桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

05~06北海道の旅⑦

2006-01-13 21:22:02 | 旅行記

翌日2日は、テレマーク組は朝食を取らずに三段山に向かった。ところが、宿泊予定のゆうが満室とのことで、再びゆわんと村に戻ってくることになった。かなり寂しくなるな、と思っていた矢先だったので、これはこれで良かった。

私は今日は箱根駅伝を見ることにしている。旧知の若者が選手として走るからだ。詳しく書くと身分を明かすことになるので書かないが、その若者は箱根駅伝に出ることを目標にその大学に進んだので、夢が叶ったのである。その箱根駅伝で走る若者の姿を見てみたかったのである。

ところが、その若者が走った区は首位争いが演じられたり、有名選手が出場したりした関係で、その若者はたすきを受ける瞬間と、計測ポイント、たすきを渡す瞬間の都合3回ほどしか写らなかった。しかも、その若者は、チーム全体の成績から見ると、完全にブレーキになってしまっていたのだ。彼はまだ3年。来年は快走を期待したい。

午後はkojiさんの運転で黒岳の湯に行った。層雲峡にさしかかる当たりから吹雪となり、黒岳の湯でも、雪が吹きすさぶ中で露天風呂に入った。

夕食は今夜もNさんとIさんの掛け合いが面白かった。この日は温泉に行く以外は動かなかったので、私はあまり食が進まなかった。

3日。いよいよ出発である。札幌まで普通列車で行くのは去年と同じである。旭川で途中下車して、山頭火でラーメンを食べた。札幌に着くと、室蘭方面の大雪の情報が流れていた。北斗星の出発時刻も未定とのことだった。当初は車内でパンなどを食べるつもりだった夕食を、地下街の店で済ませ、駅前の西武の本屋で立ち読みをして時間をつぶした。

結局北斗星は2時間遅れで出発した。シャワーを浴び、裏技を使ってすぐに寝入った。

目が覚めると宮城県内だった。北斗星はさらに2時間遅れ、都合4時間の遅れとなっている。これでは午後から出勤する予定が狂ってしまう。車内放送で、仙台から新幹線に乗り換えられる措置をとってくれるとの情報が入る。新幹線に乗り換えると北斗星の特急料金の払い戻し措置はなくなるのだが、北斗星の特急料金よりも、仙台から宇都宮までの新幹線特急料金の方が高いはずなので、新幹線に乗り換えることに決めた。

後は新幹線、東北線、両毛線を乗り継いで家に戻り、そのまま着替えて出勤した。今年も体重が増えてしまったのだろうか?その後体重計に乗っていない。

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05~06北海道の旅⑥

2006-01-12 20:40:32 | 旅行記

1日の夕食は毎年鍋物と決まっている。そしてここ数年は、Nさんの大食いがその食卓に花を添えてくれる。大食いといえば、ゆわんと村ではOさんという自衛官の人がつとに有名であったが、最近ではNさんが取って代わり、「ご飯3合N」というニックネームまであるほどだ。

今年も例年通り最初から飛ばしに飛ばす。しかも、近くにYさん、Iさんがいて、Nさんをはやし立てるものだから、Nさんもつい調子に乗ってたくさん食べてしまうのである。

大いに食べ、飲み、笑い、楽しんだ後、Nさんの姿が見えなくなってしまった。部屋に見に行ってもらうと、食べ過ぎてしまい、そのまま寝てしまったのだという。Nさんはそのまま寝てしまい、コーヒー勝負にも、プレゼント交換会にも参加しなかった。

1日はここ数年はお年玉プレゼント交換会である。今年は私は「魔女の宅急便」のジジのアイピローをネットショッピングで見つけ、購入して出すことにした。

プレゼントはゲームによって選ぶ権利を得たり、順番が決まったり、交換する相手が決まったりする。一昨年はピンポン球をスプーンで打つゲーム、去年は目隠し釣り、今年は昨年のニュースに関するテストだった。30問ほどの問題が出題され、それに答えるのだが、結構難しい。特に芸能ネタに弱い私は、そのあたりで結構落としてしまった。結局20点。ところが、他の人も結構難しかったらしく、Yさんが19点、長之介さんが18点と、何と1位になってしまった。私はOさんが出品したあるメーカーのノベルティグッズが欲しかったので、迷わずそれを選んだ。中には、豆乳カフェオレの粉末と、ぬいぐるみ、のぼりの付いたクリップが入っていた。このクリップが、特にお気に入りなのであった。私が出品したジジはよねちゃんのもとに渡った。

