る(3)

2015年12月06日 | 凧を作る
平成27年12月6日 昨日色を塗った干支の凧を仕上げました。

凧の上部に2か所、凧の下部に1か所の3本の糸目糸を縛り、糸目位置を上から25%の位置に合わせます。

ジュートの紐の尻尾を付けて揚げるので上糸目としています。
それと凧の裏面の横骨に反り糸を縛り、尻尾を縛る竹に縛り糸を付けて完成です。


(完成した干支凧)

(申年の干支凧)

申年の由来として「申には悪い因縁や病が”去る”ともいわれ縁起の良いものと考えられていました。
また赤い物を身に付けると災いがないともいわれ、赤い下着をおくることもあるそうです。
猿は家族が仲良くしていることから、申年は家族が仲良く生活できますようにとの願いも込めて干支凧を作りました。
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平成28年の干支凧を作る(2)

2015年12月05日 | 凧を作る
平成27年12月5日 今日は昨日組み立てて置いた干支凧の色付です。
糊も乾き凧の紙もちょうど良い加減に張っています。
大入りの文字の周りを赤い染料で塗っていくのですが、室内の暖房が効きすぎると塗った所が乾燥して全体的に色むらが出るので、ストーブの上にヤカンを置き水蒸気が出るようにして色を塗ります。

色を塗るときは夫婦での共同作業で手早く塗るようにしています。
今回は5枚だけだったので時間もあまりかからずに完了しました。


(色付が完了)


(乾燥状態)

明日になれば乾いているので糸目を付けて仕上げる予定です。
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