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桑の海 光る雲

桑の海の旅行記・エッセー・書作品と旅の写真

夏の礼文

2022-08-19 22:35:57 | 旅行記
久しぶりにレブンアツモリソウの時期の礼文を訪れました。
昔見に行った群生地は笹が生い茂っており、レブンアツモリソウはほとんど見られなくなっていました。
一方、笹を剥いだところからは、種が砂に埋まっていたとおぼしきレブンアツモリソウが次々に芽生え、見事に花を咲かせていました。
レブンアツモリソウ






ホテイアツモリソウ

センダイハギ
ハクサンチドリ
エゾノハクサンイチゲ
ノビネチドリ
クロユリ
サクラソウモドキ
レブンハナシノブ
レブンソウ
エンレイソウ
オオバナノエンレイソウ
レブンコザクラ


ワタスゲの尾瀬沼

2022-07-11 20:57:27 | 旅行記
尾瀬には毎年のように行っていますが、今回は十数年ぶりに泊まりで行ってきました。今回は高校時代からの友人と一緒です。
大清水から入って長蔵小屋に泊まり、尾瀬沼の南岸を回って尾瀬ヶ原に下り、尾瀬ヶ原を横断しました。
ニッコウキスゲの時期にはまだ早かったのですが、ワタスゲとヒオウギアヤメが見頃で、どちらも当たり年のようで、特に大江湿原の見渡す限りのワタスゲの大群落と、尾瀬ヶ原のヒオウギアヤメの群落が印象に残りました。
一方でシカの食害は酷くなる一方です。水芭蕉が一番早く群落を作るテンマ沢湿原ではほとんどの水芭蕉の葉が食い尽くされていました。 












雄国沼のニッコウキスゲ

2022-07-03 22:21:32 | 旅行記
雄国沼湿原のニッコウキスゲが見頃、しかもここ数年では当たり年(礼文島やサロベツ原野も当たり年だとのことです。今週末行く予定の尾瀬沼はどうかな?)とのことで、早起きして出かけてきました。片道280㎞、3時間半の運転はなかなかきつかった。
喜多方の駐車場に車を停めましたが、既に八割埋まっています。折悪しくバスは出たばかり。しばらく待ってシャトルバスで金沢峠へ。
雲一つない真っ青な空の下、展望台から雄国沼を見下ろすと、湖畔の一角が一面黄色くなっています。
はやる心を抑えながら坂道を下り湖畔に出ました。黄色に染まった湿原に付けられた木道をたくさんの人が歩いているのが見えます。
木道に入るとまさにニッコウキスゲの絨毯。あちこちで足を止めてはシャッターを押します。それにしてもこれだけの見事な群落を見るのは、10年ほど前に尾瀬ヶ原で見て以来。しかし、尾瀬ヶ原のニッコウキスゲの群落はその後シカの食害でほぼ全滅してしまったので、現在これだけの群落はここでしか見られないでしょう。
木道を一周するだけでは飽き足らないので、もう一周しました。およそ1時間ほど群落に滞在したでしょうか。かなりの暑さでしたが、見事な眺めを堪能しました。
その後沼の対岸にある休憩舎に行き、対岸から群落を眺めました。その後金沢峠に戻り、バスで駐車場へ。
帰りに喜多方でラーメンを食べようと思いましたが、運悪くauの通信障害のためにスマホが使えず、やむなくナビが示してくれたラーメン店の中で、昔ながらの店であると思われる一軒を選び向かってみると店に前には既に行列。15分ほど並んで食べることができました。さっぱりして昔ながらの味、チャーシューも2種類の肉を使っていました。帰宅後調べてみると、喜多方で人気№2のまこと食堂という店でした。
昼食後はラビスパ裏磐梯で汗を流し、再度280㎞を運転して帰宅しました。



























西山峠のニリンソウ

2022-04-19 20:54:02 | 旅行記
高尾山の南にある西山峠北側の谷筋にあるニリンソウの群落が見頃とのことで出かけてきました。
最初は相模原インターまで行き、城山湖の駐車場に車を置き、関東ふれあいの道を歩いて見に行くつもりでしたが、城山湖の駐車場が閉鎖されたとのことで、高尾山の薬王院の駐車場に車を置いて出かけました。
甲州街道から南へ入る道を進むと、もうあちこちにニリンソウの群落が見られます。道が林道に変わり、沢筋の山道になったところから、たくさんのニリンソウが出迎えてくれます。
斜度がややきつくなり斜面が開けたところに出ると、お目当てのニリンソウの大群落でした。ちょうど見頃でとてもきれいでしたが、やや花の茎が伸びていて、もう数日前だともっときれいだったのではないかと思われました。
写真を撮った後で一旦西山峠まで登り、時間にゆとりがあったので三沢峠まで足を伸ばしました。関東ふれあいの道は多くのハイカーで賑わっていました。
ニリンソウお目当ての人がほとんどで、登山道は私も含めハイカーが列を成していました。帰りに山の所有者の方とすれ違いましたが、ニリンソウがきれいに見えるように、灌木を伐採したり、枯れ枝を片付けたりしてくれているそうです。ありがたいことですが、登山道のすぐ脇のニリンソウが踏まれている箇所も数多くあり、いずれはロープが張られたりしてしまうのかなとも思いました。
個人的には、かつて日記に書いた、長野県の某所にあるニリンソウの谷の方が面積も広く、また明るく開けているので好きかなと思いました。そしていつか、上高地にあるニリンソウの大群落も見てみたいと思いました。
ここのニリンソウはこのようにピンクがかったものが多いです。