プレゼント交換が終わり、年末年始のイベントも一通り終わった。かつてはジェスチャー大会があり、それはそれで結構面白かったのだが、ここ数年は行われていないのがちょっと寂しい。簡略化したものでもいいから復活してくれないかなぁ、とも思う。

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05~06北海道の旅⑤

2006-01-11 22:15:44 | 旅行記

2006年が明けた。目が覚めると9時前だった。窓を開けて外の冷気を吸う。去年の正月はとても天気が良く、空も晴れ上がり、大雪の山々もくっきりと見えたが、今年は山には雲がかかっている。初日の出も見えず、東の空が輝いているだけだったが、初詣がちゃんと出来なかった代わりに、かつて祖母がそうしていたように、初日に向かって手を合わせた。

下に下りると皆が目を覚ましており、私が一番最後だった。間もなく朝食兼昼食のお節料理、雑煮が振る舞われる。清めの日本酒も、kojiさんから注いでいただく。ここでの年越しは9回目だけれど、毎年本当に美味しい。fukuちゃんの料理の腕は素晴らしい。

食後、テレマーク組5人はスキーに行くという。しかし、山に登るほどの時間はないので、ゲレンデで滑ろうという。一番近い比布スキー場は前日に行った人がいるので、旭川の神威スキー場に行くことにしたそうだ。それを聞き、私も久々にスキーをしたくなった。もちろん道具などはないが、大きいスキー場なので、レンタルがあるはずだという。様々なレジャー用品が車の中に入っているAさんも、グローブなどを貸してくれるという。ご厚意に甘えて、スキーツアーに混ぜてもらうことになった。

正月からスキーなんて酔狂な、と思う人もあろうが、何のことはない、スキー場では結構な数の人が滑っていた。道具を借り、早速滑ることにした。私とAさん、Oさんはさほど滑ろうとも思わないので、回数券を2枚買って、3人で分けて使うことにした。それで、ゴンドラに2回、リフトに2回乗ることができた。

それにしても、このスキー場周辺は良い天気である。ゴンドラに乗って山頂まで行くと、深川方面が一望できる。真っ青な空と真っ白な地面の対比が見事だった。

スキーをするのは実に3年ぶりだ。しかも慣れない板で滑るので、ちょっと怖い。ただでさえ下手くそで格好悪いのに、今日はいっそう腰が引けて、みっともなかったことだろう。他の2人がテレマーカーで、別々に行動しているのはむしろありがたかった。

結局4本だけ滑って終わりにした。私達3人は他の3人を残して先に帰ることにした。手巻き寿司とお節料理で一杯になったお腹をこなすのにはちょうど良い運動だったと思う。

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05~06北海道の旅④

2006-01-10 22:20:58 | 旅行記

今日の宿泊者は、ぐっち、Yさん、Iさんの4人で、いずれもお馴染みの方々である。にぎやかに語らい、夜は更けていった。(ちょっとばかりイビキに悩まされた・・・)

それにしても今年は寒い。翌日は餅つきをしたのだが、寒さがしんしんと伝わってくる。そんなわけで、今回の餅つきは、今までになく(私が参加したのはこれで9回目である)短時間で終わった。皆が急いでついたためか、餅は三臼ともとてもよくつけており、コシがありすぎるくらいであった。今回は私は大根おろしをからめて食べたのが一番美味しかった。

午後は新聞を買いにセブンイレブンまで往復1時間歩いて出かけたりしてだらだら過ごした。夕方になると、今回の年越しの面々が続々と到着した。Hさん夫妻、長之介さん、よねちゃん、Kさん夫妻、Aさん、Oさん、Nさん、Sさんが今回の年越しのメンバーだった。

