桑の海 光る雲

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登山の記57・幌尻岳①

2006-06-18 21:05:58 | 旅行記

幌尻岳は、百名山の中でも最も遙かなる山として知られている。いや、その気になれば日帰り登山も可能な山である。ではなぜそう呼ばれるのか。

それは途中に百名山で唯一の、十数回の渡渉があるからである。しかも最も深いところでは股あたりまで水が来る。急流の函を横切るところもある。

登山中に大雨に遭遇すれば、渡渉が不可能になり、身動きが取れなくなる。実際に日高地方が集中豪雨に見舞われた時は、幌尻山荘に一週間もの間登山者が閉じこめられたこともあったくらいである。

北海道の百名山を一つずつ登って、残りは幌尻岳のみになった時、ゆわんと村で知り合ったK宮さんのHPで、K宮さんの幌尻岳の山行記を読んだ。そして、それなりの装備をすれば、私のような人間にも登れるということがわかった。そして2001年の夏、ついに登ることに決めたのである。

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