隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

テレビ Vol.503 『ドラマ 「男たちの旅路」』

2022年09月26日 | テレビ番組

隊長が観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第503回は、『ドラマ 「男たちの旅路」』をお送りします。

 

 


昭和51年(1976)2月28日から翌年6月25日にかけて、NHK総合テレビの「土曜ドラマ」枠で放送された『男たちの旅路』、『男たちの旅路 第2部』、『男たちの旅路  第3部』(全九話)が、2022年8月15日から8月25日までの平日に、同局 BS4Kにて、再放送されました。


放送当時、大好評を博したこの作品は、第4部、そしてスペシャルまで制作されました。今回は、その第1部から第3部までが、再放送されました。


脚本:山田太一。


山田太一さん脚本のTVドラマは、 『チロルの挽歌』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a385715ec6220154cb54816c2417b78d を、取り上げています。


製作:近藤晋、ほか。


音楽は、ミッキー吉野(ゴダイゴ)。


主演が、昭和62年(1987)に、62歳で亡くなられた鶴田浩二。


共演者:水谷豊、桃井かおり、森田健作、柴俊夫、前田吟、五十嵐淳子、池部良、志村喬、笠智衆、殿山泰司、加藤嘉、藤原釜足、長塚京三、根津甚八、高松英郎、ほか。

 

 

内容:元特攻隊の生き残りである警備会社の司令補・吉岡晋太郎(鶴田浩二)と、戦後生まれの若者達との世代間の断絶を、警備会社を舞台に描き出したドラマです。


戦後に生まれた、吉岡の部下の若手ガードマン・柴田竜夫(森田健作)や、杉本陽平(水谷豊)、島津悦子(桃井かおり)らと、世代間の考え方や価値観の違いを激しくぶつけ合いながら、当時のさまざまな社会問題を浮き彫りにしつつ、彼らが生きていく姿を、一話完結の物語で描き出しています。

 

感想:当時、注目度の高かった「土曜ドラマ」で、初めて脚本家の名前を冠し『山田太一シリーズ 男たちの旅路』として、華々しくスタートしただけあって、山田太一さんの脚本が秀逸です。


同時代の脚本家・橋田壽賀子さんのドラマ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/0c74ba730c3eef998e8499ef98b5c560 同様に、山田太一さんの脚本もセリフの一言一言に重みがあり、そして長いです。


その重厚な言葉が含まれた長セリフを、役者さんたちが脚本家の思いに答えて、活舌良く、語ります。


さすが、鶴田浩二さん、登場するだけで、絵になりますね。自らも特攻機の整備士として青春時代を過ごした体験が、吉岡に乗り移ったかのような迫力ある演技でした。


今では、ベテラン俳優と呼ばれる水谷豊(当時24歳:以下同じ)さん、桃井かおり(25)さん、柴俊夫(29)さんの演技も若手らしい生きの良さだけでなく、将来の演技派を感じさせます。第1部では、準主役だった森田健作は、政治の世界に転身してしまいましたが。。。


当時の人気若手俳優と言えば、第3部第2話「墓場の島」で地方出身の人気歌手を演じた根津甚八(29)さんも、存在感がありましたね。今年8月のトーク番組「ボクらの時代」で、小泉今日子さんが「根津甚八さんの大ファンだった」と語った https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f147fec805ab31547ad20902c8932e7 くらいですから。


「墓場の島」では、三人組女性アイドルグループ「キャンディーズ」も、登場します。三人の中の一人、伊藤蘭さんと水谷豊さんがその後に結婚するのですが、当時はお互いに全くそう思っていなかったでしょうね。


あと、興味深いのは、画面に登場するロケ地の様子です。今でも走っている「都電荒川線」の沿線に吉岡のアパートがある設定なのですが、当時の様子が偲ばれます。「都電荒川線」は、今年の夏の連ドラ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/42f889d2d42186450e8c1b47dbef7ee0 でも、効果的に使われています。


志村喬さん演じる施設入居者の高齢者たちが、その都電の留置中の車内に入り込み籠城したのが、第3部第1話「シルバーシート」です。当時は、まだ高齢者問題が真剣に考えられていなかった時に、センセーショナルなストーリー展開の物語になっていました。


渋谷区神南にある「NHK放送センター」でロケが行われたのが、第1部第1話「非常階段」。「NHKホール」で撮影されたのが、第2部第2話「冬の樹」。この回には、ドラマの音楽を担当したミッキー吉野が所属するロックバンド「ゴダイゴ」も出演しています。

 

最後になりますが、初回放送から既に46年。鶴田浩二さん以外にも、多くのスタッフ・出演者が、鬼籍に入られています;


近藤晋、池部良、志村喬、笠智衆、殿山泰司、加藤嘉、藤原釜足、長塚京三、根津甚八、高松英郎、など(敬称略)。


亡くなられた皆さんのご冥福をお祈りいたします。

 


==「テレビ番組」 バックナンバー ==
https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/c/17de26ad35859fd865f52645aba1b27d

Vol.1~490 省略。

Vol.491 2022/6/20 『ドラマ「今度生まれたら」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d7c54d0d7718dd5019ebf30070f4d887

Vol.492 2022/6/25 『2022年春の連ドラ総括』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/2fd8d0b3544587ccf1a4cfc21feeb1b1

Vol.493 2022/7/24 『朝ドラ「ちむどんどん」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/d36dc241b12bdf34b49a5c4cc87e5c15

Vol.494 2022/8/14 『大河ドラマ「おんな太閤記」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/61a17a58cf26f881b3864c341dd42ef9

Vol.495 2022/8/25 『ドラマ「ユニコーンに乗って」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/cde8f1c9326bc4b029764d952e413412

Vol.496 2022/8/29 『ドラマ「六本木クラス」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/92207faba93402d2664fb0ce60707665

Vol.497 2022/9/4  『ドラマ「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/42f889d2d42186450e8c1b47dbef7ee0

Vol.498 2022/9/5  『ドラマ「NICE FLIGHT!」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/89d0ee73841152c6dd99f24551233a86

Vol.499 2022/9/8  『ファミリーヒストリー「2022年2月~8月放送ピックアップ」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6840cd59b99eca242fc2ac82cc630fec

Vol.500 2022/9/11 『2022年夏の連ドラ総括』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/417ee767d359aac5d811814458b07432

Vol.501 2022/9/18 『台湾ドラマ「ロマンスは連載中」』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/4080e45285e5ca83bb21ba9030caab3a

Vol.502 2022/9/22 『ボクらの時代-2022年5~8月放送ピックアップ-』 https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/1f147fec805ab31547ad20902c8932e7

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
goo blogユーザーが出品しています
他の出品作品をマルシェルで見る
« 猛虎通信 Vol.143 『糸井嘉男... | トップ | 相撲 112番 『玉鷲 37歳10ヶ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

テレビ番組」カテゴリの最新記事