初登場以来新鮮な話題を提供し続けているK夫人は、今年は様々なおしゃべりをする人形(プリモプエルというのだそうだ)を三体持参して来ていた。その人形に接するKさん夫妻の様子を見ていると、何とも面白かった。私も触ったり、声を掛けてみたりして楽しんだ。(今も「なぁにぃ~?」という声が鮮明によみがえってくる。)

夕食は手巻き寿司だった。NさんとYさんの食べ比べを見ているのが面白かった。それにしてもNさんは気持ちよく食事をする人だと思う。結婚を控えているNさんだが、お相手のFさんは、食事の作り甲斐があるだろうな、と思った。私も隣に座っていたK夫人に影響されて、いささか食べ過ぎてしまった。

以前と異なり、夜は特にイベントもなく、紅白を見たりして過ごした。紅白では、ユーミンと渡辺美里が印象的だった。紅白が終わる頃、初詣の準備をして出かけた。

神社は既に何人もの人が来ていた。私達は今年は一番乗りは出来なかった。二番目に並び、十二時の合図の太鼓が鳴り、初詣が始まった。私はNさんと並んでお参りをした。お参りの作法を気にしている間に、願い事をするタイミングを逸してしまった。

中途半端な気持ちのままにおみくじを引いたら大吉だった。中途半端な気持ちも消え失せた。皆は甘酒、私は温かい牛乳を戴き、ゆわんと村に戻った。そして年越しそばを食べたのだが、寿司を食い過ぎたので、無理に胃袋に流し込んだ感じだった。

以前ならこのまま3,4時くらいまでにぎやかに過ごすのだが、宿泊者の平均年齢が高くなった昨今は、皆早めに休んでいる。今年もそうだった。しんしんと冷え込む2006年最初の夜だった。

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05~06北海道の旅③

2006-01-06 20:50:36 | 旅行記

翌日はバスで札幌まで戻ろうかとも思ったのだが、時間が読めないので、列車で行くことにした。しかも、夕張線で南千歳まで行き、エアポートに乗り換えると、そのまま旭川まで行けるのである。

YHの方に、夕張を八時半に出る列車に乗りたいので送って欲しい、と伝えると、びっくりされてしまった。実は、このYHの最寄り駅は新夕張の一つ手前の沼ノ沢だったのである。私はてっきり、昨日送ってもらう時、夕鉄バスセンターから北の方に進んでいる、つまり、夕張の町中にYHがあるのだと思っていたのである。

ともかくも沼ノ沢から石勝線で南千歳に出るのだが、追分駅での特急通過待ちが面白かった。一旦ホームで乗降を行うと、ドアを閉め、そのまま線路を逆送し、側線を進んでいく。そして、ホームも建物もないところにぽつんと止まり、通過待ちをするのである。なぜそういうことが行われるのかよくわからなかった。そして、通過すると、改めて今度は別のホームに入り、乗降を行うのである。さっきの乗降で降りた人が、また乗り込んできたのは面白かった。どんな意図があったのだろう?

南千歳でエアポートに乗り換える。帰省客で一杯だが、何とか座れる。札幌でたくさんの客が降り、席が空いたので窓際に移る。ここから列車はスーパーホワイトアローとなり、旭川へ直行した。

旭川に着いた。さすがに寒い!耳の痛さが札幌と全然違う。道路が完全に氷の道と化している。旭川でお昼にすることにした。旭川でお昼にする時はラーメンを食べるのだが、決まって西山軒か山頭火である。この日は西山軒にした。初めてここに寄ったのは、初めて北海道で年末年始を過ごした時だった。あの時と味は変わっていないのであろうが、ここ数年の私には、ここのラーメンはいささか脂っこすぎるように思える。だから、スープはほとんど飲まなかった。

