ふと思い立って、日本百名山の一つ、皇海山に登ってきました。目が覚めた時(5時)には強風が吹いていたので、出発を1時間遅らせたところ、これが幸いし、山では無風。天候にも恵まれました。
皇海山は群馬と栃木の県境にあり、俺の住んでいるところからはそれほど遠くありません。コースタイムも5時間半ほどということで、気軽に登ってこられるだろうと思って行ってみました。 ところが甘かった。いえ、登山そのものは楽だったのです。休憩含めて4時間で戻ってきましたから。
大変だったのは林道。あんな悪路は北海道でも経験したことがありませんでした。それを往復で1時間以上。運転は問題なかったのですが、大きな石がごろごろしていて、それがどれほど車の底に激突したことか!何とか家まで帰ってこられましたが、いつかガタが出そうで怖いです。登山口の駐車場には、俺の車よりずっと高級で、車高も低い車も何台もありましたが、大丈夫だったんでしょうかね?
昨日までの強風で、紅葉はかなり散っていました。途中の看板には、紅葉した葉が風に吹き飛ばされ、看板に叩き付けられて張り付いていました。風がいかにすごかったかがわかりました。
日本百名山に入っていて、今日もたくさんの人が登っていましたが、それに見合わないくらい、登山道は全く未整備でした。せいぜい標識が何カ所か出ていたくらい。皇太子は日本百名山を制覇するという目標をお持ちだそうなので、皇太子が登る時には、きっと大々的に整備されることでしょう。俺はそうした目的で整備された登山道を、北海道は羅臼岳で実際に見たことがあります。
山頂でデジカメのバッテリーが切れるというアクシデントに見舞われたのですが、ここで300万画素のケータイが実力発揮。見事にデジカメの代わりを果たしてくれました。 マナー違反の中高年の方は相変わらず多数いました。ぬかるんだ登山道を平気で外れる。登山道を外れた草地で大盛り上がりの大宴会。沸かしたお湯が余ったら、それを平気で捨てる。狭い山頂にたくさんの人が場所を譲りあって座っているのに、平気でたばこをふかす。急な斜面を石やロープにつかまってようやく降りてきている人を、下にいるこれから登ろうとする人が早くしろと急かす。もう、ほとほとイヤになってしまいます。
いずれにしても、二度と行きません。理由は悪路だけではありません。すばらしい天気で、眺めもすばらしかったから。初雪をかぶった日光白根山もきれいだったし、遠くには富士山も見えました。きっと、これ以上の天候と眺めに恵まれることもないでしょうし。
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