雲の峰いくつ崩れて月の山(松尾芭蕉「おくの細道」より)
この句は実際に月山を眺めた(訪れた)芭蕉が詠んだ句です。
今日は山形は月山に登りに来ました。今朝7時前に家を出、大渋滞の上り線を横目に、下り線をすいすい飛ばしたものの、月山の登山口に着いたのは12時過ぎ。やはり山形は遠かった!しかし、天気はすばらしく良く、山は夏特有の薄いもやはかかっているものの、空は高曇りで、登山口では心地よい風が吹き、ピーカンに比べればずっと登りやすそうです。
月山は豪雪地帯にある関係で、夏でも雪が多く残っています。遠くからでも雪が点々と残っているのが眺められたほどでした。かつては夏スキーのメッカとして知られましたが、今はどうなんでしょうか?それでも長く雪が残っていたと見えて、雪があった辺りでは、チングルマやニッコウキスゲなどがまだ咲き残っていました。月山は南側にスキー場があって、かなり上の方までリフトが付いており、夏でも営業しているので便利です。今回はこのようにスタートが遅かったので、最短ルートを取った次第。本来は北にある羽黒山から入り、月山に登り、湯殿山から下るのが正式な出羽三山の登り方だそうです。
正式といえば、俺は今までの登山で、これほど信仰のために上る人達に会ったのは初めてでした。富士山でも白装束の人はわずかながらいましたが、月山では多分20人くらいは会いました。そして、うち5人くらいは完全な修験者スタイルで、腰にはほら貝(!)まで付けており、しかも実際に吹き鳴らしていました。実際に吹いているのを見聞きしたのは初めてでびっくりしました。しかも、5人のうち1人は若い女性で、なおびっくりしました。
俺が登った東北地方の山は、確か八甲田山以外は全部、山頂に神社や祠が祭られていたと記憶します。中でも出羽三山は現在でも最も篤く信仰されている山であることを実感しました。なぜなら、山頂(月山神社が祀られている)に到達するのにはお祓いを受けなくてはいけないのです。しかもお祓い料を払わなくてはいけません。しかもお祓いも、一人一人にちゃんと行い、その後紙製の人形(ひとがた)に息を吹きかけ、それに厄を移して水の入った器に投げ入れて厄を落とすという念の入れよう。でも、下山の時に、何だか晴れやかな気分になったのは気のせいでしょうか?登っている途中、南に遠く朝日岳連峰が望めました。猛烈に登りたくなってしまいました。
この句は実際に月山を眺めた(訪れた)芭蕉が詠んだ句です。
今日は山形は月山に登りに来ました。今朝7時前に家を出、大渋滞の上り線を横目に、下り線をすいすい飛ばしたものの、月山の登山口に着いたのは12時過ぎ。やはり山形は遠かった!しかし、天気はすばらしく良く、山は夏特有の薄いもやはかかっているものの、空は高曇りで、登山口では心地よい風が吹き、ピーカンに比べればずっと登りやすそうです。
月山は豪雪地帯にある関係で、夏でも雪が多く残っています。遠くからでも雪が点々と残っているのが眺められたほどでした。かつては夏スキーのメッカとして知られましたが、今はどうなんでしょうか?それでも長く雪が残っていたと見えて、雪があった辺りでは、チングルマやニッコウキスゲなどがまだ咲き残っていました。月山は南側にスキー場があって、かなり上の方までリフトが付いており、夏でも営業しているので便利です。今回はこのようにスタートが遅かったので、最短ルートを取った次第。本来は北にある羽黒山から入り、月山に登り、湯殿山から下るのが正式な出羽三山の登り方だそうです。
正式といえば、俺は今までの登山で、これほど信仰のために上る人達に会ったのは初めてでした。富士山でも白装束の人はわずかながらいましたが、月山では多分20人くらいは会いました。そして、うち5人くらいは完全な修験者スタイルで、腰にはほら貝(!)まで付けており、しかも実際に吹き鳴らしていました。実際に吹いているのを見聞きしたのは初めてでびっくりしました。しかも、5人のうち1人は若い女性で、なおびっくりしました。
俺が登った東北地方の山は、確か八甲田山以外は全部、山頂に神社や祠が祭られていたと記憶します。中でも出羽三山は現在でも最も篤く信仰されている山であることを実感しました。なぜなら、山頂(月山神社が祀られている)に到達するのにはお祓いを受けなくてはいけないのです。しかもお祓い料を払わなくてはいけません。しかもお祓いも、一人一人にちゃんと行い、その後紙製の人形(ひとがた)に息を吹きかけ、それに厄を移して水の入った器に投げ入れて厄を落とすという念の入れよう。でも、下山の時に、何だか晴れやかな気分になったのは気のせいでしょうか?登っている途中、南に遠く朝日岳連峰が望めました。猛烈に登りたくなってしまいました。
登山は結局、登り1時間ちょっと、下り1時間と短いものでした。下山したら3時半でした。帰りにちょっと足を伸ばして羽黒山五重塔を見に行きましたが、途中正面はるか遠くに聳えていたのは鳥海山でした。これまた猛烈に登りたくなってしまいましたが、秋田はあまりに遠い! 実際に登れるのはいつのことになるでしょうか?
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