ニリンソウとヤマブキソウ
これはイチリンソウです。ニリンソウよりずっと大きな花です。

長野市松代東条のあんず畑

2022-04-11 19:56:04 | 旅行記
長野市松代東条のあんず畑のあんずが満開とのことで見てきました。ここは千曲市(更埴)のあんずの里ほどには知られておらず、人も少なく、のんびりと眺めることができました。
ここが素晴らしいのは、あんず畑の向こうに北アルプスの山々が眺められることです。あんずの里からは高妻山と妙高山、飯縄山が見えますが、北アルプスは見えません。しかしここのあんず畑からは、かつて登った五竜岳~鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳の山並みがきれいに見渡すことができます。まだ観光地化されていない良さもあり、私はここのことを教えてくれた旅友達のSさんと同じく、こちらのあんず畑の方が好きです。
帰りには善光寺に立ち寄り、秘仏の前立本尊のご開帳を参拝してきました。思った以上に小さいので驚きました。まだ参拝者もそれほど多くなく、15分待ち程度で拝むことができました。
一枚目の写真の向こうに聳える山が左から順に爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳です。












初めてのグループ展

2022-03-28 20:49:51 | 日記
初めてのグループ展を開催しました。参加者の多くは大学で専門に書を学んだ・学んでいる人です。一方でこれまで全く書と関わりを持ってこなかった方も1人参加しています。
以前から私の周辺の20代の若い人で、書に取り組んでいても発表の場がないという人が何人もいるという話を耳にしていました。師匠に師事して書を学び、展覧会に作品を発表するというやり方もありますが、往々にして師匠の書風を強制されたり、展覧会出品に多額の費用がかかったりして、そうした若い人からは敬遠されてしまう風潮が、群馬のような田舎でも見られます。
しかし、そんな人でも気軽に自分の書きたい作品を書きたいように書いて出品する展覧会を開こうと、参加者の皆さんで意見が一致し、ようやく開催の運びとなりました。
また、普段書と縁のない生活をしながら、日頃の活動から優れた書のセンスをお持ちだと睨んだ方に声をかけたところ、出品を快諾して下さいました。そうした書と縁のない方でも参加できる展覧会ということで、少しでも書の裾野を広げ、書に関わりのない人でも書展に足を運んでもらいたいという思いもありました。
私の師匠は「自分の好きなものを好きなように書く」という姿勢を教え子達にも奨励された方でした。そうした書のあり方をこの展覧会で実現したいと思っていました。
作品の出来は別にして、それを何とか実現できたように思います。様々な書風・書体の作品が並び、普通の書展で見られるような作品がある一方、いわゆる現代アートのような作品や、普通書では扱わないような題材を取り上げた作品が同じ空間に並べられ、悪く言えば統一感のない、良く言えばバラエティに富んだ作品の並ぶ、これまで県内の書展ではあまり目にしたことのないような興味深い空間が出来上がりました。
出品者も50代と20代がほぼ同じ人数出品しており、出品者の平均年齢がこれだけ低い書展は県内では存在しません。そういう展でも目新しい展覧会であったと思います。
わずか2日半の会期でしたが、250人を超える方々が見に来て下さり、常にお客様がいる状態が続きました。私は隣の部屋で勤務校の書道部展も一緒に開催していたので、昼食に出たとき以外は座っている暇がないほどでした。
第2回展は来年の同時期に開催する予定です。同じように発表の機会を探していた若い新たな参加者も、今回の展覧会を通して1人加わりました。ひとまずは展覧会開催に協力して下さった皆さん、見に来て下さった皆さんに心より感謝申し上げます。
写真はグループ展に出品した拙作です。

黒滝山不動寺の紅葉

2021-11-23 20:53:01 | 旅行記
南牧村にある黒滝山不動寺の紅葉が見頃とのことで出かけてきました。
寺の西側には岩壁がそそり立ち、午後は全く日が当たらなくなるので、午前中に行くべきとのアドバイスに従い、車がすれ違うのも困難な急な坂道をようやくのことで登り切って駐車場に車を停め、さらに坂道を登って、誰もいない境内をのんびり写真を撮影して回りました。
紅葉はまさに見頃、午前の日に照らされ、青空をバックに見る紅葉は本当に見事で、ここ数年では一番きれいだと思いました。
この寺は山奥にあるため、自由に鐘を撞くことができます。賽銭を入れ、久しぶりに一撞きしました。鐘の音は思いのほか大きく驚きましたが、谷間にずっと響き渡っていくのが印象深かったです。
















