7月30日に京都市左京区久多へ北山友禅菊を見に出かけました。
北山友禅菊の事を知ったのはつい最近のことです。
5月24に初めて久多を経由して、佐々里峠超えで南丹市の美山に行きました。
その時に久多のことをネットで調べていた時に、7月下旬から8月にかけて見頃を迎える北山友禅菊のことを知り、
前日に、久多山里協会のHPで見頃を迎えているとの情報を得て、早速行ってきました。
久多はR367(鯖街道)の大津市葛川から、京都市左京区広河原へ抜ける山間の里です。
葛川から久多への道路はとても狭く、行き違いの出来ない所も多く有ります。
この日も途中で運悪く、離合困難な場所で対向車に遭遇、向こうは女性ドライバーで全く動く気配が有りません。
こちらが急カーブの狭い道を相当バックし、行き違いの出来る所まで下がりました。
それでもお礼の会釈もなしに通り過ぎて行きましたが、それほど運転に余裕がなかったのか?
マナーを知らないいと言うのか?困ったものです。
今は夏休み期間ですから、この辺りの川沿いには家族連れも多く訪れるようですが、運転には気を遣う道路です。
そんなことも有り帰りは遠回りですが、広河原方面へ抜けて、花脊峠から鞍馬、大原を経由するルートを選びました。
この日も猛暑日で、山間の里とはいえ汗だくになるほどの暑さでした。
北山友禅菊は咲き揃ったばかり、枯れた花は1本もなく一番の見頃を迎えていました。
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久多など京都市北部の北山地域で咲くチョウセンヨメナを、
京大農学部や市の協力で1本に5つ以上の花をつけるよう品種改良し北山友禅菊と名付けられたものだそうです。
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咲き終わった花は何処にも見当たらず、一番の見頃ですね。
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紫の絨毯のような北山友禅菊が、茅葺屋根の民家と相まって素晴らしい風景を作り出しています。
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5月に美山へ行く途中にとおた時からこの家の茅葺屋根の吹き替えが行われていました。
だいぶ進んできましたが、瓦屋根の吹き替えと違って長い期間を要するようですね。
小さいころには町内にも藁葺き屋根(麦わら)の家も多く残っていて、
ススで真っ黒な顔になって作業する屋根屋さんの姿を今でもはっきり覚えています。
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手前の倒れている場所は摘み取りが出来る花畑です。(10本200円)
無人ですから、自分で料金箱にお金を入れます。ハサミと持ち帰り用の袋も用意されています。
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一旦車に戻り、エアコンの中で途中で買ってきたコンビニのおにぎり弁当を食べました。
次回に続きます。何回かに分けてアップしようと思います。
撮影日 7月30日
撮影地 京都市左京区久多(ここは京都市ですが、大津市葛川郵便局の管轄で郵便番号は520ー・・・・です)
機 材 Nikon D4S
Nikon D810
AFS NIKKOR 14-24mm F2.8G ED
AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED
14mmの画角が発揮されるロケーションですね。
久多 1度北山の山を歩いた時に、通過した奥山の里ですね。 花背のくねくねカーブを思い出しました。
運転の上手でない方は見えますね。とくに後方への運転は、年齢とともに感覚が悪くなるのか、方向音痴になる方がおおいみたいです。
わたしも山道を常日頃からはしってますので、バック専門ですわ
この種の菊と同じ菊ですが、我が家の庭にも母が植えていつの間にか広がっていきました。植生強く水がなくても元気に長生きします。旧東海道沿いにある我が家。 家の前を通過するハイカーさんが菊の多さに目にとめて家の庭までよく入ってきます。
何度か見直して7番を今日の1枚とさせていただきます。
超広角で捉えた風景は、誇張されて実際よりも広大な友禅菊の花畑に見えています。
それはそれで写真の面白さでも有ると考えていますが、反面その事を考えて風景写真として選ぶなら、7番あたりの画角が一番違和感がないですね。
錫杖さんが7番を選ばれた訳もその当たりにあるのでは?と思っています。
ここの北山友禅菊は、野生種を品種改良して作られたものですが、この菊の仲間は植生も強くて野生化している地域も有るようです。
錫杖さんの実家は庭が広いようですね。
手がかからずに、毎年咲いてくれる花が良いですね。
京大の農学部も粋な研究成果を上げているのですね。宇治キャンパスから遠いのに大したものです。
チョウセンヨメナはずいぶん早くから咲くヨメナですね。
茅葺き屋根の件ですが、たぶん大正時代までは、近くの地域住民が総出で、約1カ月で吹き替えるのが常でした。屋根なのでなるべく短期間で、引き替えました。
今はまずいいカヤを1軒分集めるだけで苦労すると伺っています。
また、サラリーマンなど兼業農家が増えて(当たり前になって)、地域住民総出という習慣ができなくなっています。
以前は、互いに交代で茅葺き屋根を葺き替えていたそうです。これも新しい地域のあり方なのでしょう。
伊吹山のカワラナデシコもクガイソウも相変わらずきれいです。
北山友禅菊を見に出かけたのは今回が初めてでしたが、毎年休耕田を使って植えられているようです。
ちょうど見頃を迎えようとしてましたが、これでも今年は例年よりも開花が少し遅かったようです。
茅葺屋根の吹き替えも、以前は地域総出で行われて嫌のでしょうが、この辺りも過疎地域で昔とは生活様式自体が変わってきているのでしょうね。
それでも住民の方々の取り組みにより、こうした花の風景が見られるのが嬉しいことです。
伊吹山もちょうど今頃が、一番きれいに咲き揃っている頃だと思います。
何時も有難うございます。