武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

coffeeのまわりに(作品紹介518)と ヒロクニさんの音楽あれこれ

2019-07-17 17:56:15 | Weblog

「coffeeをアリガトー」と書き込まれています。

この絵は、6Bの鉛筆と赤い色鉛筆を使って描かれているのが、最大の特徴で、こういう絵は少ない。

顔に見える部分があって、ちょっと怖い。

ビックリ目と大きな唇に見える形のところが怖いのです。

ヒロクニさんは、6Bの鉛筆をナイフで削っていて、筆圧が強いので折れにくいように削っていて、

筆圧強く、画面に線を引いていく。

塗りこめ方にも特徴があり、サラッと描くのはもっての外で、早いスピードでグイグイ描きます。

台所で、額に入れられたこの絵を見ながら、台所に貼ってあるピカソの絵が気になった。

↑台所の壁に貼られている、ヒロクニさんのコーナー。

左は、映画のポスターと思われる。その右が、我家で貼られているピカソの絵。

左下は、ヒロクニさんのメモの絵。

映画のポスターが謎なんですが、本筋と外れるので、ピカソの絵について語ります。

 

このピカソの絵を見て、「ドラ・マールの肖像だ。」と思って見ていました。

ピカソの絵に「泣く女」という絵が、多くありますが、そのモデルとなったのは、ドラ・マールという女性です。

この絵は、泣いていませんが、少し悲しげではあります。

ドラ・マールは、知的な女性で、シュールリアリズムの写真を撮ったりして、ピカソの理解者でもあったと言われています。

しかし、ピカソは、ドラ・マール意外にも、マリー・テレーズや、後にフランソワーズ・ジローと次々と女性関係が増えます。

その中で、知的で繊細なドラ・マールは、精神を病んでいき、嘆き悲しむことが多くなっていったようです。

ピカソは、生憎入り混じった感情の中にいることを好み、フランソワ・ジローが瞑想などをすると、そんな事をするなと、怒り狂ったらしく、

清々しい空気とかは嫌いだったようで、悪感情の中のエネルギーを吸い取って制作していたような気がします。

やはり、混沌というか、破壊と創造が根源の芸術家だと思います。

色々伝記も読みましたが、愛人の間を行き来するだけでなく、わりと娼婦のところへも足繁くかよっていたようです。

 

ピカソの事は、わりと詳しく、書けば延々となるので、絵に戻ります。

ジーと見ている内に、半月の形の後ろに、正面からピカソと思われる人物と、花を持つ手が合体していて、

花籠を持つ女性の手と、女性を抱擁する男性が、合わさっていて、2人の人物がいるのに気がつきました。

赤い色の部分は、唐突に描かれ、笠を被ったように見える人物も、やや強引なので、色面としてして見ていて、

ドラ・マールが1人描かれていると思い込んでいました。

私は、気がつくのに1週間位かかり、ヒロクニさんは知っていて見ているのか?

この絵は、ピカソにしては、ちょっと失敗作かも?と思い、見ていました。

ピカソは、とても成功している作品と失敗作と思われる作品があるのです。

どうみてもバラバラになっているとか、形が気持ち悪くなりすぎているとか。

 

この絵を見て、ヒロクニさんも、わざわざ顔に見えるようにしているかもしれないと思うのでした。

アトリエに入ったら、ピカソの画集が広げてあって、見たことがないような、名作の絵じゃない方の絵ばかりが並んでいて、

その絵からもインスピレーションを得ているようです。

ヒロクニさんの場合は、成功しているのか?失敗しているのか?

結果は、これから出るだろうから、不安ながら見守っています。

ちょっと、成功しているとは言いがたいような・・・・・・・・。

なんか、母親みたいな感じになってしまって、嫌なんですけど、

ヒロクニさんは、「かーちゃんがいないと困る」とか言っていて、困ったものです。

年の差婚なのに、なんか甘えられなくて、甘えられています。

 

 

ここのところ、ヒロクニさんがよく聴いている音楽を紹介します。

毎朝、毎晩、よくかかっているCDです。

こちら↓

ヒロクニさんから、「検索してくれ!」と言われ、アマゾンで買いました。

私は、これはロックか?いや、待てジャズ?と???と思い、やっぱりジャズと思い直しました。

ラムゼイ・ルイス・トリオの「ジ・イン・クラウド」というアルバムです。

オシャレな感じで、非常に楽しい。暑苦しい季節も爽やかに過ごせそうな感じで、私は、初めて聴いた。

ヒロクニさんは、音楽は詳しくて、アルバム名や人物の名前は、よく覚えているのにはいつも感心します。

 

もう、1枚は。

こちら↓

イタリアのジャズ・ロックグループ。

アレア。

こっちは、ロックと思っていたら、ジャズとロックの融合ですって。

こちらのアルバムは、街へ出たとき、CDのショップでいろいろチラシを持って帰るのですが、

その中のマイナーなチラシからセレクトしてきて、「検索してくれ!」と。

未知の音楽のCDを買う時は、「聴いてみないと解らない!」が、合言葉で購入に走ります。

聴いてから、「素晴らしい!」と絶賛していて、これもよくかかります。

こちらは、陽気な感じと不思議な声がミックスされていて、力強い不思議なジャズロックです。

爽やかにはならなくて、パワーを貰う感じの音楽です。

 

この二つの音と、上記のcoffeeの赤と黒の絵は、よく合っていて、

この2枚のアルバムをガンガンかけながら、出来上がったといっても過言ではありません。

台所でも音楽をDJしていて、ガンガンかけるので、ついていけない。

 

 

 

↑庭では、ピンクのインパチェンスが花盛りです。

2苗なんですが、花付きをよくするように、剪定して育てました。

唐突に植えてある、里芋の葉が、ジャングルのような雰囲気を出してくれています。

 

 

最後にピピの寝顔があまりにも可愛いので撮りました。

こちら↓

鏡の前で、倒れるように寝ています。

もう、すっかり暑いのに、昨日、ヒロクニさんは、台所でストーブを焚いていて、我家では、激震が走ったのでした。

そんな後に見る、ピピちゃんのこの寝顔は、宝物です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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