風街オデッセイ

2021-11-06 20:46:58 | 日記
作詞家松本隆の活動開始50周年を記念したイベント、風街オデッセイに行ってきました。朝の通勤中に聞くラジオで宣伝していたので、申し込み開始日に申し込んだところ見事当選。しかもアリーナ席でした。
実は武道館ライブはおろか、武道館に入ったのも初めて。それにアリーナ席はステージが近い!年を取ってだいぶ落ちてきた視力ですが、18列目でもちゃんとアーティストの表情が見て取れました。我が目に感謝感謝。
演目はすべて松本隆作詞の歌です。その歌を提供されたアーティスト本人が歌うのと、別のアーティストがカバーするのとが混じっていて、3時間(予定は2時間半)があっと言う間。まさに満喫しました。紅白歌合戦もこれまで2度見に行っていますが、今回はステージに近かったことも合わせると、過去最高のライブだったと思います。
はっぴいえんども良かったですが、私が感動したものを挙げると
B’z「セクシャルバイオレット№1」(元歌は桑名正博)
斉藤由貴「卒業」「初戀」
大橋純子「シンプルラブ」
横山剣「ルビーの指環」(元歌は寺尾聰)
太田裕美「木綿のハンカチーフ」「雨だれ」「さらばシベリア鉄道」
安田成美「風の谷のナウシカ」
森口博子「リップスティック」(元歌は桜田淳子)
イモ欽トリオ「ハイスクールララバイ」
C-C-B「Romanticが止まらない」「Lucky Chanceをもう一度」
アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」
全30曲だったので半分以上感動した、というより感動の連続でした。特にB'zと斉藤由貴は、これを見に来るのが目的だったので、本当に本当に最高でした。松本隆は松田聖子への歌詞の提供も多いので、松田聖子もサプライズで登場するかなと思っていたけれど、さすがにそれはありませんでした。一方、桜田淳子と寺尾聰の歌は本人の歌で聞きたかったです。
B’zや大橋純子のときは会場もノリノリで、本来なら皆立ち上がるところでしたが、このライブでは着席のみ、声援禁止だったのでかなり残念でした。でも、状況次第では中止になったかも知れないイベントなので、これも仕方がありません。
昨日の今頃は斉藤由貴の歌を聴いていた頃でしょうか。いまだに余韻に浸っています。
 

40年目の墓参

2021-11-03 21:31:00 | 日記
多磨霊園にある向田邦子さんのお墓に、ようやくにお参りに来ることができました。向田さんが今年で亡くなって40年です。これまでの思いを込めて墓前に合掌しました。
写真は墓石ではありません。墓石の横に立てられた。本を開いた形を象った慰霊碑です。右側の文字は、森繁久彌氏がみずから小文を草し揮毫したものです。「花ひらき はな香る 花こぼれ なほ薫る 久彌」と書かれています。左側は向田さんが赤坂に開いていた「ままや」のメニューを揮毫していた編集者の柿内扶仁子さんが筆を執っています。
今日も心あるファンの方とおぼしき女性が掃除をされていました。おかげで墓域にはゴミ一つなく、墓石もこの石碑もきれいに磨き上げられていました。ありがたいことです。
 

八ヶ岳(白駒池~天狗岳~硫黄岳)

2021-10-07 20:40:54 | 旅行記
八ヶ岳に登ってきました。
一日中高曇りで眺望はいまいちでしたが、遠くの山々まで眺めることができました。
計画では白駒池から天狗岳を往復するつもりだったのですが、欲張って硫黄岳まで足を伸ばしてしまいました。結果的に18㎞ほどを歩いたのでものすごく疲れ、帰りは酷い筋肉痛で、アクセルペダルやクラッチペダルを踏むのにも苦労するほどでした。
西天狗岳
東天狗岳と遠くに奥秩父の山々
西天狗岳と東天狗岳
手前に根石岳、真ん中に硫黄岳、奥に赤岳と阿弥陀岳
西天狗岳と左奥に槍穂連峰
東天狗岳
西天狗岳と根石岳と東天狗岳
横岳と赤岳と阿弥陀岳
横岳と赤岳
硫黄岳から天狗岳を振り返る
硫黄岳の爆裂火口壁
夕映えの北アルプス連峰を望む・右端は蓼科山
夕映えの乗鞍岳
夕映えの槍穂連峰
夕映えの立山と剱岳(手前のアンテナ群は美ヶ原)
夕映えの爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳と五竜岳