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加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

大阪支部の講習会用の凧を作ってみました(3)

2016年03月25日 | 凧の制作
平成28年3月25日 今日は残り3枚の凧の彩色を行いました。

土佐凧のアンパンマンの顔の色で毎回苦労しています。
今まで何枚もアンパンマン凧を製作したのですが、思った顔の色にならずに苦労しています。
絵具を何色か混ぜ合わせて塗って見たのですが…美的センスがない自分にガッカリ。
アンパンマンは小さな子供たちには人気があるので、色々なパターンで製作したい凧でもあるのですが、顔の色が出せないので得意な絵柄ではありません。


(アンパンマン凧の彩色)

”するめいか凧”は大阪で50年ほど前に揚げられていた凧だそうです。
骨組みも縦骨と弓形の骨の2本で組み立てる簡単な構造ですが、弱い風で簡単に揚がる凧だと思いました。
組立の時に弓形の骨の中心を縦骨に合わせてから、弓の骨を凧紙で貼りつけた方が作りやすいと感じました。

(するめいかの彩色
するめいか、六角凧の絵柄のミッキーマウスの色はインターネットの画像を参考に彩色してみました。


(六角凧の彩色)

彩色が完了したので後は糸目付けを行います。
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大阪支部の講習会用の凧を作ってみました(2)

2016年03月24日 | 凧の制作
平成28年3月24日 昨日までに組み立ててあった凧に彩色しました。
彩色は黄色の染料を準備したのですが、長らく使っていなかったので瓶の底には黄色く沈殿物が溜まっています。
細い竹で瓶の中をかき混ぜると沈殿物は融けたようなので、絵が描かれた凧紙に色入れをしてみると染料というより色絵具状態でガッカリです。
染料を溶かしたつもりでしたが完全に融けなかったのが原因だったのでしょうか、まるで絵具で彩色したように色むらがでてしまいました。


(角凧1)


(角凧2)

同色ばかりを何枚かに塗りました。
そのほかの色を塗り続け、今日は3枚の凧の彩色が完成しました。

(なにわちどりながれ)
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大阪支部の講習会用凧を作ってみました(1)

2016年03月23日 | 凧の制作
平成28年3月23日 先日大阪支部の月例凧揚げに参加させていただきました。
坂井代表から新たに試作した凧を渡され、揚げてみてと言われ試し揚げをしました。
その凧は正方形で骨組みは水字形で骨組みが交差した個所に丸い穴が明けてあります。
風が強くても1本糸目で良く揚がる凧で”穴あきシンプル凧(なにわちどりながれ)と命名されていました。

凧紙と竹骨の講習会用の材料を頂いて帰りましたので、今回制作することにしました。
一昨年の大阪支部の研修会で講習会用の製作資料をいただいていましたので、それらの資料の凧も今回作って見ることにしました。

先日から凧紙に絵を描きため、講習会資料のように竹骨を貼りつけました。
講習会では絵を書き、彩色してから竹骨を付ける手順で制作するのですが、個人的
に製作するときは、絵を描いて竹骨を付けてから彩色するようにしています。
このように彩色を後からすると、最終的な仕上がりは紙が張った状態で仕上がります。
これは私の凧作りのこだわりかも。

角凧は横47cm、縦60cm

(角凧表面)

(角凧裏面)

なにわちどりながれは47cm四方の正方形

(なにわちどりながれ表面)

(なにわちどりながれ裏面)

土佐凧は47cm四方の正方形

(土佐凧表面)

(土佐凧裏面)

するめいかは47cm四方の正方形

(するめいか表面)


(するめいか裏面)

六角凧は横47cm、縦55cmの変形六角形

(六角凧表面)


(六角凧裏面)

組立が終わり、彩色が始まります。
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ふくら雀布団凧

2016年03月05日 | 凧の制作
平成28年3月5日 昨年大阪支部の凧揚げに参加した折りに、濱布団凧を見てその凧を
作ってみたいと思いました。それで制作について教えを乞うと快諾して頂き後日、材料と設計図を昨年中に送っていただいたのですが、中々製作に着手できませんでした。

凧の大きさは横3.2m、縦3.0mの大きさでリップストップナイロンを繋ぎ合わせて、ふくら雀の絵を描き
彩色しました。

(ふくら雀の絵に彩色)
濱布団凧の特徴は布団凧の中の気筒を作るキールが無いことです。
その代りキールの代わりに内部の糸で凧の表面の生地と裏面の生地を内糸目で繋ぎ
布団の形を作る構造になっています。

(内側に内糸目を取付)
表の生地と裏の生地を縫い合わせる前に内側の糸目を付けていきます。
その後縫い合わせ、糸目を付けて布団凧は完成しました。

今日は徳光海岸へ行き試し揚げを行いました。
天候は晴れ、気温18℃、北東の風で風速2~3mで試し揚げにはコンディションは上々です。
最初は尻尾を付けて揚げようとしたのですが、風が弱く揚がりません。

尻尾の代わりに凧の中間にウィンドソックを付けて何度かトライしていると
丁度良い風が布団の内部に入り、凧は飛揚しました。





凧は地上5~7m位を右に左へと中々静止してくれません。

それでも風が強くなると高度を増してくれるのですが、引き具合は結構強いものです。
今度大阪に持って行き、師匠に見ていただき、糸目の調子も見てもらおうと思っています。

この凧の名前を『ふくら雀布団凧』と命名しました。
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干支凧の試し揚げ

2014年12月23日 | 凧の制作
昨日までの木枯らし模様の天気から高気圧の影響でしょうか久しぶりに青空が広がり、太陽の日差しが暖かく感じた日です。
干支凧の試し揚げの為に近くの田圃で凧揚げをしたのですが、風が弱く田圃の中は水たまり状態で凧が落ちたら嫌だったので松任の海岸へ行きました。
この海岸は風を遮るものがないので凧揚げには良く利用している場所です。
今日は天気が良すぎるせいか吹く風も時には強く、そして無風にと大きく息をしてしているように変化します。
海岸は先日までの時化で波がテトラポットに大きな波頭を立てています。


天気が良いのですが凧揚げには向いていない日ですが今日を逃すと年内も残り少なくなっています。
最初に大入りの凧を揚げたのですが、糸を手繰っているとき凧は揚がるのですがそれも揚がる感触が弱く、カメラを構えるのとシャッターチャンスが合わず苦労しました。


次に羊の字凧を揚げたのですがこれも風のタイミングをつかみきれずシャッターチャンスをつかめませんでしたが、一瞬風が強くなった時に写すことが出来ました。



干支凧の試し揚げが今年の凧の揚げ納めとなりました。
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