桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

初めての沖縄の旅①

2006-01-14 19:14:51 | 旅行記

北海道関係の友人には、夏は北海道、冬は沖縄(屋久島や小笠原も含む)に行く、という人が多い。

私も数年前小笠原で新年を迎えたことがあるが、やはり私は南の島は向かない、ということを身を以て実感して帰ってくる結果に終わった。

その著書を愛読する、下川裕治の関心は、最近はアジアより沖縄に向けられているようだ。著書も沖縄関係のものが多い。同様に愛読する赤瀬川原平や向田邦子も沖縄を訪れ、優れた紀行文を残している。岡本太郎の「沖縄文化論」を読んで感動したこともあった。

そうした書物を読んで、斎場御嶽や久高島、城(グスク)群にも関心を持ち、訪れてみたいと思った。牧志市場も面白そうである。できたら摩文仁の丘の平和の礎(いしじ)も訪れてみたい。そして、風の吹き抜けるサトウキビ畑を歩いてみたい(森山良子の「サトウキビ畑」の詞を作品に書きたいとかねてから思っているのだが、実際にその光景を目にしてみないと書く資格はないと考えている。)。

そんなわけで、沖縄に一度は行ってみたいと思ってきたのであるが、どうも、これ、といったきっかけがなく、また、小笠原での苦い経験もあって、今ひとつ気持ちが向かないでいた。

ところが昨年の秋、星観荘が25周年を記念して沖縄ツアーを催すことを知った。星観荘の温泉ツアーには、これまで3回(舘山寺・周参見・小谷)参加したことがあるし、サンシャイン水族館や鎌倉でのイベントにも参加したことがある。

さらに言えば、幹事は以前星観荘で一緒になったことがあるKさんである。Kさんも沖縄フリークで、年に何回も沖縄を訪れている。早速電話をすると、いろいろと教えてくれた。また、共通の知人であるIさんも参加するという。カレンダーを見てみると、仕事関係の行事があるのだが、何とか都合が付きそうである。費用の面が心配だったが、航空券・ホテル・レンタカーを含めて3万円を少し超えるくらいだという。こちらも何とかなりそうである。参加することに決めた。

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