武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

夢判断(作品78・色鉛筆)

2012-01-23 17:57:21 | Weblog

不思議な浮遊感覚。夢ごこち

夢というのは、実態がなくそれでいて、夢の中での恐怖や不条理、夢のような楽しさ等、得体のしれない物語を味あわせてくれる不思議なものだ。夢をみさせないようにすると、神経衰弱になっていくらしいから、人間には必要なものらしい。
 ヒロクニさんとわたしは、特に印象的な夢を見た時、お互いその夢を語るのを習慣にしている。どこかの部族では、長老を囲んで見た夢を語る習慣があるそうだ。長老はアドバイスをすることもあるそうである。そして不思議なのは、その部族には自殺者がいない。この話は、故・河合隼雄氏の著書で見つけた。その箇所は、わたしの中でズーと心に残り、ヒロクニさんとの生活に取り入れた。

最近、聞いてもらった夢の話がある。
わたしは、パリの木造のアパルトマン(白黒の映画のある場面のような)にいて、革命が起こったような不穏な空気を感じている。そして、荷物を持って、これから電車に乗らねばならないのだ。荷物は多く重い。絵も抱えていかねばならない。何度か荷物を肩にかけ、残りの荷物を腕に抱え、手で持てるものは、手で握り締めて持つ。人が行く方向とは反対に、人の流れに逆らって駅に着く。電車もいつもとは違い緊迫感が立ち込めている。とにかく切符を買おうと思うと、切符売り場がすごく離れている。切符売り場には、人影がなく非常に近代的である。ようやく切符売り場にたどり着くと、みかんを剥いて、一つずつコインを入れるところにいれなければならない。見た目はコインを入れる用の穴に、みかんはしゅるしゅると入っていく。その行為をしながら、「何でこんな変なことがあるのかしら?夢でも見てるのか?」と憤慨していた。みかんの皮を剥いて、白い繊維も取り除いて大忙しなのです。電車に間に合わないと困る!!と冷や汗が出てくる。そこで、目が覚め、やっぱり夢だったのねと、布団の中でため息をついたのでした。

この夢には、荷物。電車。みかんが象徴的に出てくる。荷物は、夢をみる二日前に10キロ前後ある荷物を運んだという事実がある。電車は、これから東京行きの切符を取る前という事実がある。みかんは、ヒロクニさんの風邪の時、よく剥いて食べさせてあげていたという事実がある。この事実が、夢では混ざり合っているが、東京へ行くということも示唆しているような・・・・。

東京展の準備にかかっています。
ヒロクニさんは、「冬は嫌だ!!」と言って、東京行きを渋っている。
「御大が行かないって、おかしいくないですか?」と「御大」「御大」と念仏のようにささやいている毎日です。


■武内ヒロクニ展■
日時 2012年 2月7日(火)~2月14(火)日

時間 11:30~19:00(日曜、最終日は17:00まで)
場所 ギャラリー枝香庵
   〒104-0061
   東京都中央区銀座3-3-12 銀座ビルディング8F
   ℡ 050-3452-8627
 

ギャラリー枝香庵のホームページ → http://echo-ann.jp/

武内ヒロクニの画集が挿入されているHPのページです。
よろしかったらのぞいてみて下さい。
(DEATH iS CANDY と書かれた白いページが画集です)
             ↓
http://www.hirokuni.com/mandara.html




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