隊長が、観賞した「テレビ番組」を紹介するシリーズの第605回は、『「ものまね番組」 Part3』をお送りします。
民放テレビ各局の「ものまね番組」。1990年代の “ものまねブーム” の頃は、各局で争う様に放送されていましたが、今では番組改編期の特番やレギュラー番組の一コーナーとして放送されています。
ブログでは、これまでに 日本テレビ系列の 『ものまねグランプリ』、フジテレビ系列の『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』 と、フジテレビ系列『ものまね王座決定戦』 の三番組を、取り上げています。
今日ご紹介するのは、5月16日にTBS系列で放送された『アーティスト別モノマネ頂上決戦 俺にアイツを歌わせたら右に出るものはいない』と、8月12日にテレビ東京系列でオンエアーされた『今夜決定！本当に似てる昭和平成令和の歌まねランキング』の二本です。
「ものまね」 には、“鳴きまね”、“形態模写”、“顔まね（顔そっくり）”、“声ものまね”、“歌まね”、など、様々なジャンルがあります。
“鳴きまね” とは、動物の鳴き声をまねたり、サイレンなど音が出る物をまねる芸で、今では寄席でしか見ることが出来なくなりました。最近はテレビでお見掛けすることが、少なくなりましたが、ものまねタレントの福田彩乃（あやの）さんの得意芸でした。
“鳴きまね” が進化したのが、「ボイスパーカッション」ではないかと、隊長は思っています。
“形態模写” は、有名人の動きをまねる芸で、初期の頃のコロッケさんが、ちあきなおみさんや岩崎宏美さんの曲に合わせ、口パクでまねをしていましたね。
大分遠回りをしましたが、上記二番組は、“歌まね” に特化して放送しています。
『アーティスト別モノマネ頂上決戦 俺にアイツを歌わせたら右に出るものはいない』では、サザン、B'z、ミスチル、安室奈美恵、MISIA、ヒゲダン、YOASOBIなどビッグアーティストの歌声に最も似ているとされる人物を緊急招集し、対抗形式で、どちらがより似ているか勝負する禁断のモノマネ番組です。
MCは、満島真之介と山里亮太（南海キャンディーズ）。この番組の感想ですが、同じ出演者が複数のアーティストの歌まねをするケースと、一人だけする人がいて、公平感がない点。それと、歌まね中に、スタジオにいるゲストがワイプで映るのが、煩わしかったです。
『今夜決定！本当に似てる昭和平成令和の歌まねランキング』は、ものまねタレントが順番で歌まねをし、最高点を出した人を一位とするシステムです。
MCは、出川哲朗。進行役は、中原みなみ（テレビ東京アナウンサー）。番組では、最後に登場し、山下達郎の「RIDE ON TIME」を歌まねをしたビューティーこくぶが優勝しました。
感想ですが、選曲が点数に影響したのではと思われる点。ゲストの中田喜子が、歌まねをした坂本九を始め本物と共演または会ったことがあるとのトークには、引き込まれました。
両番組の良いところは、ゲストの著名人が審査をするのではなく、スタジオにいる一般視聴者が審査をするシステムです。どうしても、ゲスト審査員では、“忖度” の余地があるからです。
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