その後、例によってマルカツの富貴堂で立ち読みをし、何冊かの本を買い、快速きたみで上川に向かった。上川駅に着くと、kojiさんが迎えに来てくれていた。

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05~06北海道の旅②

2006-01-05 22:23:37 | 旅行記

目が覚めると函館だった。何でも1時間ほど遅れているらしい。本来なら函館では機関車付け替えのため長時間停車するはずだが、遅れているので、何と3分の停車である。これでは買い物もできない。食料を持参しておいてよかった。

一眠りして目が覚めると大沼公園だった。雪を頂いた駒ヶ岳が実に美しい。列車で来る時は夜が明けていないことが多く、駒ヶ岳を見ることはなかったが、今回はエルムに乗ったために、素晴らしい光景を目にすることができた。

その後は寝たり起きたりして札幌着。夕張へ向かうバスの時間まであまりないので、ちょっとした買い物をして地下鉄で大通駅へ。大通駅を上がったすぐの所にバス停があるのだが、何とも中途半端なところから出発するものだ。駅前や、大きなバスセンターから出て欲しいところだ。札幌在住の知人も知らなかった。

駅を上がったところがバス停だった。見上げるとテレビ塔があった。バス停の前のドドールコーヒーで時間をつぶす。

バスは半分くらいの乗客。後は夕張まで結構乗り降りがあり、20分ほど遅れて、2時間かかって夕鉄バスセンター着。夕張フォレストYHに泊まることになっているのだが、YHの方が迎えに来て下さっている。

YHは施設もきれいで、広いツインの部屋に通された。今夜はここで一人で泊まるのだそうだ。ベッドがふかふかなのも嬉しかった。風呂や洗面もきれいに整えられていて、気持ちよく使うことができた。

ここは何より夕食が素晴らしかった。野菜中心のボリュームあるもので、今まで泊まったYHでは、ニセコアンヌプリ、道中庵に並んでベスト3だった。

ホステラーは少なく、それよりもYHの経営者の家族の方の方が多く、ちょっと居心地悪かった。でも、スタッフの方はいろいろと声を掛けて下さったし、大きなストーブの前はとても温かく、読書も進んだ。

広い部屋で一人で寝るのはゼイタクでもあり、ちょっとばかり寂しくもあった。

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05~06北海道の旅①

2006-01-04 21:51:55 | 旅行記

年末年始は例によって北海道で過ごすことにした。一昨年飛行機で出かけ、時間は短かったけれど、すごく疲れたので、去年同様今回も寝台列車で往復することにした。

ところが、今年は切符が取れない!3年前だったと思うが、その時はB寝台のソロが簡単に往復で取ることができた。しかし、今年はB寝台すら取れないのである。あのJTBに頼んだのに!

しかし、これは後でわかったのだが、今、北斗星は普通のB寝台は少ししか連結されていないのである。しかも、禁煙車はそのうち1両しかない。これでは取れないわけである。JRも、個室を多くして、沢山もうけようとする魂胆のようである。ちなみに、帰りに乗ったB寝台は、ドアが付いていて、コンパートメントにできるようになっていた。

結局、JTBには、喫煙車であっても、当座取れる席を確保しておいてもらい、JRサイバーステーションのHPで暇さえあれば空席をチェックし、出かける前日にチケットを確保した。行きは結局北斗星がダメで、エルムになった。しかし、初日は札幌から夕張に行くことにしたので、できるだけ遅く着く方がいい。帰りは出来るだけ早く着きたかったので、北斗星2号の空席を見つけた時、すぐに変更をお願いした。

宇都宮から乗ったエルムもほとんど満席だった。でも、やはり禁煙車はよい。去年は喫煙車で地獄の苦しみを味わったので。エルムには自販機も売店もないことは承知済みだったので、パンやジュース類を買い込んで乗り込んだ。

北斗星ならシャワーを浴びたいところなのだが、エルムにはそれがないので、家を出る前に風呂に入っておいた。夕飯も済ませてある。あとは寝るだけなのだが、私の下段や向かいの誰がイビキをかくかもわからない。夜もまだ早いので、裏技を使って先に寝させてもらうことにした(裏技が何であるかはナイショ)。

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