『第66話 生きかえった白骨美人』 昭和48年10月19日放送
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)松田優作(柴田純)露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)青木英美(永井久美)
浜村純(田口リョウゾウ)天地総子(川上美子)西村利明(寺岡、旧姓中川)梅野泰靖(松沢博士)山本勝(戸川不動産・社員)伊藤めぐみ(田口和子+女優)黒田郷子(寺岡初江)披岸貴美子(アパート元住民)桂木美加(山田澄子)麻里ともえ=阿川泰子(ホステス)石橋曉子 泉たけし(七曲署刑事)大野広高 ノックレジット 執行佐智子(戸川不動産・社員)
プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一 梶山仗祐(東宝)
原作:魔久平 脚本:田波靖男 四十物光男 小川英
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:大曲暎一 現像:東洋製作所
協力:国際放映 企画協力:ジャックプロダクション
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社
覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)コロナ(79-62)
比較的リアルさに主眼を置いている太陽にはちょっと突飛な題材がかなり散りばめられています。
最初は久美ちゃんの悪戯から(^_^;)
そこに田口のじいさんの登場なのですが、この「りょうぞう」じいさん・・・って田口良ぞう?
記憶喪失で自首癖あり。
そんな時に発見された白骨死体は田口のじいさんの娘に酷似・・・・。
科捜研の女・美子が一係の非科学的捜査を多少小馬鹿にしながら、
復活・うそ発見器・催眠療法等、ありとあらゆる方法を以って事件を追及・・・というか田口のじいさんの追求(^_^;)。
一方、一係はマンションの大家・寺岡の無関心なそぶりと女性遍歴に着目。
でも、寺岡=旧・中川って、ジゴロなんですけど、抜けてるような・・・自分の行き慣れた店を愛引きに利用するのは、やっぱり結婚詐欺師としては失格じゃないか?
そんなこんなで科学捜査に振り回される感じだった当初の藤堂一家も復顔で思いついた奇策。
ボスもだんだん大胆になってきています・・・まあ、寺岡のような男を逮捕するにはこれしか方法が無かったと言ったらそれまでなのですが、しかしバクチ策ですよね。
和子のそっくりさんを捜す面々もコミカルだし(^_^;)
デンカ、バーゲンでもみくしゃにされても楽しそうだし(^_^;)
でも、最後にホロっとさせます。
あまりにも田口のじいさんが不憫すぎる・・・・思わずボスも自らの過去(父親がガンで死んだ)を告白したり。
寺岡が全て悪い訳ですが、娘を目の前で亡くしたと言っていい家族にとっては、自虐に苛まれるのは当然だとして、それに白血病の件もあった訳ですから、田口のじいさんの記憶がなかなか戻らなかったのも解るような気がします。
記憶を亡くしていても、贖罪の念に苛まれるわけですから、本当であれば半分「自己望遠防衛本能」の部分が大きかったと思いますが、それでも忘れられなかった不憫さは・・・。
実は軽快で突拍子の無い題材を取り入れながら、こういう深い問題提起もしているというのが、太陽らしいところであります。
太陽の作品というのは、全部説明しない。
その余白的な部分は視聴者が考えるという作業に与えられている部分だと思います。
それをどの視点で考えるかはその人ごとに違うわけですが、この作品は色々な題材を取り入れたことによってその考える幅がかなり広がっています。
それこそ、喜劇としてか悲劇としてかどちらかで観るかでも全然変わってくるわけで。
この辺りは一見しただけでは解らないところだと思います。
=科学捜査=
当時もそれなりに注目されていた部分だと思いますが、その科学捜査が主役になったのは、それこそ90年代から本格的になったと思います。
そういう意味では、美子の存在は当時としては珍しい存在だったと思います。
それにしても美子はかなりオールマイティな能力の持主。
=不思議=
*ゴリさん曰く、記者たちに「詳しい報告は課長からあるから!」・・・石塚さん、課長って誰ですか?(By記者)」
*高速に乗ってまで行きついた先が新宿の中華料理屋?多分、横浜の設定だったのかも。
*美子の仕事のスピードが早すぎ(^_^;)復顔ってあんなに早く出来るの?
=今回の一係=
久美ちゃん、手錠で遊んじゃいけません・・・って「御用だ!」は古すぎ?
しかし、久美ちゃんって好奇心旺盛すぎだ。。。
田口のじいさんの自首癖はデンカも引っかかったそうですが・・・デンカはもっと拗れたかも?
優しいから。。。
=ロケ地=
三信マンションは#90などでも使用されている。
特定まで到っていないが、目黒のSマンション?
