隊長のブログ

元商社マン。趣味:ヒップホップダンス、ジャズダンス、日舞(新舞踊)、旅行、映画、スポーツ観戦。阪神タイガースのファン。

街歩き 第14回 『湯島聖堂』

2014年01月08日 | まち歩き

 =写真をクリック・タップすると拡大画像が表示されます=

 

隊長の地元:東京都文京区内や近隣を散策する「街歩き」シリーズの第14回は、“日本の学校教育発祥の地” として知られる文京区湯島にある『湯島聖堂 (ゆしませいどう)』をお送りします。 

 

お正月に『神田明神』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/6bbf24d955f5f7bd7fb2216686b19721に初詣に行かれた方も多いと思います。

 

「神田明神」が入場制限をするほど混雑しているのに対して、「神田明神」の目と鼻の先にある『湯島聖堂』は、お正月でも訪れる人は疎らでした。 

 

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「湯島聖堂」の歴史は、1690年 (元禄3年) 徳川家康の信任が厚かった林羅山が、上野忍が岡 (現在の上野恩賜公園) の私邸内に建てた「先聖殿」が、江戸の聖堂の始まりです。

 

五代将軍将軍綱吉は、「先聖殿」を湯島の現在地に移転させ「大成殿」と改称して自ら額の字を執筆するなどして、手厚く庇護しました。

 

家斉の時代に、敷地が拡大され幕府直轄の学校として「昌平坂学問所」としました。

 

「昌平」とは、孔子が生まれた村の名前で、そこからとって「孔子の諸説、儒学を教える学校」の名前となりました。

 

その後、明治政府は「昌平坂学問所」を接収し、近代教育発祥の地と呼ばれるようになりました。

 

こうして見ると、孔子祀っている栃木県佐野市にある『足利学校』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/a5176439ef0e7885d0696740d4372627 と、どこか共通点がある様に思えます。

 

「湯島聖堂」に行くのは、最寄駅のJR総武・中央線 御茶ノ水駅の「聖橋口」から行くのが一番便利です。

 

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「聖橋」を超えて、階段を降り「相生坂」を下ると、正門があります。

 

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正門から入った左手にあるのが「仰高門」。“仰高” とは、論語の「仰之弥高 (これをあおげばいやたかし)」、即ち聖人の高徳を仰ぎ見るという意味です。

 

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その先に茂っている木が、「楷樹」です。中国山東省曲阜 (きょくふ) に植えられている名木。枝・葉が整然としているので、書道の楷書の語源ともなったと言われてます。

 

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「楷樹」の右手にあるのが「孔子銅像」。中華民国(台湾)から寄贈された、世界最大の孔子像です。

 

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次に現れるのが「入徳門」。1704年(宝永元年)に建造された木造の門です。“入徳”とは、聖人の教えで道徳に入るという意味。

 

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階段を上がったところにあるのが「杏壇門」。“杏壇” とは、曲阜にある孔子の教授堂の跡地を瓦葺にして壇(高台)とし、周囲に杏を植えて、そこに門扉が設けられてことから。

 

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「杏壇門」をくぐると、いよいよ「大成殿」です。“大成”とは、孔子廟正殿の名称。屋根の両端には火除けの守り神「鬼犾頭(きぎんとう)」が載っています。

 

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中に入ると、「孔子像」、想像上の神魚「鬼犾頭」、想像上の霊獣「鬼霊獣」等が厳かに、展示されています。

 

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「湯島聖堂」の敷地は、それ程広くないので、見学には1時間も有れば十分でしょう。

 

見学後には、「大成殿」に近い「明神門」から徒歩2~3分の「神田明神」に向かっても良いし、「聖橋門」から御茶ノ水駅に戻っても良いでしょう。

 

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尚、「湯島聖堂」の公開時間は、9:30~17:00(冬は16:00)で、入場無料ですが「大成殿」の公開は土・日・祝日のみですので、ご注意下さい。

 

又、「湯島聖堂」内にある、公益財団法人「斯文会 (しぶんかい)」では、論語、漢詩、漢文、漢字、等の公開講座を開設していますので、ご興味のある方は問い合わせてみて下さい。

 

「斯文会事務局」の住所は、東京都文京区湯島1-4-25 湯島聖堂内。電話番号 は、03-3251-4606です。

 

尚、「湯島聖堂」を含むお茶の水 (御茶ノ水) 地区の建物・お店の地図は、こちらでご覧頂けます⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/03f4bb16b6d51caf3fcbbd7481f9cd17

 

 

==「街歩き」バックナンバー 一覧==
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