武内 ヒロク二

このブログは、武内ヒロクニの絵の紹介や、家での出来事を妻が語ります。
日々、徒然。

生まれ変わるとしたら、男と女どちらがいい?

2011-10-05 14:48:39 | Weblog

ヒロクニさんの描く男女

何気なく、ヒロクニさんに「今度生まれるとしたら、男と女どっちがいい?」と聞いてみた。
ヒロクニ「男は寂しいから、男は嫌だねぇ」
サホリ 「じゃあ、女がいいんだね」
ヒロクニ「どっちも嫌だねぇ」
サホリ 「じゃあ、ニューハーフがいい?」
ヒロクニ「どれも嫌だ」と曖昧な返事なのです。

この質問をしてみたのには、訳というか、私自身の心情の変化もある。
生まれてから今まで、わたしは女性に生まれて良かったとズーと思っていたのが、「男に生まれるのもいいものかもしれない」「男の人生も面白そうだ」と思ったのが、この質問をした動機である。ヒロクニさんの曖昧な返事には、肩透かしを食らったが複雑な気持ちになるのも解るような・・・。

この先、男に生まれても男の生きる醍醐味のある時代は全くなくなっているかもしれないと思うと女に生まれる方が無難か?などと考え直したりする。最近女性は強くなったと云われるが、わたしは、中途半端に強くなったような気がするのです。(すべての女性ではないのでその辺はご考慮の程を。素敵な女性も増えたのも確かなので)簡単に言うと欲張り、フェアでないという言葉でもいいかもしれない。そういう女性が増えると、ちゃんと頑張ってる人にも飛び火が飛ぶから嫌な感じ。

ヒロクニさんは、古い人なので男尊女卑的なところが無いわけでもない。個展の会場で「女性の作家は、草間弥生でも、オキーフでも俺は面白くなくてね」。と女性に向かって平然と言ったりしている。言われた女性は何か心に突っかかるかもしれないが、わたしが思うには、「武内ヒロクニの絵は、そんなことをいう奴が描いた絵」なのです。もし、手前勝手なヒステリーな女性運動家が居たとしたら、ヒロクニ語録を聞かしてやりたいものだ。

あと「可愛い」で、すます女性にもうんざりするらしい。「何でも可愛いですましやがる、他にボキャブラリーがないのかよぉ」とぼやく。これは、理解できる。
女性に厳しいヒロクニさんだが、女性たちに支えられてきたのだから、もうちょっと優しくしてあげて欲しいのがわたしの本音。

兎に角、世の中は、男と女で成り立っているとしたら楽しく面白みのある世の中であって欲しいと思ったのです。



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2 コメント

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Unknown (アイガー)
2011-10-08 00:18:58
男にも女にも生まれ変わりたくないなんてヒロクニさんらしいと言えばらしいですね。
「自分は自分」というカテゴリーなのでしょうかね?それとも誰にも分からない「何か」に生まれ変わるつもりなのでしょうかね・・・

〝「女性の作家は、草間弥生でも、オキーフでも俺は面白くなくてね」。と女性に向かって平然と言ったりしている〟と言うお話で思い出したのですが。

今、お店に小曽根環さんの作品を飾っていて、それを見に小曽根さんが来店して下さいました。
そのとき、ヒロクニさんの話になり
「以前ヒロクニさんに作品のテーマである〝ユラギ″についてお話したら「僕は感じない」と言われちゃいました」とおっしゃってました

ヒロクニさんの女性作家への対応が一貫しているのがよく分かりました(笑)

サホリさんの寛大さと少し諦めの気持ちで支えてあげて下さい


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そうですね (さほり)
2011-10-10 12:43:00
「あきらめる」というのも一つの叡智ですよね。こだわりを一つ捨てるというか・・・。楽になりますよね。アドバイスありがとう!!

ヒロクニさんは意識していないけれど「可愛げ」という最大の武器があって、そこの部分で許してあげちゃうことが多いです。
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