新宿副都心
西新宿界隈
東京大飯店は新宿5丁目。
出演:石原裕次郎(藤堂俊介)松田優作(柴田純)露口茂(山村精一)竜雷太(石塚誠)下川辰平(野崎太郎)小野寺昭(島公之)青木英美(永井久美)
浜村純(田口リョウゾウ)天地総子(川上美子)西村利明(寺岡、旧姓中川)梅野泰靖(松沢博士)山本勝(戸川不動産・社員)伊藤めぐみ(田口和子+女優)黒田郷子(寺岡初江)披岸貴美子(アパート元住民)桂木美加(山田澄子)麻里ともえ=阿川泰子(ホステス)石橋曉子 泉たけし(七曲署刑事)大野広高 ノックレジット 執行佐智子(戸川不動産・社員)
プロデューサー:岡田晋吉 清水欣也(日本テレビ)梅浦洋一 梶山仗祐(東宝)
原作:魔久平 脚本:田波靖男 四十物光男 小川英
撮影:安本英 美術:小汲明 照明:松田清孝 録音:吉岡昇
音楽:大野克夫 演奏・井上堯之バンド 編集:神島帰美 整音:坂田通俊
助監督:吉高勝之 擬斗:宇仁貫三 制作担当者:大曲暎一 現像:東洋製作所
協力:国際放映 企画協力:ジャックプロダクション
監督:山本迪夫
制作:東宝株式会社
覆面車:クラウン(70-26)セリカ(57-63)コロナ(79-62)
比較的リアルさに主眼を置いている太陽にはちょっと突飛な題材がかなり散りばめられています。
最初は久美ちゃんの悪戯から(^_^;)
そこに田口のじいさんの登場なのですが、この「りょうぞう」じいさん・・・って田口良ぞう?
記憶喪失で自首癖あり。
そんな時に発見された白骨死体は田口のじいさんの娘に酷似・・・・。
科捜研の女・美子が一係の非科学的捜査を多少小馬鹿にしながら、
復活・うそ発見器・催眠療法等、ありとあらゆる方法を以って事件を追及・・・というか田口のじいさんの追求(^_^;)。
一方、一係はマンションの大家・寺岡の無関心なそぶりと女性遍歴に着目。
でも、寺岡=旧・中川って、ジゴロなんですけど、抜けてるような・・・自分の行き慣れた店を愛引きに利用するのは、やっぱり結婚詐欺師としては失格じゃないか?
そんなこんなで科学捜査に振り回される感じだった当初の藤堂一家も復顔で思いついた奇策。
ボスもだんだん大胆になってきています・・・まあ、寺岡のような男を逮捕するにはこれしか方法が無かったと言ったらそれまでなのですが、しかしバクチ策ですよね。
和子のそっくりさんを捜す面々もコミカルだし(^_^;)
デンカ、バーゲンでもみくしゃにされても楽しそうだし(^_^;)
でも、最後にホロっとさせます。
あまりにも田口のじいさんが不憫すぎる・・・・思わずボスも自らの過去(父親がガンで死んだ)を告白したり。
寺岡が全て悪い訳ですが、娘を目の前で亡くしたと言っていい家族にとっては、自虐に苛まれるのは当然だとして、それに白血病の件もあった訳ですから、田口のじいさんの記憶がなかなか戻らなかったのも解るような気がします。
記憶を亡くしていても、贖罪の念に苛まれるわけですから、本当であれば半分「自己望遠防衛本能」の部分が大きかったと思いますが、それでも忘れられなかった不憫さは・・・。
実は軽快で突拍子の無い題材を取り入れながら、こういう深い問題提起もしているというのが、太陽らしいところであります。
太陽の作品というのは、全部説明しない。
その余白的な部分は視聴者が考えるという作業に与えられている部分だと思います。
それをどの視点で考えるかはその人ごとに違うわけですが、この作品は色々な題材を取り入れたことによってその考える幅がかなり広がっています。
それこそ、喜劇としてか悲劇としてかどちらかで観るかでも全然変わってくるわけで。
この辺りは一見しただけでは解らないところだと思います。
=科学捜査=
当時もそれなりに注目されていた部分だと思いますが、その科学捜査が主役になったのは、それこそ90年代から本格的になったと思います。
そういう意味では、美子の存在は当時としては珍しい存在だったと思います。
それにしても美子はかなりオールマイティな能力の持主。
=不思議=
*ゴリさん曰く、記者たちに「詳しい報告は課長からあるから!」・・・石塚さん、課長って誰ですか?(By記者)」
*高速に乗ってまで行きついた先が新宿の中華料理屋?多分、横浜の設定だったのかも。
*美子の仕事のスピードが早すぎ(^_^;)復顔ってあんなに早く出来るの?
=今回の一係=
久美ちゃん、手錠で遊んじゃいけません・・・って「御用だ!」は古すぎ?
しかし、久美ちゃんって好奇心旺盛すぎだ。。。
田口のじいさんの自首癖はデンカも引っかかったそうですが・・・デンカはもっと拗れたかも?
優しいから。。。
=ロケ地=
三信マンションは#90などでも使用されている。
特定まで到っていないが、目黒のSマンション?
新宿副都心
西新宿界隈
東京大飯店は新宿5丁目。