加賀の旅人

郷土の凧と歴史の狭間に埋もれた凧の歴史を尋ねる旅人です。

令和2年 婦くら雀凧を作る

2020年06月14日 | 凧の制作

令和2年 婦くら雀凧を作りました。前に作ったのは何年前だったのでしょう?
今年に入ってから新型コロナ感染症が流行して中々外出も出来なかったので、割竹を整理していて、婦くら雀凧を作ることを思い立ちました。
90cmを2枚、60cmを2枚、それと印刷用のサイズで43cmを1枚を作る計画でした。
90cm2枚と60cm2枚は以前から凧友に頼まれていたものですが、竹を削るのが億劫だったので今まで延びていました。

今回は婦くら雀凧の4隅に1本づつ計4本増やし、一見強度が増したように見せたくて竹骨を追加したのですが、これが後から後悔することになるとは。

婦くら雀凧は柾割りした竹骨を使用します。なぜなら竹の組立方法は角凧の浜松凧と袋井の丸凧に竹の割り方、削り方、製作方法について教えを乞うたからです。

べニア板の上に柾割りの竹を並べ、交点を糸で縛っていきます。

組み立てた竹枠を丸く曲げてみましたが、バイアス組となっているために竹が折れることはありません。
実際これまで凧を曲げることはありませんが。



補強のための割竹を取付、心竹となる丸竹を取付骨組みは完成です。
これは60cm凧の組立です。


このようにして凧の骨組みは完了しました。

コメント

ロゴマーク凧の制作2

2019年05月09日 | 凧の制作

令和元年5月9日 白山ロゴマーク凧が完成していましたが、試し上げの都合と試し上げの風が合わずに日にちばかりが過ぎています。
昨日と今日は強風で試し上げは断念、5日の日曜日はほぼ無風状態でした。

出来上がった凧です。

                   (凧の表面)


                 (凧の裏面)
縦骨は平竹、横と斜め骨はカーボンロッドを使用しました。
斜め骨を細めのグラスロッドに交換すれば微風用になるはずなのですが、
風を見て試し上げで糸目位置を調整します。

コメント

平成31年 ロゴマーク凧の制作

2019年04月19日 | 凧の制作

平成31年4月19日 「いいとこ白山」のロゴマークがリニュアルされていましたので、このロゴマーク凧を作ることにしました。

「白山開山1300年」のロゴマークは平成28年から平成30年までの限定で使用するものでしたが、期限も終了したので白山市では白山のロゴマークをリニュアルしたものです。

(前回製作した白山開山1300年ロゴマーク凧)




白山開山のロゴマーク凧は縦、横の寸法は60cmでしたが、新しいロゴは前回のロゴの「白山開山1300年」の文字が無くなりましたので、縦の寸法を60cmとした場合横幅は75cmとするとバランスが良かったので、この寸法で作ることにしました。

今回は天候が悪くても風が弱くても飛揚できるようリップストップナイロン生地で作ることにしました。

下書きをして後はアクリル絵の具で文字の色入れを行います。


コメント

五十崎凧を作る(6)

2018年10月23日 | 凧の制作

平成30年10月23日 今日は曇り空でしたが五十崎のポスター凧を揚げてみました。
風速は2~3mで時々そよ風程度の風になります。
五十崎のポスター凧は弱い風にゆっくりと曇り空に揚がっていきました。





五十崎の凧揚げの地は山間の間に小田川の緑地公園で凧揚げを行うそうですが、襖より大きな凧を揚げての凧合戦です。
5月の凧揚げは見たことがありませんが、11月の全国大会では大きな凧のデモンストレーションに感心して見とれていた記憶が蘇りました。
風が弱いのに上手く揚げる技術に当時は驚きでした。
今回、ポスター凧を弱い風で揚げてみて、凧の構造が上手く出来ていてその土地の環境に適した骨組みになったのだと思いました。
これで五十崎凧の制作は終了しましたが、5月に行われる五十崎の凧揚げを是非見てみたいとも思いました。

コメント

五十崎凧を作る(5)

2018年10月22日 | 凧の制作

平成30年10月23日 完成した五十崎のポスター凧を並べてみました。
欠番になっているのは第1回~第6回大会と第8回大会のポスターでした。


(五十崎凧揚げ観光ポスター2種・第7回開催)

(第9回・第10回・第11回)


(第12回・第13回・第14回)


(第15回・第16回・第17回)


(第18回・第19回・第20回)
ポスター凧を並べて分かったことは平成11年(1999年)に初めて五十崎の凧揚げ大会に参加し、以降ほぼ毎年のように参加しました。
五十崎凧揚げ大会も第20回を最後に全国大会を終了しました。
今回は当時を思い出しながら楽しく製作出来ました。

コメント